何度でも行きたくなる憧れの街「水の都・ヴェネツィア」の1日散策スポット!
中世に海運国家として繁栄を遂げた「ヴェネツィア」。
ラグーナと呼ばれる潟の上に小さな島々が120島も集まって形成されてた水の都・ヴェネツィアは、
1987年「ヴェネツィアとその潟」の名で世界文化遺産に登録されています。
サン・マルコ広場やリアルト橋など、映像や雑誌などでよく目にしているヴェネツィアは、
ヴェネツィア本島で、その観光スポットは、大運河(カナル・グランデ)が街を半分に分けるように流れ、
400の橋で結ばれた無数の運河をゴンドラが優雅に進んでいく街並みそのもの!
一度訪れたら何度でも戻ってきたくなる街の路地歩きやパノラマなど、一日で散策してきた
ヴェネツィアの魅力的なスポットを紹介します。
サンタ・ルチア駅
ヴェネツィアの玄関口「サンタ・ルチア駅」からスタートします。
旧市街の交通手段は、徒歩か ヴァポレット(Vapoletto)という水上バスです!
徒歩だけでも観光はできますが、石畳の街歩きはけっこう疲れるので、1日の終りには足を引きずって
歩くことになっちゃいます。(経験者😂)
水上バスを観光に取り入れると、運河沿いの景色を楽しみながら楽に効率よく移動できます!
さて、駅を出ると向かい側に水上バス(ヴァポレット)の乗り場があるので、大運河(カナル・グランデ) を
進む「2番線」でリアルト橋までアクセスします!
カナル・グランデを進むヴァポレットのなかで、よく利用するのが1番と2番です。
「1番」は各駅停車で、「2番」は「リアルト橋」まで直行なので大運河を早く移動できますが、
1番に比べて本数が少ないので運よく2番に乗れれば、目的地により早く到着することを覚えておきましょう。
チケットは1回券と24時間券があるので、離島の観光を予定しているなら迷わず24時間券を購入しましょう。
購入方法や使い方は、最後の章で説明します。
リアルト橋
水の都・ヴェネツィア市内には400以上もの橋が架かっています。
その中で最も美しいといわれる「リアルト橋」は、16 世紀に再建された石造り屋根付きの橋で、
大運河(カナル・グランデ)に架かる4つの橋の中で最も大きな橋です。
橋の上には高級宝石店などのショップが並び、とても華やかでツーリストで賑わっています。
リアルト橋付近には、様々な種類のお店が店舗を構えていてウインドーショッピングも楽しめます!
フォンダコ・ディ・テデスキ 屋上テラス
リアルト橋の近くに位置する「フォンダコ・デイ・テデスキ(Fondaco dei Tedeschi) by DFS」という
高級ショッピングモールの屋上テラスからは、ゴンドラやヴァポレットが通り過ぎていく
カナルグランデ(大運河)沿いのヴェネツィアの街を一望することができます!
ヴェネツィアの絶景はサンマルコ広場の「鐘楼」が有名ですが、混雑しているとかなり並びます。
こちらは完全予約制なので、列に並んで時間を無駄にすることもなく、テラスからゆっくりと
ヴェネツィアのパノラマを360° 楽しめます。
しかも物価の高いヴェネツィアで入場料は無料なので、まさに穴場スポットです!
フォンダコ・ディ・テデスキ屋上テラスへの入場のしかたの記事を読む
運河を眺めながらジェーラートの食べ歩き
ヴェネツィアで一番人気のあるといわれるジェラート店「SUSO」🍦
ジェラートの上に可愛いビスケットを乗せてくれます!
人気があるので、いつも長い列ができていますが、並んでも食べてみる価値ありです!
恋のパワースポット「ため息橋」
日没時にゴンドラに乗ったカップルがこの橋の下でキスをすると、永遠の愛が約束されるという
伝説があるロマンチックな場所です!
ですが「ため息橋」が架けられた16世紀には、このようなロマンチックな伝説などはありませんでした。
というのも、橋は宮殿の尋問室から運河を隔てた対岸の牢獄へ行くために造られたものだったからです。
囚人がこの通路を通って牢獄へ行くときに、格子窓から最後になるであろうヴェネツィアの美しい景色を
眺めながらため息をついたことにちなんで、19世紀にイギリスの詩人バイロンによって
橋の名前が付けられたそうです!
ヴェネツィアに来たら必ず体験したいゴンドラ遊覧!
オプショナルツアーに申し込めば、ゴンドリエーレと面倒な値段の交渉をせずに運河の遊覧が楽しめます。
ヴェネツィア ゴンドラ遊覧 30分コース <貸切> 詳細を見る
サンマルコ広場
サン・マルコ寺院や天高く聳え立つ鐘楼、ヴェネツィアンゴシック建築の傑作ドゥカーレ宮殿など
観光スポットが建ち並ぶサンマルコ広場は、「世界一美しい広場」と称される場所です。
この広場は、かつてヴェネツィア共和国の政治経済の中枢として機能した場所で、
回廊で囲まれた長方形の広場には、老舗カフェが並び大勢のツーリストで賑わうスポットとなっています!
広場を眺めながら優雅にカフェ...といきたいところですが、お値段が高いことでも有名なので、
こちらはお財布と相談してから優雅なひと時を過ごした方がよさそうです。
サンマルコ寺院
サンマルコ寺院は、ヴェネツィアの守護聖人「聖マルコ」の遺体を祀るために建てられました。
9世紀に建てられたビザンチン様式の建築ですが、現在までに数多くの修復作業を繰り返し、
ロマネスク、ゴシック、ルネサンス様式と様々な建築様式が取り入れられています。
外観の精巧な装飾からもみられるように、壁一面を覆う金のモザイクや、床に広がる
多色大理石のモザイクは一見の価値があります。
入場には長い列ができるので、時間に余裕をもっていくようにしましょう!
ドゥカーレ宮殿
ベネチアンゴシック建築の傑作「ドゥカーレ宮殿」は、7世紀末期から1000年以上にわたって
栄華を誇った、かつてのベネチア共和国の総督私邸、評議会、裁判所、牢獄などがあった場所です。
現在は、博物館として総督の部屋、武器庫、牢獄などの見学が公開されています。
宮殿は水路を挟んで牢獄とつながっていて、これが前章で紹介した「ため息橋」です!
日本語ガイドが案内する「サンマルコ寺院&ドゥカーレ宮殿入場+ゴンドラ遊覧」ツアー内容を見る
鐘楼
サンマルコ広場に聳え立つベネチアで一番高い
レンガ造りの鐘楼の高さは99mです。広場を見下ろすように建つ重厚な鐘楼へは、
エレベーターでのぼることが出来き、塔の上からは360度の素晴らしいパノラマが楽しめます。
✎﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏
鐘楼 (Campanile)
見学時間:9:30~21:15 (最終入場20.45迄)
入場料:一般 € 10 / 子供(6歳まで) 無料
*天候不順の場合は入場出来ないこともあります。
詳しい情報
時計塔
初期ルネッサンス期に建てられた天文時計塔は、500年以上も海運国家ヴェネツィアを見守ってきました。
美しいラピスラズリの24時間表示の文字盤の周囲は、十二宮の金の浮き彫りで装飾され、
航海に出る時期や期間、潮の干満を知らせる重要な役割を果たしていたそうです。
上部にはヴェネチアのシンボル・有翼のライオン像と聖母像...
正午になると、塔の上にあるからくり式のムーア人のブロンズ像が、美しい鐘の音を広場に響かせます。
時計塔には上ることができます。ただし塔の内部は、急な階段と狭く小さな空間で構成されているので、
訪問者は 6 歳以上である事、妊娠中の女性、閉所恐怖症などのある方の訪問は推奨されません。
チケットは、VIVATICKET のオンラインで購入可能です。
ヴェネツィアならではの街並み
ヴェネツィアの旧市街では車や自転車というものが走っていないので、交通手段はヴァポレットと徒歩です。
そのうえ旧市街は狭い路地が入り組んでいる場所がたくさんあって迷路のよう...。
「えっ?こんな通りで人と行き違えるの?」とか...この道は出口があるんだろうか...
なんて思いながら、中世の世界に入り込んでしまったような感覚が味わえます!
ヴェネツィアには400もの橋が架かっているので、橋を渡るたびに水路を進んでいくゴンドラに出会います。
昔から残る街並みとゴンドラが優雅に進んでいくこの光景は、ヴェネツィアでしか見れない素敵な風景です。
建物内の見学もいいですが、1日しか見学に時間が取れない場合は、歩きやすいスニーカーと身軽な服装で
街歩きをするのがおススメです!
ヴェネツィアの移動の仕方
前章でも説明していますが、ヴェネツィアの移動は徒歩と水上バスです。
いちど水上バスに乗ってしまえば、ああこんなもんなのかな~って感じなのですが、
たくさんの水上バス乗り場を見ると、どれに乗ればいいのか迷ってしまいます!
乗り場には「A」や「B」などと書いているように、水上バスの路線によって乗り場が違います。
水上バスにもがあるので、乗り場と水上バスの番号をしっかりと確認してから乗船しましょう。
チケットの購入方法と引換場所
チケットは、サンタルチア駅の構内の窓口や乗り場付近でも購入できますが、混雑時にはけっこう並ぶので、
「Venezia Unica」の 公式サイト から購入しておく時間が節約できます。
公式サイトからは、トイレのチケットも販売しています。
ちょっと笑ってしまいましたが、ヴェネツィアは公衆トイレも有料なので便利かもしれませんね。
- ヴァポレットの1回乗車券(75分有効):7.5ユーロ
- 24時間乗り放題乗車券(有効時間は最初の利用から):21ユーロ
現地のACTVチケットポイント、またはACTV券売機でPNRコードとチケットを交換します。
(「PNRコード」の有効期限は24ヶ月です)
サンタルチア駅を出ると正面左手にACTV券売機があるので、こちらでチケットを発券しました。
ローマ広場(Piazzale Roma) にも同じような券売機があり、こちらは2番の水上バスの始発駅なので、
良い席を確保したいかたは、こちらまで足を延ばすのもいいかもしれません。
その他のACTVチケットポイントの場所は、こちらから チェック!
チケットの使い方
ヴァポレットの乗り場は水上に浮いていて、足場がすこし揺れます。いざ乗船です!
発券されたACTVのチケットは、厚紙の中にマイクロチップが埋め込まれているICカードです。
1回目に読み取り機にかざした瞬間から、有効期限がスタートします。
24時間券を購入した人も、乗船時は毎回カード読取機にタッチして入場します。
チケットをかざすと、ピッ!という音がしたらOKです。
ヴェネツィアの離島・ムラーノ島やブラーノ島へも同じチケットでアクセスできます。
ヴェネツィア本島と離島の観光を予定している場合は、24時間券を購入して正解です!
ムラーノ島やブラーノ島は、どちらの島も1時間もあれば島の観光ができるので、ヴェネツィア本島の
美術館など建物内をじっくり見学しない限り、1日ですべて見ることができます。
ヴェネツィアの離島については、別ページで説明しています!
素敵な場所なので、ヴェネツィア本島と合わせて観光してみてください。
ヴェネツィアの離島・「ブラーノ島」でポップアートのような街並み散策!
ベネチアングラスで有名な「ムラーノ島」ってどんなところ?
個人では心細い人には現地ツアーもあるので大丈夫!
ヴェネツィア 離島めぐりツアー をチェック!