神戸市立森林植物園は、六甲山の自然を生かし、世界各地の樹木約1200種が植林された
142haもの広大な面積を持つ植物園です。
園内では日本や世界の地区ごとに分かれた森めぐりをしながら、春にはさくら、つつじ、しゃくなげの花、
梅雨時のあじさい、初夏の新緑、秋のもみじなど四季折々の森の自然を楽しむことができます。
また、時期に合わせてさまざまなイベントも開催しており、6月頃に園内を埋め尽くすあじさいや、
11月のもみじは特に有名です。
園内をうめつくす紫陽花
6月〜7月にかけて、5万株をこえる色とりどりのアジサイが園内を埋め尽くします。
あじさい園やあじさいの小径が整備され、六甲の名花といわれるシチダンカをはじめ、ヒメアジサイ、
コアジサイ、ガクアジサイなど、約25種350品種のアジサイが植栽されています。
幻の花と呼ばれた「シチダンカ」
「シチダンカ」は、幕末に日本に滞在した医学者シーボルトが「日本植物誌」で紹介したもので、
130年もの長い間誰の目にも留まらず1959(昭和34)年に六甲山で発見されるまで、
「幻の花」と呼ばれていた珍しいアジサイだそうです。
六甲ブルーと呼ばれる「ヒメアジサイ」
あじさい坂には、六甲ブルーと呼ばれる沢山のヒメアジサイが色鮮やかに花を咲かせています。
ハート形のアジサイや街とは少し違った森の中のあじさいが楽しめます。
広大な敷地には
生きた植物本来の姿を樹林として見ることのできる総面積142.6haの広大な植物園には、約1,200種
(うち約500種は外国産)の木本植物を中心に、北アメリカ産樹林区、ヨーロッパ産樹林区、
アジア産樹林区、日本産樹林区(北日本区・照葉樹林区・日本針葉樹林区)といった原産地別に、
自然生態を生かした樹林として植栽展示が行われています。
参考:神戸市立森林植物園公式サイトより
園内には、売店や喫茶店もあります。
開湯から1400年あまりの歴史をもつ有馬温泉は、神戸市北部にある日本三古湯の1つで、
毎年国内はもちろんのこと海外からも多くの観光客を迎える温泉地です。
かつて、豊臣秀吉も愛したとされる有馬温泉の公共湯や散策スポットを紹介しています。
服装について
園内の通路は、舗装された場所が多く歩きやすくなっていますが、敷地がかなり広く坂や階段も
結構あるので、歩きやすい靴で訪れることをお勧めします。
基本情報
施設名:神戸市立森林植物園 [Kobe Municipal Arboretum]
所在地:神戸市北区山田町上谷上字長尾1-2
TEL.078-591-0253
開園時間:9時~17時(入園は16時30分まで)
休園日:水曜(祝日の場合は翌日) *年末年始は12/29~1/3
入園料:大人(高校生以上)300円 、小人(小中学生)150円
♦ 3園共通(森林植物園・須磨離宮公園・相楽園:大人900円、小人450円(購入日から1年有効)
アクセス
神戸電鉄・北鈴蘭台駅東口から森林植物園定時無料送迎バス約10分(1時間に1本)、
三宮バスターミナルから市バス25系統「森林植物園」行(土・日・祝日の季節運行・所要時間約40分)
♦ 駐車場料金(1日)/700台駐車可 乗用車500円
駐車場入り口で入園料とともに支払う。
入園料の割引について
- 小中学生の場合は、のびのびパスポートを提示すると入園料が無料になります。
- 兵庫県内に在住で65歳以上の場合は、運転免許証や健康保険証などの証明書を提示すると、
入園料が無料になります。 - コープこうべの組合員証、JAF会員証、イオンカードを提示すると、入園料が1割引きになります。
まとめ
神戸市立森林植物園は、市街地から近い六甲山地の一角にあり、鶯の鳴き声を聞きながら、
美しい自然の植物や野鳥を観察できるハイキングスポットです。
また、自然の植物の観察だけでなく、多目的広場やスポーツ広場なども設けられているので、
家族で1日を過ごすレジャーの場所としても最適です。
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ショッピングに使ったり、イオンシネマの割引など特典の多いカードですが、
神戸市立森林植物園や須磨離宮公園の入園料も1割引きになります!