日本最古の厄除けの霊地で、身代わり「ひながた」で厄払いをするという神戸の厄神さん
「多井畑厄除八幡宮」にお参りしてきました。
参拝順序や境内とその周囲の様子も含めて紹介します。
多井畑厄除八幡宮とは?
時はさかのぼり西暦770年光仁天皇(709-781)の代に疫病が大流行し、それを鎮めるために大和、山城、
河内、摂津、和泉の五畿内の国境10ヶ所に疫神を祀り、疫祓いが行われたと「続日本紀」に記されています。
多井畑厄神八幡宮は古山陽道の摂津と播磨国の国境に位置していた為、その一つとして疫神が祀られ、
一の谷の合戦の際には源義経が、ここで戦勝祈願をしたといわれる歴史的な場所です。
毎年1月18~20日の3日間は「厄除大祭」が行われ、多くの方が1年の厄払いの為ここに訪れます。
ひながた厄払いとは?
人の形をした紙に名前と数え年を書いて、これに災いや穢れを移し本人の身代わりとして水に流す
昔から伝わる身代わりの厄除け祈願です。
平安時代には、宮廷や貴族の間では陰陽師によってこの行事が行われました。
多井畑厄除八幡宮公式サイトより引用
境内
本殿へは最初の大きな鳥居をくぐってから、急な石段を上っていきます。
そして2番目の鳥居をくぐり、石段を上ります。
納札所
鳥居をくぐって左手に納札所があり、ここで古いお札やお守りを納めます。
手水舎
さらに石段を上って手水舎があるので、ここで身を清めてから本殿へと向かいます。
本殿
こちらの本殿でお参りをします。
ご利益:厄除、開運、家内安全、交通安全
本殿の右手におみくじやひながたが用意されています。
ひながた(200円)に名前と数え年を記入し、ひながた行事の準備をします。
高良社と稲荷社
本殿の左手には「高良社」と「稲荷社」が鎮座しています。
「高良社」の右手の急な階段が「ひながた」の行事を行う疫神祭塚へと向かう参拝順路となっています。
こちらも結構急な石段ですが、これを上り疫神祭塚へと向かいます。
疫神祭塚
「ひながた」の行事が行われる疫神祭塚です。
こちらで、ひながたを自分の身代わりとして水に放します。
日本最古の厄除けの霊地での厄払いは、ご利益が最大にあるように感じられます。
社務所
こちらの社務所で、厄除祈願をお願いします。
お守りやお札、オリジナル朱印長など各種用意されていています。
御朱印
御朱印もこちらでいただけます。
公式サイトには書置きとされていましたが、手書きでいただきました。
初穂料 500円
帰りは鳥居をくぐらず左手に進むと駐車場に出ることができます。
隣接の奥須磨公園へもここからアクセスできます。
多井畑厄除八幡宮へのアクセス
住所:神戸市須磨区多井畑 字宮脇1番地
受付時間:9:00~17:00
無料駐車場あり
交通アクセス
JR神戸線「須磨駅」、山陽電鉄「山陽須磨駅」または、神戸市地下鉄「名谷駅」から
バスで15分、「多井畑厄神」下車すぐ
駐車場の前がバスの停留所になっているので、バスを降りたら目の前が多井畑厄除八幡宮です。
無料駐車場の利用時間:9:00~16:00
大型バスなども駐車できるかなり広い無料駐車場があります。
初詣や厄除大祭などの特別な行事がなければ、問題なく駐車できる広さです。