皆さんは一カ月にどのぐらい携帯料金を支払っていますか?
母に聞いてみると、「え~っと・・・通話料と4GBのデータ量を含めると8000円くらいかなあ?」
という答えが返ってきました。
「えっ高い!」
自宅にWi-Fiがあり、コロナと年金生活で外出の機会が以前より少なくなった母親が、
4GBのデータを消費する機会はめったになく、月に1GBほどしか消費していないのに、
なんとなく継続していた高い携帯料金。
私は、イタリアで自分で購入したiPHONEにSIMを差し込めば、インターネットと通話が利用できて、
30GBの通信量と通話料、100SMS込みで8ユーロ(約1000円)のFAST WEBという会社のプランを
利用していたので、日本でこんなに高い携帯料を支払うのに驚きました。
一時帰国してから、しばらくの間は携帯のWi-Fiをレンタルしていたのですが、3カ月経ったころに
日本の電話番号の必要に駆られて格安SIMの検索を始めたので、調べたことをここでまとめてみます。
日本のスマホ代はなぜ高い?
高いスマホ代は、ドコモ・au・ソフトバンクといった3大大手のプランであるということです。
最近、大手キャリアが、主に大容量データプランや20GBといったデータを比較的多めに使う人のための
値下げを行いましたが、1GBや3GBなど低容量については大幅な値下げがされることはないようです。
実際、自宅にWi-Fi環境があれば、殆どの利用者は3GBの容量を消費することはないように思います。
スマホ代を安くする方法
自宅にWi-Fiなどの固定回線があり、外出時のみにしかスマホでデータ通信をしないという場合は、
格安SIMに乗り換え、無駄な出費を減らすことができます。
SIMってなに?
SIMとは、利用者の識別情報や電話番号などが記載されたICカードで、スマホ本体に装着することで、
Wi-Fiがない場所でもインターネットに接続できたり、電話をかけることができます。
格安SIMとは?
格安SIMとは MVNO(Mobile Virtual Network Operator)、日本語で仮想移動体通信事業者と呼ばれ、
これらの事業者は、ドコモ・au・ソフトバンクなど大手キャリアからスマホのための通信回線を借りて、
事業を展開していることから回線開設・維持のための設備投資がないので、大手キャリアよりも
「格安」でサービスを提供することができます。
格安SIMは、契約など殆どの手続きがインターネットのみで完了するので、大手のように全国各地の店舗で
販売からトラブルシューティングまで、ショップの店員が対応するためのコストを削減できることからも
「格安」に繋がる理由の一つです。
格安SIMのメリットとデメリット
格安SIMのメリット
まずは、格安SIMのメリットを見ていきましょう。
最大のメリットは安さ!
現在、スマホを使っている人なら月々の携帯代は6,000円を超えるのが当たり前ですが、
格安SIMでは月々1,000円台、もしくは、それよりも安く使用することが可能です。
通話プランが選べる
大手キャリアの場合、スマートフォンを契約すると、かけ放題の音声通話サービスも契約する必要が
ありますが、通話はLINEなどの無料通話アプリを使う人の場合、かけ放題サービスは
あまり意味がないのではないでしょうか?
格安SIMでは、通信データのみのプランが選べるので、Lineのような無料アプリでインターネット電話を
利用している人にとっては、もっと安くスマホを利用することができます。
2年縛りの契約がない
大手携帯キャリアでは、2年縛りの契約をし、契約を更新する月に解約や他社への乗り換えをしないと
違約金を支払うことになってしまいますが、格安SIMの場合は、プランによっては違約金がなかったり、
最低利用期間を過ぎれば解約しても違約金が発生しなかったりします。
格安SIMのデメリット
次は、格安SIMのデメリットです。
キャリアメールが使えない
~@docomo.ne.jp、~@softbank.ne.jpなど、今まで使っていたキャリアメールが使えなくなるので、
メール登録先を変更することになります。
変更するのは面倒ですが、Gmailや Hotmailなど、無料のメールサービスで自身のメールアドレスを
作ればいいので問題はないかと思います。
手続きはほとんどオンライン
店舗を構えている会社が少なく、申し込みや手続きは、殆どインターネットからします。
設定を自分でする
格安SIMを契約するとSIMカードが郵送されてきますが、SIMを挿入すれば通話ができるのではありません。
自分でSIMを挿入して簡単な設定をする必要がありますが、説明書が同封されますし、
電話サーポートやチャット画面からのサポートがあるので、それほど深刻な問題ではないと思います。
どの業者の格安SIMがいい?
では、どの業者の格安SIMがいいのでしょうか?
残念ながら、どの業者が一番いいのかという回答は1つには絞れません。
というのも、どれが一番安いかというのは、高速データ通信容量や通話機能、オプションなど
個人のニーズに合わせて、自分にとって一番安いSIMになるからです。
そこで、気になるいくつかの格安SIMを紹介していきます。
サブブランドの格安SIMとプラン
MVNOよりは、価格が多少高くなりますが、高品質な高速通信と大手3社より格安が特徴の
「サブブランド」のワイモバイルとUQモバイルに注目してみましょう。
ワイモバイル Y! Mobile
「シンプルプランS (3GB)」2,1780円(税込)/月が、家族割(2回線目以降)とのセット割引で、
月額990円に(税込)なり、月々のスマホ代がお得!
家族一緒に乗り換える場合は、2回線目から1回線目に990円を加算していくので、家族3人で使用しても、
たったの4,158円(税込み)というお得な料金になるわけです。
毎日夜9時から翌朝9時まで開催されているオンラインストア限定タイムセールなら、
事務手数料0円、送料無料などの特典もあります。
・基本料金2,1780円(税込)/月が、家族割(2回線目以降)とのセット割引で、月額990円に(税込)
・新規・のりかえ・契約変更で3,000円相当のPayPayボーナス付与(シンプルS/M/Lの契約が対象)
・事務手数料3,300円無料
・オンラインストアで特典ゲット!
限定タイムセール(毎日夜9時から朝9時)や5のつく日のPayPayキャンペーン実施
・トクなオンラインストア限定でPayPayキャンペーン実施PayPayボーナス付与
UQモバイル UQ Mobile
新しい「くりこしプランS (3GB)」では、割引なしで 1,628円(税込)と最安。
使わなかったデータを翌月に繰り越しできるのも魅力!
しかも、auと同じネットワークなので、高速で通信品質はトップクラスです。
また「キャッシュバックキャンペーン」を利用すれば、最大10,000円のキャッシュバックがあります。
・月額ずーっと1,628円(税込)で使える格安スマートフォン!
・回線品質がよく、格安なのに高速!
・家族でUQモバイルをご利用なら、2回線目以降の月額基本料を毎月500円割引!
・キャッシュバックキャンペーンで最大10,000円のキャッシュバックのチャンス!
楽天モバイル RAKUTEN Mobile
楽天モバイルは楽天の自社回線を用いたサービスを展開しているので、厚い壁に挟まれたデパートの中や
地下街などで繋がりにくくなることもありますが、それ以外は上記の2社と同じように高速で通信品質も
トップクラス並みと考えられます。
「Rakuten UN-LIMIT VIプラン」では、どれだけ使っても2,980円(3,278円税込)という、
通信データーを大量に使用する人のための嬉しいプランと1か月のデーター使用が1GB以下は0円という
今までには見られなかったプランが展開されています。
1GBまでは0円/月、20GB以上なら50GBでも100GBでもプラン内です。
・各種手続き無料
初期費用(契約事務手数料))、契約解除料なし、MNP転出手数料すべて0円
・通話かけ放題
Rakuten Linkアプリ利用で、無料で国内通話かけ放題
・楽天モバイル契約で楽天でポイントが+1倍!
・3カ月スマホ代無料キャンペーン中
MVNOの格安SIMとプラン
MVNOのBIGLOBEモバイルとOCNモバイルONEを見てみましょう。
この2社は、それぞれドコモ回線・au回線での通信速度がよいことで知られています。
BIGLOBEモバイル
au回線で品質・高速通信が抜群によいことで知られるBIGLOBEモバイル。
Youtubeなどの動画やApple Musicなど音楽配信サービスでのデータの使用がカウントされない
「エンタメフリー・オプション」が特徴です。
エンタメフリー・オプションは、最大6か月無料(音声通話SIM (3ギガ) 以上の場合)で、
特典終了後は 税込み308円/ 月でサービスが利用できます。
他の格安SIMとの違い
格安SIMでは家族割引サービスが少ないですが、BIGLOBEは家族割引があるので、
複数回線で契約するほど得になり2回線目以降は、毎月1回線ごとに200円割引になります。
家族割引は、1人が複数の回線を契約しても家族割引が適応されるので、
複数回線の契約を考えている場合は、1人でも割引が適応されます。
OCNモバイルONE
OCNモバイルONEは、ドコモ回線の通信品質No1。音楽配信サービスでのデータ使用がカウントされない
Musicカウントフリーやかけ放題オプションなどサービスが充実しています。
4月1日からの新料金で、電話とネット(データ料金1GB)が月額770円という、
通信データを多く利用しない人への嬉しいプランが開始されています。
・最低利用期間なし!ず──っと月額700円(税込770円)
・専用アプリ不要!国内通話が10円(税込11円)/30秒
・OCN光モバイル割で毎月200円(税込220円)割引
bモバイル b-mobile
格安SIMがメジャーとなる前から事業を展開しているbモバイル。
bモバイルは日本通信株式会社が展開している格安SIMキャリアで、ドコモ回線とソフトバンク回線の
2種類に対応してるため、高速、高品質で通話や通信ができるが大きなメリットです。
「b-mobile S 990ジャストフィットSIM」は、データ通信(1GB)付きの音声通話に対応した料金プランで、
最低料金 1,089円(税込)から契約できるという嬉しいプランです。
月額料金は使用したデータ容量に応じて金額が変わるので、1GBごとに220円、基本料金が
上がっていきますが、外でデータ通信をほとんど行わない場合は最低料金で済ませることができます。
通話料は通常30秒ごとに22円ですが、専用アプリを使用するれば半額の11円になるのも特徴です。
まとめ
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
mvnoは以前から格安プランを提供してきましたが、最近の値下げ競争で、更に格安になっているようです。
データ通信容量1GBのプランでは、Rakuten モバイルの「UNLIMIT VI」のデータ使用量に応じて
月額料金が変わり、1GBまでなら0円で国内通話もかけ放題やOCNモバイルONEの3GBまでなら
770円など画期的なサービスが展開されています。
現在契約している会社との契約期限や格安SIMのキャンペーンなどをこまめにチェックすることで、
スマホ料金を節約してお得なポイントまでゲットできることが分かりました。
まずは、自分に合ったプランを選ぶことがポイントです。
大きいと思います。最近では、インターネットの環境さえあれば、無料アプリから通信や通話を利用できるので、
月々の料金を考えれば、やはり格安SIMに乗り換えた方が良いという結論に辿り着きました。