フィンランドの首都・ヘルシンキの1日観光スポット!

Helsinki
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フィンランドは国土の70%近くが森林で、188,000もの湖が点在する自然豊かな国です。

ムーミンやサンタクロースの故郷としても知られ、毎年世界の幸福度ランキングで第1位に輝く
幸福な国でもあります。

その首都ヘルシンキはバルト海に面した港町で、広々とした敷地に石畳の道路と重厚な建物が並ぶ、
自然とモダンが融合した魅力的な街並みが特徴です。

冬は寒くて雪が多いですが、夏は湿気がなく白夜が楽しめます。

歴史的な建造物や博物館も多く、自然との調和がとれたヘルシンキをのんびりと短時間で廻る
観光スポットを紹介します。


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ヘルシンキの滞在めやす

ヘルシンキ市内だけを観光するのであれば1~2日で十分ですが、ラップランドでのオーロラ鑑賞や
サンタクロース村、近隣の国エストニアなどに足を延ばすのであれば、3~5日程の滞在が目安です。

オーロラ鑑賞ツアーやサンタクロース村行きのツアーは、フィンランド北部ラップランドの中心にある
「ロヴァニエミ」から出発しています。

ロヴァニエミ発 の日帰りツアーをVELTRAでみる icon

ヘルシンキのホテル

ヘルシンキはエリアごとに異なった特徴があるので、目的によって宿泊施設の位置を選ぶと、
効率よく観光することができます。

ホテル、美術館や博物館といった文化施設が集中する 「ヘルシンキ中央駅」周辺エリア
マリメッコ、イッタラ、アラビアなどブランドショップが立ち並ぶ「エスプラーナディ公園」周辺エリア、
中央バスターミナルや商業施設の多いヘルシンキ中央駅から西側に位置する 「カンピ地区」など。

私たちは、中央駅から西側のショッピングにも便利なカンッピ地区にある
Radisson Blu Aleksanteri Hotel (ラディソン ブル アレクサンテリ)に宿泊しました。

Radisson Blu Aleksanteri Hotel Radisson Blu Aleksanteri Hotel

中央駅からはトラムでアクセスしますが、ホテルの近くにトラムの駅があり、カンッピショッピングセンター
へも歩いていける距離で、ホテル周辺にはスーパーや飲食店もあり便利でした。

部屋は広く清潔で、アメニティやWiFi、ケトル、冷蔵庫などの設備が整っています。
北欧は全般に物価が高いのでコスパとは言えませんが、市内中心地でそこそこの設備を期待するなら、
1泊2万円程~は見ておいた方がいいと思います。

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市内の移動方法

ヘルシンキは中央駅を中心に半径2キロ以内に主要な観光スポットが点在するコンパクトな街なので、
歩いて観光することは可能ですが、石畳の街なので歩きづかれてしまうのが難点です。

1日で効率よく観光スポットを廻るには、トラムやバス、地下鉄などの
公共交通機関と徒歩を組み合わせるのがおすすめです。

チケットは、ヘルシンキ交通局(HSL)のモバイルアプリ から購入することができますが、
1日で広く浅くヘルシンキの観光スポットを満喫したい方には、乗り降り自由な2階建て観光バス
Hop-on Hop-off の利用が便利です。

また、ヘルシンキの滞在を存分に楽しみたい行動派には、観光スポットや美術館の入場券、レストラン、
ショップの優待割引、空港線を含む公共交通機関ABCゾーンの乗り放題のついた ヘルシンキカード
お勧めです。

 

テンぺリアウキオ教会

テンぺリアウキオ教会、ヘルシンキ

岩を積み立てたような外観からは、集会場のような印象があり、とても教会には見えません。
中に入ると、外観からは想像もつかないほどの空間に、さらに驚かされます。

テンぺリアウキオ教会、ヘルシンキ

岩盤をくり抜いて、ドーム型の屋根を被せた近代建築の教会。
こちらも教会のイメージとはほど遠い、斬新なデザインで音響効果も抜群です。

岩肌がむき出しになった本体から、リボン状のスリットが規則正しく
ドームへと自然の光を注ぐ様子はとても神秘的です。

テンぺリアウキオ教会、ヘルシンキ

名称:テンぺリアウキオ教会  [ Temppeliaukion Kirkko ]
住所:Lutherinkatu 3
見学時間:月~土曜日 9:30~20:00、 日曜日 12:00~18:00 (特別礼拝やイベント中は見学できまない)
料金:€ 8
公式サイト

中央駅の方向へ向かう途中、人通りの多いナリンッカ広場の一角に変わった建物(?)を発見!!
広々とした広場に立ちはだかる巨大な現代木造建築物は、とても不思議な形をしており、
これを見逃すことはまずありません。

カンピ・チャペル

カンッピ礼拝堂、ヘルシンキ

ヘルシンキで最も賑やかなナリンカ広場にある巨大で不思議な形をしたオレンジの建物は、
「静寂のチャペル」として知られる「カンピチャペル」です。

普段目にする教会や礼拝堂といったイメージとは全く違う、多宗教の礼拝堂に似ています。

もみの木でできたシンプルな礼拝堂の中は、落ち着いて静寂のひとときを過ごすことを目的に建てられ、
宗教に関係なくすべての人が利用できるようになっているそうです。

名称:カンピ礼拝堂  [Kampin kappeli ]
住所:Simonkatu 7, 00100 Helsinki
見学時間:平日 8.00~20.00 / 土・日 10.00 ~ 18.00

 

ヘルシンキ

チャペルのある同じ広場では、土曜の午後ヘビーメタルのコンサートが開かれていました。
フィンランド人は野外イベントを大変好むらしく、頻繁に音楽イベントが開催されたり、
冬季にはアイスリンクも設けられ画期的な広場になります。

カンピショッピングセンター

ヘルシンキ

広場に面して建つ カンピショッピングセンター (Kamppi Centre)

ここには、ショップ、レストラン、バール、スーパーと、長距離バスのターミナルや
メトロの駅もあります。

K-Supermarket という、かなり大きなスーパーがあるので、お土産探しにもいいです。
ショッピングセンター内にはフィンランドのブランド「 Marimekko 」も入っていますよ。

ヘルシンキ

カンピ地区からエスプラーナディ公園へ向かうの間は、北欧最大級のデパート「ストックマン」や
マリメッコ、イッタラ、アラビア、アルテックなどブランドショップの店舗が建ち並びます。

ヘルシンキ

エスプラーナディ公園の周辺は、ショップや高級レストラン、カフェなど素敵な店舗が軒を並べているので、
お買い物をしなくてもウインドーショッピングが楽しめます。

エスプラナディ公園

エスプラナーディ公園、ヘルシンキ

ブランド店がぎっしりと軒を並べるエスプラナーディ通りにある「エスプラナーディ公園」には、
色鮮やかな花や植物が規則正しく整備され、マーケット広場のある港の近くまでの散策が楽しめます。

エスプラナーディ公園、ヘルシンキ

エスプラナディ公園から徒歩4分、ヘルシンキで最も古い歴史のある地区「元老院広場 」へと向かいます。
元老院広場を見下ろすように聳え立つ白亜の教会は、ヘルシンキのシンボル 「ヘルシンキ大聖堂」。

ヘルシンキ大聖堂と元老院広場

ヘルシンキ大聖堂

1852年に改築されたヘルシンキ大聖堂は、真っ白な外壁と心中で装飾された緑の美しい5つのドーム、
屋根には12使徒の像が飾れたネオ・クラシック様式です。

小高い場所に建っているので、かなりの存在感があり、どこから見ても同じように見える
シンメトリーのバランスのとれた建築です。

教会の内部は外観とは異なり、シンプルで意外と小さく感じました。
みどころは、入り口の上階に設置された5,614本のパイプを使った重厚なパイプオルガンです。

ヘルシンキ大聖堂 ヘルシンキ大聖堂

大階段の最上階からは、元老院広場を飛び交うかもめの姿やバルト海の景色も楽しめます。

名称:ヘルシンキ大聖堂 [Helsingin tuomiokirkko]
住所:Unioninkatu 29
見学時間: 9:00~18:00 (6月~8月 ~ 24:00)(礼拝などが行われている場合は入れない。)

ヘルシンキ

ウスペンスキー寺院へ向かう途中、このような南京錠がかけられた場所を見つけました。
ヨーロッパの街角でよくみかける「恋愛成就の願掛け」の風景です。

ウスペンスキー寺院

ウスペンスキー寺院、ヘルシンキ

ヘルシンキの市街を一望できる南港に面したカタヤノッカ半島の丘陵地にたつ鮮やかな建物は、
ロシア正教の教会「ウスペンスキ大聖堂 (Uspenskin katedraali) 」です。

赤レンガ色の外壁に金色のタマネギ型ドームのスラブ・ビザンチン様式の大聖堂で、
青空とレンガ色のコントラストは遠くからでも一際目をひきます✨

ロシアの建築家 Alexei M. Gornostaev による設計で、彼の死後の1868年の完成しました。

ロシア正教の教会としては北欧で最大規模…ということですが、意外とこじんまりした感じでした。

金色をアクセントにしたビザンチン様式の装飾と古典的な素材を組み合わせた内装が煌びやかです。

名称:ウスペンスキー寺院 [Uspenskin katedraali]
住所:Kanavakatu 1
見学時間:火 ‐ 金曜日 9:30~16:00、土曜日 10:00~15:00、 日曜日 12:00~15:00
休館日:月曜日(礼拝が行われている時間は、見学不可)


港方面へ向かって歩くと、ブルーの大観覧車が目を引きます。

SkyWheel Helsinki

観覧車サウナ、ヘルシンキ

SkyWheel Helsinki は、2016年にオープンした世界初の「サウナ観覧車」です。

サウナに入りながら空中散歩が叶う贅沢なアトラクションで、最高到着地点の地上40mから
ヘルシンキの街並みやバルト海の景色が見渡せる絶景スポットでもあります。
なんしゅう
料金は240ユーロ (2024年現在のレート38,400円程)で、1時間の貸切も可能だそうです。

ちなみにサウナなしの観覧車の利用も可能で、12分程度乗車することができます。
チケットは、同じ料金でツアー予約サイト Get Your Guide で、あらかじめ購入できます。

サウナ発祥のフィンランドでは個人の住宅やホテル、公共機関などを含め、国内で200万戸以上の
サウナがに設置されているというほど
北欧人の生活にはサウナは欠かせないといいますが、
観覧車にまでサウナを設置してしまうというのは面白い発想ですね!

Skywheel Helsinki (サウナ観覧車)
場所: Katajanokanlaituri 2
公式サイト

サウナ観覧車の近くには展望デッキがあるので、そちらからもマーケット広場などヘルシンキの港や、
街並みが楽しめます。

ヘルシンキ

サウナ観覧車の近くのプール施設は、アッラスシープール [Allas Sea Pool] といって、
2016年にオープンしたモダンサウナ施設で、海のプールに電気サウナが併設されています。

ヘルシンキ

白やオレンジのテントが立ち並ぶのが、「カウッパトリ・マーケット広場」です。

ヘルシンキ

カウッパトリ・マーケット広場

カウッパトリ・マーケット広場、ヘルシンキ

カウッパトリ・マーケット広場には、色鮮やかなフルーツや野菜、魚、干物、フィンランドの民芸品など
数えきれないほどの店舗が広場を埋め尽くし、大勢の人で賑わっています。

カウッパトリ・マーケット広場、ヘルシンキ カウッパトリ・マーケット広場、ヘルシンキ

マーケット広場の南にある 「オールド・マーケットホール 」へも足を延ばしてみてください。

街中のレストランでは食べられない新鮮なシーフードやスイーツなどが見つかります!

オールド・マーケットホール

オールド・マーケットホール、ヘルシンキ

中に入ると、魚のフライやバーベキューのいい匂いがプーン!

細長い建物の中は、2本の廊下からできていて、その廊下を挟んで新鮮な魚介類や肉類、
スイーツ、野菜などの店舗が向かい合うよう並んでいます。

店舗の前や小さなスペースが設けてある店舗もあるので、ここで座って食べます!
ヘルシンキは物価が高いので、レストランよりこのような場所を利用すれば、
安くて新鮮なものが食べられますよ。

オールド・マーケットホール、ヘルシンキ

名称:オールド・マーケットホール [Helsingin Vanha kauppahalli ]
住所: Eteläranta
営業時間: 8:00−18:00 日曜定休
公式ページ

ヘルシンキには港が2つあり、スウェーデンの首都ストックホルムへの 大型客船シリヤライン や、
エストニアの首都・タリン へのフェリーが出航しています。

タリンへは2時間弱でアクセスできるので、ヘルシンキからのデイトリップも気軽に楽しめます。
ヘルシンキ発のタリン往復フェリーチケットは、Get Your Guide であらかじめ購入できます。

港町だから気軽にできる、ひと味違った船の旅を楽しんでみるのも良いですね!
シリヤラインを利用した船の旅については、別ページで 説明しています。

ヘルシンキのお土産

海外でお土産を探す場合は、スーパーに行くのが一番です!
安いだけでなく、その土地にだけしかないものが見つかるからです。

フィンランドは、ムーミングッズやマリメッコなどがお土産としても人気ですが、
空港のショップなどは高価なものしか置いていません。

地元のスーパーなどを散策してみると、バンドエイド、ナプキン、紅茶、クッキー、チョコレート、
ショッピングバックなど、空港にはない実用的で安価な商品が結構見つかります。

カンピショッピングセンターの K-Supermarket は、かなり広いので、おみやげ選びも楽しめます。

 

フィンランドのチョコレートメーカー「ファッツェル (Fazer)」は、箱入りチョコレートを
空港の免税店でよく見かけます。スティック型のは空港の売店で € 1で販売されていますが、
種類が限られています。K-Supermarket では、いっぱい種類があって€ 0.70 だったので、
思わず買いだめしてしまいました。

スーパーにはムーミンだけでなく、マリメッコのおしゃれなデザインのナプキンや
ブルベリーの香りのフィンランド製の紅茶なども豊富に置かれています。

 

まとめ

ヘルシンキはヨーロッパの他の街と比べて安全なので、安心して観光に出かけられます。

観光スポットが多くないので、市内だけであれば1日で十分に廻ることができるので、
ヘルシンキから列車を利用して、トゥルクやタンペレ(ムーミン村)などフィンランドの主要観光都市を
訪れるのもいいですし、エストニアの首都タリンやスウェーデンの首都ストックホルムなど、
隣国へ海からアクセスするのも楽しいと思います。

私たちの訪問月は7月なのに、最高気温19度と過ごしやすく日没が22時半、日の出は4時半と
夜が短く観光にはもってこいの環境でした。

半日のヘルシンキ観光を終え、夕方17時に出航する大型客船シリヤラインでストックホルムへ向いました。

 

Ready to Land
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