御朱印巡りで神社仏閣に参拝!いまさら聞けない神社と寺の違い⁈

temple,shrine日本の文化・歴史

近年パワースポット巡りで「御朱印ガール」という言葉が生まれ、若い層だけでなく年配層、
海外からの旅行者まで神社やお寺に参拝し御朱印を集める人が増えています。
私もそのうちのひとりで、最近神社やお寺にお参りすることが増えてきました。

ふと思い出したのですが、数年前に海外の友人を案内していて神社と寺の違いを聞かれたとき、
戸惑って曖昧な返事をしたことがありました。

そこで、次回からはその違いを英語でも説明できるように、自分なりに調べてみた違いを比較してみます。

日本人は無宗教?

海外の知人に「あなたは何を信仰しているの?」とよく聞かれた時期がありました。
というのも、ヨーロッパでは生まれたすぐに洗礼を受けるのが当たり前で、私の周囲の人の殆どが
カトリック教徒だったのです。

その時、自分の信仰しているものがよく分からず、「何も・・・」と答えることが多く、
「日本人は無宗教だ・・・」と、よく言われたものです。

今から考えると、日本人は生まれた時、七五三は神社にお参りして、お寺でお葬式をあげ、
お墓に参り、除夜の鐘をききながら年を越して、お正月は神社で初詣、そしてクリスマスという
キリスト教の行事を祝うのですから、無宗教どころか多雑な信仰をもっているという方が
適切な言い方かもしれません。

こうした複数の信仰を違和感なく生活習慣に受け入れているというのは、きっと奈良時代に
もたらされた「神仏習合」の歴史が背景にあったからかもしれません。

神社とお寺の違い

Temple, Shrine

奈良時代から明治初期まで続いた神仏習合の歴史は、今でも所々の神社やお寺の境内に残されている
建造物からみられます。それでは、お寺と神社の違いを比べてみたいと思います。

お祀りするものが違う

temple and shrine

神社は神様を祀る場所で、お寺は仏像を祀る場所です。
神社では祀られている神様の姿を見ることが出来ませんが、お寺では安置されている仏像を拝みます。

宗教の違い

神道は日本起源の宗教ですが、仏教はインドでおこり中国を経て日本に伝わった外来の宗教です。

神道とは?

神道でいう「神様」は、この世のあらゆるものに神が宿る(無限)とする考えから「八百万の神」といわれ、
伊弉冉尊 (いざなみのみこと) や 伊邪那美命 (いざなみのみこと) など神話に登場する神々、
山・森・石・神木などの自然や、牛頭天王(ごずてんのう)のように日本における
神仏習合(しんぶつしゅうごう)の神とされた存在もいます。

また、天皇家や織田信長、徳川家康など一時代を築き上げた戦国大名や、 雷神として祀られた
菅原道真のように、人が神として祀られる場合もあり、日本人は様々な神様を身近に祀ってきました。

いっぽう仏教は、6世紀頃にインドから中国を経て日本に伝わってきたとされる外来の宗教です。

仏教とは?

仏教の「仏」とは、「悟りを開いたもの」という意味合いで、釈迦族の王子・シッダールタが出家し、
悟りの境地に達した後、その教えを広めるために開かれたのが仏教で、
お寺で拝んでいる仏像は悟りを開いた存在の姿だそうです。

神社には鳥居があって寺には山門がある

temple and shrine

神社には、大きく朱に塗られた「鳥居」があり、遠くからでもそこに神社があるとわかります。
鳥居は朱色とは限らず、石や白木の鳥居もありますが・・・。

鳥居から先は、神域といって神様のお住まいになので、鳥居をくぐるときは一礼をし、
参道は神様の通り道なので、端を歩くようにします。

そして、本殿前には「狛犬」が神様を守っています。

お寺にある立派な門は「山門」といい、両脇には迫力のある「仁王像」が入り口を守っています。

この山門という名前は、中国の寺院が山に建てられたことに由来し、お寺の多くが山中に建てられ、
お寺の正式な入り口を山門と呼ばれるようになったそうです。
お寺の山門というのは、世俗と離れた世界へむかうという意味があるそうです。

お寺も山門で一礼してから門をくぐります。

お寺に鳥居がある?

明治初期の神仏分離以前、江戸時代やそれ以前に建立されたお寺では鳥居が残っていたり、
神社で山門とよく似た「神門」「楼門」などと呼ばれる立派な門を見かけることもあります。

お寺にはお坊さんがいて神社には巫女さんがいる

普段、親しみを込めてお坊さんと呼んでいますが、役割や身分によって呼び名や着用する衣裳も
それぞれ異なってくるようです。

お寺で仏様に奉仕するのは「僧侶(そうりょ)」、そして、そのお寺の長となるお坊さんのことを
「住職(じゅうしょく)」と呼びます。

神社では白と赤の袴を着用した巫女さんを見かけますが、神社で神様に奉仕する神主(かんぬし)さんは、
「神職(しんしょく)」、そして、責任者となる神職さんは「宮司(ぐうじ)」と呼ばれています。

お参りの仕方が違う

神社は「二拝二拍手一拝」、お寺では「合掌」です。

神社では手水舎で手と口を清め、拝殿にお参りします。
お賽銭を入れた後に、鈴があれば鳴らして「二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)」。
帰るときは、鳥居の前で本殿に向かって一礼します。

お寺では、手水舎があれば水で手や口をすすぎ、参拝前に清めます。
ろうそくや線香があれば献灯と献香をして、煙で身を清めてから本堂に進みます。
軽く一礼してお賽銭を入れ、鰐口があれば鳴らし、拍手はせずに静かに合掌してから一礼します。
山門を出るときも、本堂に向かって一礼します。

御朱印について

パワースポット巡りで、幅広い年齢層で流行している御朱印巡り。
年号が平成から令和に変わったことで、そのブームも一層高まっているようで、神社やお寺も
それに対応した限定御朱印やオリジナル御朱印帳、個性的な御朱印をSNSで見かけるようになりました。

現在では、寺や神社へ参拝した証しに御朱印をいただくことができるようになりましたが、
以前は誰もがいただけるというものではなかったようです。

御朱印をいただくときは、必ず本堂にお参りをすることが大切です。

本堂にお参りに行かず、御朱印だけをいただきに行っても、
御朱印の意味や重みがなくなってしまいます。

御朱印をいただく際、通常300~500円程度を納めるのが一般的です。

この御朱印料ですが、神社の場合は「初穂料(はつほりょう)」、お寺の場合には
「納経料(のうきょうりょう)」といいます。

神社とお寺の違いを英語で説明

ページの初めでも触れましたが、そもそもお寺と神社の違いを深く考えるきっかけは、
海外の友人に神社とお寺の違いを聞かれたからです。

お寺と神社の違いがだいたい理解できたところで、いつでも英語で簡単な説明ができるように、
準備してみました。

まずは、お寺と神社を示す単語です。

Temple=寺(てら・Tera)
Shrine=神社(じんじゃ・Jinjya)

日本にはどのような宗教があって、その違いを簡単に説明するフレーズです。
神社は神様を祀る場所で、お寺は仏像を祀る場所です。
Jinja enshrines Shinto deities, and Tera enshrines Buddhist statues.
神社は崇拝する象徴や像がないけれど、お寺には仏像が安置されている。
Shrines don’t have a symbol or stature to worship, but temples have Buddhist statues.
神道は日本起源の宗教ですが、仏教はインドでおこり中国を経て日本に伝わりました。
Shinto is Japan’s indigenous religion, but Buddhism was founded in India
and introduced through China to Japan.
これで、海外からの知人などを案内する時にも戸惑う必要がなくなりますね。

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まとめ

いかがでしたか「お寺と神社の違い」。

簡単に言うと「仏像があり、お坊さんの住むところがお寺」、「日本の神様が住むところが神社」
ということになりますね。

今までだいたいは分かっていたことですが、これからどこが違うのか人に説明できますし、
お寺や神社の知識があると、参拝の仕方も変わっていくと思います。

これからもマナーを守って御朱印巡りをしたいと思います!

 

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