龍神伝説の残る江ノ島神社発祥の地「岩屋」の見学スポット!

enoshima-iwaya関東

江島神社発祥の地「岩屋」は、江ノ島の最奥部に位置しており、富士山の洞窟まで続くと
伝えられています。

また、龍神伝説が残る神秘的な場所で、悪縁切りのスポットとしても知られています。

このページでは、岩屋の見逃せない見学スポットや龍神伝説、アクセス方法など紹介しています。

江ノ島岩屋とは?

enoshima-iwaya

岩屋は江ノ島の最奥部に位置しており、長い歳月を経て波の浸食によってできた洞窟です。

奥行152mの第一岩屋と奥行56mの第二岩屋から成る洞窟で、弘法大師や日蓮が修行をしたり、
源頼朝が戦勝祈願、北条時政が子孫繁栄を祈って参籠した場所でもあります。

悪縁切りのスポット第一岩屋へ

enoshima-iwaya

入り口で、検温・消毒をしてからチケットを購入して入ります。

enoshima-iwaya enoshima-iwaya

整備された洞窟の入り口付近には、洞窟の歴史や秘められた数々の伝説などが展示されています。

enoshima-iwaya

第一岩屋は、龍神を祀った「龍宮(わだつのみや)」の真下に位置し、「悪縁を断ち切る」縁切りの
スポットでもあります。

人間関係を切るだけでなく、しがらみや遠ざけたいもの、自分やパートナーなどの悪癖なども
断ち切れるパワースポットとしても知られています。

enoshima-iwaya enoshima-iwaya

第一岩屋は、ローソクの貸し出しがあるので、暗闇をローソク片手に進みます。

enoshima-iwaya

洞窟は二手に分かれているので、左側から進みます。

洞窟は整備されていますが、薄暗く奥に進むにつれて、天井が低く道幅も狭くなってきます。
さらに進むと岩壁から水が流れている場所もあり、洞窟探検をしているような気分です!

富士山に繋がる洞窟

enoshima-iwaya

奥に何かありそうですが、行き止まりになっています。

伝説によると、第一岩屋は、ここから70~80キロも離れた富士山の麓の洞窟へ通じているといわれており、
洞窟の奥から来る冷たい風は、富士山からの風だと言われています。

この伝説が事実だと、海底に続く神秘なトンネル・・・?行ってみたいですね!

鳴沢氷穴の公式サイトでは、

鳴沢氷穴内部には地獄穴があり(地獄といっても天国地獄の地獄ではなく、水が吸い込まれる
穴のことです)どこまで続いているのかわからない為、伝説によると相模湾にある
江ノ島の洞窟に抜けられると伝えられています。

この「江の島伝説」が実証される日が来るのが楽しみです!

江島神社の発祥地

enoshima-iwaya

こちらは、約1500年前に鎮座したとされる江島神社の発祥地です。
552(欽明13)年、欽明天皇の勅命でここに神様を勧請したのが江島神社の始まりと言われています。

enoshima-iwaya enoshima-iwaya

第一岩屋と第二岩屋の間にはフォトジェニックなスポットがあり、絶景が広がっています!

橋を進むと、開放的な波の音とオーシャンビューが広がり、夕暮れ時を狙って行くと、
格別に美しい景色が撮影できます!

龍神伝説の秘められた第二岩屋へ

enoshima-iwaya enoshima-iwaya

ライトアップ期間に訪れたので、洞窟の中も光の演出がされていて幻想的です。

恐る恐る洞窟の中を進んでいくと…

enoshima-illumination,Fujisawa

洞窟の突き当りには、「ゴォー」という音ととともに光に包まれた龍神が訪問者を待っています!

コロナ対策:
洞窟は一方通行になっていて、龍神の前は一組ごとしか入れません。
一定距離をおいて、自分の順番を待ちましょう!

江ノ島に残る龍神伝説

enoshima-iwaya

昔、深沢の底なし沼に「五頭龍」という龍が棲みつき、数々の災いをもたらし村人を困らせていました。
村人は、人身御供(ひとみごくう=生贄)として、泣く泣く子供を差し出して暮らしていたそうです。

五頭龍に子供を生贄として差し出した場所を、人々は「子死越」「子死恋」と呼び、
それが今の江ノ島電鉄が路上を走る区間「腰越(こしごえ)」になったといわれていますが、
五頭龍から逃れるために、人々が腰まで水に浸りながら逃げたことから「腰越」と呼ばれるようになった
という説もあります。

ある日、海底の爆発で江ノ島が誕生すると、天から美しい光とともに天女が舞い降ります。
天女に惹かれた龍は求婚をしますが、素行の悪さから天女は申し入れを拒否します。

その後、龍は改心を誓い善行を尽くしたことから、天女と結婚することができたそうです。

村人のために体力を使い果たした五頭龍の命はやがて尽き果て、「これからは山となってこの地を守りたい」
と告げ、永遠の眠りについたそうです。

そして、龍は龍口明神社に祀られ、天女は江島神社に祀られました。

「江ノ島神社は、カップルで行くと三姉妹の女神様が嫉妬して別れるらしい」という
噂がありますが、これを避ける方法として、夫婦関係にある龍口明神社をお参りしてから、
江島神社に参拝すると、より恋愛運がアップするといいます!

岩屋のルートマップ

enoshima-iwaya

かながわの景勝50選「稚児ヶ淵」

enoshima-shrine,Fujisawa enoshima-iwaya

天気が良ければ、富士山も見えます!

岩屋へのアクセス方法

最寄りの駅から江ノ島までは、弁天橋を歩いて渡って約15〜23分ほどです。
弁天橋の途中には、岩屋まで5分ほどですぐ到着できる遊覧船「べんてん丸」の乗り場があります。

岩屋があるのは島の一番奥のエリアなので、岩屋のみを見学するなら「べんてん丸」を利用すれば、
時間の節約と体力の消耗を最小限に抑えられます!

江ノ島を始めて訪れる場合は、岩屋までのルート間に数々の見学スポットがあるので、船には乗らず、
歩いて江ノ島まで向かいましょう。

enoshima-shrine,Fujisawa

岩屋へ到着するまでには、段差のある石段をかなり上って降りるので、相当な距離を歩くことになりますが、
1~3区に分かれた上り専用の有料エスカレーター「エスカー」を利用すれば、きつい石段が避けられるので、
最初は「エスカー」で江ノ島の山頂付近まで向かい、岩屋に訪れた後に、「べんてん丸」を利用して
帰路に就くのが得策です!

というのも、「エスカー」は上り専用なので、岩屋付近の急な石段は自力で上って帰る必要があります。
天候が悪いと「べんてん丸」も運休しているので、その時は自力で帰ることになります。

詳しい江ノ島神社の参拝ルートや絶景スポット は別ページで紹介しています。

江の島岩屋の基本情報

所在地:〒251-0036 藤沢市江の島2ー5
入場料:一般(高校生以上)500円 / 小・中学生200円
営業時間:9:00~18:00(季節によって異なります)
藤沢市観光公式ページ

まとめ

自然が生んだ洞窟に神秘的な伝説や仏像が残された江ノ島岩屋は、とても興味深い探検ができます。
岩屋付近の石段がかなりきついですが、この場所からの絶景は、忘れられない思い出の場所となるはずです。
江ノ島には見学スポットが沢山あるので、半日くらいの余裕をもって訪れることをお勧めします。

江ノ島神社の参拝ルートや見逃せない絶景スポットも別ページで紹介していますので、
良かったら参考にしてみてください。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

error

Enjoy this blog? Please spread the word :)

タイトルとURLをコピーしました