金融都市ドイツ・フランクフルトを数時間で廻る観光スポット!

Frankfurt Germany

フランクフルトは、国際空港やヨーロッパ各地へ発着する国際列車のターミナル駅があり、
毎日多くの旅行者やビジネスマンが行きかう街です。

日本からの直行便も発着しているのでアクセスしやすいですが、金融都市というイメージが強く、
フランクフルトを通過地点としてしまう旅行者も意外と多いかと思います。

ただし、高層ビルの建ち並ぶ近代的な街並みと中世の街並みを一度にみれるフランクフルトを
通過してしまうのは少しもったいないので、数時間で廻れる観光スポットを紹介します。


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フランクフルト中央駅

Frankfurt central station

フランクフルト・アム・マインの玄関口「フランクフルト中央駅(Frankfurt am Main Hauptbahnhof)」

フランクフルト中央駅のホームは24番線まであり、国内・国際列車が頻繁に発着することから、
ドイツで最も混雑した国鉄の駅のひとつです。

地下には、Sバーン(電車) と Uバーン(地下鉄)の駅もあります。

Frankfurt central station Frankfurt central station

構内には、フードコートやキオスク、ロッカー(24番線付近)、有料トイレ(地下)があり、
旅の準備を整える施設が揃っています。

frankfurt

駅の地下の有料トイレは、€ 1 でした。
機械にコインを入れると、 € 0,50 の
クーポンが出てきます。(2019年の情報)

このクーポンは、構内のお店で使える割引券で、
駅のキオスクでペットボトルを買ったときに
使えたので、捨てないで利用してくださいね!

ちなみに使えない店舗もあるので、トイレの
ドアに書いてある利用店リストを確認しましょう。

広告の後に記事が続きます。

1つの都市だけに滞在するのではなく、ドイツを列車で周遊するなら「ユーレイル・ジャーマンレイルパス
( Eurail Germany Rail Pass)」がお得です。

ジャーマンレイルパスは、ドイツ国鉄 (DB) 全線を一定期間利用できる乗り放題パスで、都市内を走る
Sバーン (電車) やスイス、オーストリア、ベルギー、イタリアの一部の都市への移動にも使えます。

詳しくは、 KLOOK 公式サイト からチェックしてみてください。

数時間でみるフランクフルトの観光スポット

フランクフルトを数時間で観光するなら、レーマー広場や大聖堂、ショッピング街のある旧市街の中心へ
アクセスしましょう。

このエリアでは、近代的な建築と中世の街並みの両方が見れるので、散策するだけでも十分楽しめます。

旧市街へのアクセス

Frankfurt am main S-bahn

長距離列車が到着する中央駅 (Bahnhof Frankfurt am Main) の地下が電車のホームになっています。

観光スポットの集中している旧市街までは歩けないこともないですが、駅付近はあまり治安が良くないので、
公共交通機関を利用してアクセスしました。

Frankfurt am Main 駅から2駅目の ハウプトバッヘ駅 (Hauptwache) で下車します。

チケットの種類と購入方法

フランクフルト市内のローカル交通機関は、RMVという会社です。

市内(ゾーン3)の利用であれば、Sバーン(電車)、Uバーン(地下鉄)、トラム、バスなど
全て同じチケットで乗れます。

チケットは中央駅や各駅の構内、トラムのホームなどに設置されている緑のRMVの券売機で購入可能です。

運賃はエリアによって金額が異なり、長距離移動の場合は乗る電車によって金額が異なるので、
1回ずつ購入する場合は、あらかじめ最寄りの駅と行き先の確認が必要です。

例えば、旧市街へアクセスするのであれば「ハウプトバッヘ駅 (Hauptwache)」を選んで購入します。

英語を含む6か国語の表示とクレジットカード対応なので、それほど難しくはありません。

Einzelfahrkarte (2km以上の片道 ) : €2,75
Kurzstrecke (2km以内のショートトリップ):€1,85
Tageskarten (1日券): € 5,35
Gruppentageskarten (グループ1日券5人以内):€11,35
こちらも同じ券売機から購入することができます。RMV公式サイト
また、チケットの購入が面倒な場合は、フランクフルトカード を所持していれば、美術館の割引や
特定のレストラン・ショップでの割引、トラム、バス、地下鉄、S バーン、空港送迎を含む地方電車など、
すべての公共交通機関が無料
で利用できるので、フランクフルトを1日ゆっくり観光するなら
購入を検討してみてもいいかもしれません。

 

レーマー広場

Romerberg Germany

フランクフルトの定番観光スポット「レーマー広場 (Römerberg)」

旧市街の中心地にあるレーマー広場は、まるでメルヘンの世界にタイムスリップしたような風景です。

フランクフルトの旧市街は、第二次世界大戦で70%程が破壊されているので、この美しい広場も
中世の街並みを忠実に復元されたものです。

Romerberg Germany

広場の東側に建つ半木造建築で屋根の勾配が鋭角な切妻屋根の建物は、
「オストツァイル」という中世の建物の復元です。

Romerberg Germany

広場に面して並ぶ切妻屋根の3軒の美しいゴシック様式の建物の中央は『旧市庁舎(レーマー)』です。
建物の所有者がローマ人だったことから、レーマー(ローマ人)と呼ばれ、広場の名前になったそうです。

広場の中央には、正義の女神「ユスティシアの噴水」、南には高い鐘楼をもつ「ニコライ教会」です。

レーマー広場 [ Römerberg ]
場所:Römerberg 26, 60311 Frankfurt am Main

アルテ・ニコライ教会

Alte Nikolaikirche Frankfurt Alte Nikolaikirche Frankfurt

オリジナルは、宮廷教会として1230年に建てられた市内最古の教会です。

規模は小さくシンプルな造りですが、とても美しいステンドグラスがはめ込まれていて、
教会の中までメルヘンの世界です。

Alte Nikolaikirche Frankfurt

アルテ・ニコライ教会 [Alte Nikolaikirche]
場所:Römerberg 11, 60311 Frankfurt am Main
見学時間:10:00~18:00

 

レーマー広場から200メートルほど先にある大聖堂までは、ドイツらしい町並みが見られるエリアです。

Frankfurt

 

聖バルトロメウス大聖堂

Frankfurt 

聖バルトロメウス大聖堂は、神聖ローマ皇帝の戴冠式が行われた由緒ある場所です。
400年程の歳月をかけ、1550年に完成したゴシック様式の大聖堂。

1867年には火災でダメージを受け、1944年の爆撃で旧市街の殆どの建物と同じく破壊されました。

現在の大聖堂と95mの立派な塔は、1950年代に再建されたものです。

聖バルトロメウス大聖堂 [Dom St. Bartholomaus]
場所:Domplatz 1, 60311 Frankfurt am Main
見学時間:9:00~12:00 / 13:15~20:00、(金・日曜日) 13:15~20:00

パウルス教会

Paulskirche Frankfurt Paulskirche Frankfurt

1848年、第1回フランクフルト国民会議が開かれた場所として有名です。
パウルス教会は、自由と民主主義のシンボルとみなされており、ドイツの歴史を語るのに大変重要な場所です。

Paulskirche Frankfurt Paulskirche Frankfurt

1944年の空爆によりこのパウルス教会も破壊され、1948年に市民の寄付金で再建されています。
建物の中央には「議会の行列」を描いた壁画、建物の歴史を語る記念碑やビデオも放映されています。

パウルス教会 (Paulskirche)
場所:Paulsplatz 11, 60311 Frankfurt am Main
見学時間:10:00~17:00

 

Frankfurt

レーマー広場周辺には、カフェや飲食店のテラスでいっぱい。
旧市街を廻った後は少し休憩。

 Frankfurt  Frankfurt

ハウプトバッヘ駅前には、もう一つ有名な教会があります。

聖カタリーナ教会

Katharinenkirche, Frankfurt Frankfurt

ゲーテが洗礼を受けたということで有名な聖カタリーナ教会は、
17世紀にバロック様式で完成した市内最大のプロテスタント教会です。

聖カタリーナ教会 (Katharinenkirche)
場所:An der Hauptwache 1, 60313 Frankfurt am Main

「ハウプトバッヘ駅 (Hauptwache)」周辺に広がるショッピング街へ・・・

この界隈は、ルイヴィトン、ティファニー、シャネルなどの高級ブランド店からZARA、
Primarkなどのファストファッション、ショッピングモールまでずらりと並ぶショッピング街です。

マイ・ツァイル

My Zeil Frankfurt

ガラス張りの大きなショッピングモール 「マイ・ツァイル(My Zeil)」があります。
とても奇妙なデザインで建物の真ん中に穴が開いているんです。
外観のデザインに興味をもって中に入ってみると、ガラスの天井が波を打って
1階へ向かって落ちていく動きのある興味深いデザインで造られています。

このショッピングモールには100店舗近いショップが入っており、
広い地上階には休憩できる椅子などもあり、待ち合わせの場所にもなります。

モール内には、有料トイレ(50セント)があり、トイレのデザインもオシャレ。

マイ・ツァイル (My Zeil)
場所:Zeil 106, 60313 Frankfurt am Main
営業時間:10:00~20:00 / 10:00~21:00(木・金・土曜日)、日曜定休
公式ページ

フランクフルトの金融街

Frankfurt Frankfurt

ヨーロッパの証券市場としてロンドンに並んで有名なのがフランクフルト・アム・マイン。

ユーロ圏17か国において重要な役割を果たす金融機関の一つ「欧州中央銀行(European Central Bank)」の
本拠地があるフランクフルトは、世界中の投資家に大きな影響を与えるマーケット市場において、
金融、経済、商業の中心地となっています。

Frankfurt

高層ビルの立ち並ぶオフィス街に絶景を楽しめる マインタワー (Main tower) があります。

56階建てのビルには展望テラスがあり、地上200mの高さから360度の景色を楽しめます。
ただし屋外テラスなので、天候の悪い日には見学が出来ないこともあるので、公式サイトから
確認することをお勧めします。詳しくは https://www.maintower.de/en/

 

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旧市街を歩くだけではものたりないツーリストには、マイン川から街並みを見渡せるクルーズや、
乗り降り自由な観光バスなどでフランクフルト新旧混ざり合ったフランクフルトの街並みを広く浅く
眺めるのもいいかもしれません。

フランクフルトで宿泊するなら

フランフルトに宿泊する場合は、観光スポットやショッピング街に近い旧市街地がお勧めです。
料金は中央駅周辺より少し高めですが、旧市街の方が比較的安全なので・・・

ホテルの検索をする場合は、フランクフルト市庁舎やレーマー広場などのキーワードを入れて検索すれば、
市内中心地のホテルが見つかりやすいです。

反対にお勧めしないのは、中央駅付近です。

駅に近い方が出発には便利ですが、どこのヨーロッパの都市も同じですが、国際列車などが発着する
大都市の駅周辺は治安があまりよくないことで有名です。こちらフランクフルトも例外ではありません。

ホテル探しは、TripAdvisor などの口コミサイトで評判や料金比較を参考にして、
慎重に選ぶことをお勧めします。

まとめ

今回は、3国4都市(ストラスブール、バーゼル、マンハイム、フランクフルト)5泊6日の旅だったので、
結構あわただしく、フランクフルトも数時間ほどしか観光できませんでした。

訪れる前までは、「フランクフルトは金融都市で観光スポットの乏しい街」という固定観念がありましたが、
街歩きをしてみると、意外とそうではないことがわかりました。

ボッティチェッリやヤン・フェイク、ルノアール、モネなど有名な絵画を所有するシュテーデル美術館や、
歴史博物館、近代美術館、マインタワーなどの見学すれば、数時間では観光できないはずです。

そのうえ、ヨーロッパで高層ビルの立ち並ぶ街並みと中世の街並みが同じエリアで見れるのも珍しいです。

Ready to Land
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