数時間で廻るマンハイムの散策スポット!
ドイツの「マンハイム」というと、あまり耳にしたことがない街の1つだと思いますが、
高度な専門知識を有する「大学都市」として30万以上の人口を所有する大都市なのです。
マンハイムは、観光都市ではないのでそれほど見学スポットはありませんが、交通の便が良いので、
この街を起点にハイデルベルグ、シュトゥットガルト、フランクフルトなどへの
日帰りの観光も可能です。
列車の乗り換えだけで通り過ぎてしまいがちな街、マンハイムを数時間で観光できる
スポットを見ていきましょう。
フランス・ストラスブールからドイツ・マンハイムへ
ストラスブールからフランクフルト行きのTGVで、ドイツのマンハイムまで1時間7分。
2等車2階建ての上階席もゆったりとしていて、くつろいだ旅ができそうです。
APPからTGVのチケットを購入する方法
大きな荷物置き場が上と下の入口付近に設置されていて、
スーツケースを持っていても置き場所があるので安心です。
快適な旅になるはずだったんですが・・・
乗車20分を過ぎたころ係員のような人と後方に座っている人が口論を始めました。
検札員かと思っていた4人の人達は、話の内容からするとなんと私服警官!最初は、キセル乗車か盗難かな?と思っていたのですが、
1人の男性を取り囲んでしつこく質問をしている様子が尋常ではなく、
ストラスブールのテロ事件を思い浮かべてビクビクとする始末・・・
マンハイムの1駅前で降りてくれてホッとしましたが、結局何が起こったのかは分からずじまいでした。
今までヨーロッパの都市で列車を利用していますが、こういうことは毎日起こることではないので、
列車の移動は、危険という意味でもありません。
場所や距離にもよりますが、市内中心にある目的地に早く到着するには、列車の移動が速くて便利です。
マンハイム中央駅
♦ マンハイム中央駅 [Mannheim Hbf]
マンハイム駅は、ICE、TGVなど主要鉄道の乗り換えの駅となっており、
1日230本以上の長距離列車を含む658本の列車が行きかうドイツの主要国鉄駅です。
ホームにはエスカレータでアクセスできるので、大きな荷物を持っていても大丈夫!
駅構内には、小型のスーパー、ドラッグストア、雑貨店、カフェ、飲食店などあるので便利です。
マンハイムの散策スポットは、トラムを利用して廻りました。
駅を出ると正面にトラムとバスの大きなホームがあります。
ホームに券売機があるので、利用する前にここでチケットを買いましょう(カード利用可)。
マンハイム城 (マンハイム大学)
18世紀に建てられたバロック様式のマンハイム城。
現在お城の一部は大学として使用されていて、見学が可能になっています。
お城が大学として使われているのは、ドイツではここが唯一です。
イエズス教会
マンハイム城から徒歩5分、住宅街にたたずむ重厚感のあるイエズス教会。
バロック様式の存在感のある美しい教会です。
教会の中から響くパイプオルガンの音に誘われて中に入りました。
内部は広々とした空間に、白を基調に色鮮やかな大理石と金の豪華な装飾がされています。
上階には、立派なパイプオルガンが設置されています。
オルガンの音は、教会の雰囲気をより神秘的にする効果がありますね。
フリードリヒ広場と給水塔
フリードリヒ広場にあるマンハイムのシンボル給水塔。
1889年に建てられた給水塔の高さは60m、2000トンの水が蓄えられてあり、
とても美しい装飾がされています。
階段で給水塔のテラスへ上ると、とても美しい公園や街の姿を写真に収めることができます。
公園内は、緑の芝生で覆われていて美しく整備された花壇が大きな噴水の周りを飾っていて、
まさに都会のオアシスといっていいでしょう。
大きなトラムの通る道を挟んで、フリードリヒ広場の反対側はショッピング街になっていて、
ZARA、Primark、Bershuka、H&Mなどのファストファッションのお店や
ショッピングモールなどもあるので、ショッピング後のお散歩や休憩にもいい場所です。
マンハイムで宿泊したホテル
私たちの泊まったホテルは駅前の インターシティホテル マンハイム (IntercityHotel Mannheim)です。
新しく清潔で、設備(WiFi、ケトル、冷蔵庫)が整っていて便利な場所にあり低価格でした。
交通機関のフリーチケットがもらえるので、マンハイム市内やハイデルベルグ市内の交通機関が
これで乗れるという特権がありました。
マンハイムを起点として鉄道や長距離バスで移動するなら、中央駅の近くをお勧めします。
古城街道の入り口であるマンハイムは、ハイデルベルグやフランクフルトへ移動するのに
大変便利な位置で、ハイデルベルグへは列車で13分、フランクフルトへはICEやTGVで40分です。
ドイツ・マンハイムのホテル一覧を見る
フランクフルトへ行く場合も、マンハイムからのアクセスがお勧めです。
フランクフルトのホテルは、展示会や大企業の大きなイベントがあると料金がグーン上がり、
条件の良いホテルを理想の価格で見つけるのが難しいので・・・
Hotels.comは、シークレットプライスで通常より安くホテルに泊まれたり、Hotelsリワードと言って
1泊するごとにスタンプが貯まり、10泊するとホテル1泊代が無料になる特典があります。
航空会社のマイレージみたいなものですね。
同じホテルを選ぶなら、少しでも低価格で利用できた方がよいので、この特典を大いに利用しましょう!
格安長距離バス (FLixBUS) でフランクフルトへ
フランクフルトへの旅費を節約するために片道 FlixBUS を利用しました。
フランクフルト迄 所要時間 1時間25分、料金は1名たったの € 4.99 (¥600程)。
帰りはTGVを利用して40分で帰ってきましたが、2等席1人分 € 38,40 (¥4,600)と ¥ 4,000の差でした。
どこでもフリックスバスのバスターミナルはわかりにくいですが、中央駅とタクシーターミナルを
通り越して立体駐車場を目指せばすぐ見つかります。
まとめ
マンハイムは観光都市ではないので見どころは数えるほどしかありませんが、数時間で見学して
近隣の都市へアクセスするのに便利な位置にあります。
私たちはマンハイムからフリックスバスでアクセスできる、カールスルーエの空港からローマへ出発するのに
便利な場所であることと、フランクフルトへ日帰り観光に出かける為にマンハイムを選びました。
大都市の近隣の都市を訪れてみるのもいいなと思いました。