金沢の人気スポットひがし茶屋街近くに位置し、10体の神様をお祀りする
パワースポット「 宇多須神社」にお参りしてきました。
境内の見どころやご利益などを紹介します。
宇多須神社とは?
宇多須神社は、通称毘沙門天(びしゃもんてん)といいます。
佐和田川(今の浅野川)の辺の小丘から出た古鏡の裏面に卯と辰との紋様があったので卯辰神とし、
718年(養老2年)に多聞天社として創建されたのがはじまりです。
1599年(慶長4年)に、2代藩主前田利公を卯辰八幡宮をと称してその神霊を密かに祀り、
藩主の祈祷所として崇敬を集めました。
1873年(明治6年)には旧金谷御殿の跡地に創建された尾山神社に利家の神霊を遷座し、
同35年に宇多須神社と改称しています。
参考:金沢市公式ホームページ、石川神社庁
ご祭神について
高皇産靈神、甕槌男命、大國主神、市杵嶋姫命、大山祇命、八重言代主命、
少彦名神、宇迦之御魂命、豐受大神、崇徳天皇
10体の神様がお祀りされています。
ご利益について
病気平癒・安産、商売繁盛、魔除け・悪縁切り、金運、開運招福など
正面入り口の鳥居をくぐり拝殿へ
結婚式も行われるという拝殿の中には、
狛犬とマスクをつけたお殿様の人形も鎮座していて、ユーモアがありますね。
宇多須神社の境内には・・・
境内には忍者が2体‼
拝殿の下と境内には忍者がいます。
なぜ?
忍者と関係がある神社なのでしょうか?
あとで調べると、この忍者の人形は4年ほど前に北陸大学の学生の案で作られたもので、
海外から見た日本(日本=忍者)という観点を利用して、地域活性化のための企画だそうです。
だけど、加賀藩の歴代当主がお参りした際、警護として忍者がついていたという由来もあるので、
まんざらないところから出た話ではないようですね。
三福神
境内にお祀りされている弁財天、恵比寿神、毘沙門天。
こちらでは、7福神ではなく3福神です。
酒湯の井戸
拝殿の横側を抜けると・・・
「利常公酒湯の井戸」
この井戸は、今から400年以上さかのぼる1599年(慶長四年)に、
元加賀藩社「卯辰八幡宮」とともに創建されたそうです。
加賀藩第5代藩主前田 綱紀公が疱瘡にかかった時、この井戸の御神水を沸かし、
お酒を入れて「酒湯」として体にかけて治したとされています。
アクセスについて
住所:石川県金沢市東山1丁目30-8
授与所時間:9:00 ~ 17:00
参拝料:無料
まとめ
境内に忍者が潜んでいるという噂を聞き、興味深々で宇多須神社にお参りしてきました。
こじんまりした境内には、「利常公酒湯の井戸」や「逆さ狛犬」など興味深い
歴史を辿る場所があるとともに、拝殿の中を見守るお殿様や境内の2体の忍者などのように、
ユーモアのある企画がされた神社でもありました。
また、人気観光スポットであるひがし茶屋街の近くにあるので、
足を延ばして見てはいかがでしょうか?