大正ロマン漂う「門司港駅」と「門司港レトロ」の散策

Mojiko九州・沖縄

新幹線の停車駅である小倉駅から在来線に乗って約15分、大正時代の姿に復原され、
2019年にグランドオープンした「門司港駅」を訪れました。

九州鉄道の起点として、今も現役で活躍している門司港駅や関門海峡に面した
ウォーターフロントの観光スポット「門司港レトロ」の恋人の聖地を紹介しています。

門司港駅とは

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1914年(大正3年)に開業された門司駅は、1942年(昭和17年)に門司港駅と改称され、
1988年(昭和63年)には鉄道駅舎として初めて国の重要文化財に指定されました。

現役の駅舎で国の重要文化財に指定されているのは、門司港駅と東京駅の2つだけです。
ちなみに東京駅は、門司港駅の15年後に指定されました。

現在の駅舎は、6年に及ぶ工事を終え、2019年(平成31年)3月に大正時代の姿に復原され
グランドオープンしました。

少し離れてみると石造りに見える駅舎は、木造二階建てのネオ・ルネサンス様式。
仕上げのモルタルに目地を入れることで、石造り風に仕上げているそうです。

左右対称の駅舎は「門」を表現したデザインになっています。

フォトジェニックなホーム

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駅のホームをいえば、待合椅子や自販機、ごみ箱などが中央にありますが、門司港駅には障害物がなく、
一直線に通ったホームに「もじこう」と書かれた駅名プレートがレトロでフォトジェニックです!

柱や屋根の内側は木材で、屋根を支えている梁には線路のレールが使われているそうです。

レトロなつり革

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新幹線の停車駅である小倉駅から乗ってきた在来線の車両です。
天井を見上げると・・・つり革が変わっています!

円を描くデザインのつり革は、初めて見ましたが、これもレトロ感があります。

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建設当時からの「幸運の手水鉢」

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駅舎の横にあるトイレの入り口には、創建当時から有り、戦時中の貴金属提供をまぬがれた
「幸運の手水鉢」が見られます。歴史を感じさせる、とても貴重な手水鉢です。

駅舎から独立した建物なので、駅を利用しなくても見ることができます!

門司港駅 [Mojiko Station]
所在地:北九州市門司区西海岸1-5-31

門司港レトロ

Shimonoseki

JR門司港駅周辺地域に残る外国貿易で栄えた時代の建造物を中心に、ホテル・商業施設などを
大正レトロ調に整備し、関門海峡に面したウオーターフロントの観光スポット。

駅周辺には、九州の鉄道路線の歴史を辿ることができる「九州鉄道記念館」や 1921年(大正10年)に
三井物産の宿泊施設・社交倶楽部として建設された「旧門司港三井倶楽部(国重要文化財)」、
1917年(大正6年)に建てられた大阪商船門司支店を修復した「旧大阪商船」など、
明治・大正の歴史的建造物群の多くが、そのまま人気観光スポットとなっています。

恋人の聖地「ブルーウィングもじ」

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「恋人の聖地」に認定されている「ブルーウィングもじ」。
全長約108mの日本最大級の歩行者専用はね橋。1日6回、水面に対して約60度の角度に跳ね上がります。

橋が閉じて最初に渡ったカップルは永遠に結ばれるといわれています。
ライトアップされた夜景を観賞しながら橋を渡るのもロマンチックですね。

Mojiko

ブルーウィングもじ[Blue Wing Moji]

所在地:福岡県北九州市門司区浜町4-1
開橋時間:10:00、11:00、13:00、14:00、15:00、16:00(それぞれ20分後に閉じる)
門司港レトロインフォメーション

門司港レトロで宿泊するなら

大正ロマンの街並みを残す港町「門司港」に建つ プレミアホテル 門司港 [Premier Hotel Mojiko] は、
イタリアの建築家アルド・ロッシがデザインしたデザイナーズホテル。

館内は全てオリジナルデザインのインテリアでまとめられ、客室からは関門海峡が目下に広がる
絶景が楽しめます。  プレミアホテル 門司港の宿泊プランを見る


まとめ

門司港は明治から昭和にかけて国際貿易の拠点として発展し、横浜・神戸と並んで「日本三大港」の
ひとつにも数えられた「門司港」。

現在は、関門海峡に面したウオーターフロントの街「門司港レトロ」として人気の観光地となっています。

また、関門海峡をつなぐ関門橋は、高速道路の下に人道が通っており、徒歩で無料で渡ることができます。
海底トンネルを無料で渡れるという貴重な体験をしながら、向こう岸山口県下関市のグルメや景観を
楽しんだり、壇ノ浦の戦いで入水した平家一門を祀った 赤間神宮 などを訪れてみるのもいいですね。

 

 

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