ローマはエリアごとに違った雰囲気を味わうことができます。
ナヴォーナ広場 (Piazza Navona) は、美しい噴水の並ぶバロック芸術の極致ともいえる広場で、
地下には古代ローマの遺構、広場の周辺には、数多くのアンティークショップや活気ある路地裏が
混ざり合った、ローマで最も興味深いエリアのひとつです。
このページでは、ナヴォーナ広場とその周辺の見どころを紹介します。
👉 ナヴォーナ広場と一緒に回りたいスポット
パンテオン・トレビの泉 の詳しい解説記事
ナヴォーナ広場はどんなところ? その歴史と特徴
ナヴォーナ広場が現在のようなバロック様式の広場として完成したのは、17世紀半ばのことです。
それ以前は、古代ローマ時代に「ドミティアヌス競技場」としてつくられたという長い歴史があり、
1644年に教皇に選出されたパンフィーリ家のインノケンティウス10世が自身の権威の象徴のため、
この広場の大規模な再開発を命じました。
現在ある細長い楕円形の広場の形は、1世紀に建設された競技場の形をそのまま引き継いだものです。
ナヴォーナ広場のみどころ
四大河の噴水
ナヴォーナ広場の一番の見どころは…
「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」と賞賛された
バロックの巨匠ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの傑作「四大河の噴水」です。(1651年完成)
「四大河の噴水」は、世界の4大河を擬人化しており、ナイル川(アフリカ)、ガンジス川(アジア)、
ドナウ川(ヨーロッパ)、ラプラタ川(アメリカ)の4つの地域を表しています。
ベルニーニ VS ボロミーニ
ベルニーニが設計した「四大河の噴水」には、向かいに建つ教会を設計した宿命のライバル、
ボロミーニに対する皮肉が込められているという有名な伝説があります。
1つ目は、片手を空にかざして何かを遮るようなポーズをとっているうち、ラ・プラタ川像。
これは、ボロミーニが建てた「サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会」の
ファサードが崩れてくるのを恐れて、手で防ごうとしていると言われています。
2つ目は、頭から布をすっぽりと被ったナイル川(アフリカ大陸)の像。
本来の理由は、当時ナイル川の源流が未発見だったことを象徴したものですが、
ボロミーニが設計した教会の醜さに耐えられず、目隠しをして見ないようにしている
という皮肉がジョークとして語り継がれています。
このエピソードはガイドブックや観光客の間でとても人気がありますが、
歴史的事実を照らし合わせると時系列が矛盾しているようです(笑)。
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サンタ・アニェーゼ・イン・アゴーネ教会
4大河の噴水の正面に建つサンタ・ニェーゼ・イン・アゴーネ教会を設計したのは、
ベルニーニのライバルであったフランチェスコ・ボッロミーニとその助手です(1652年着工)。
ダイナミックな凹面のファサードは、バロック建築の代表例とされています。
ベルニーニに対してのボロミーニの密かな反撃として語り継がれているのが、
教会のファサード(正面)の左側に配置されている聖アグネスの像です。
聖女が胸に手を当てて、「私の教会は絶対に崩れませんから、ご心配なく」と、
ラ・プラタ川の像を見下ろしているように設計されたと言われています。
ムーア人の噴水 と ネプチューンの噴水
広場の南北にある「ムーア人の噴水」と「ネプチューンの噴水」も、19世紀に追加され、
現在のバロック様式の景観を整える要素となりました。
古代の競技場跡
ナヴォーナ広場の地下には、紀元80年頃に建設された古代ローマ時代の遺跡「ドミティアヌス競技場」があり、ローマ史上初、かつ唯一の石造り競技場の遺構を見ることができます。
現在の路面から約4.5〜5メートル下に、かつての観客席の土台や通路が残され、発掘された彫刻や、
当時のスポーツ(陸上競技や格闘技)の歴史を紹介するパネル、3D映像などが展示されています。
地上から一部を眺めることもできますが、地下に降りて2000年前のローマのスケールを
体感するもの面白いかもしれませんね!
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現地でも購入できますが、混雑時は入場制限があります
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ナヴォーナ広場の楽しみ方
ナヴォーナ広場は、いつ訪れても美しい広場ですが、噴水がライトアップする時間は、
日中とは全く違ってロマンチックです。
✔ 朝は静かで人が少ないので写真に最適
✔ 夜はライトアップで噴水がより綺麗
✔ 広場を眺めながらカフェでのんびり過ごす
ナヴォーナ広場付近の見どころ
👉 ローマ国立博物館・アルテンプス宮(Museo Nazionale Romano, Palazzo Altemps)
古代ローマ時代のドムス跡やギリシャ・ローマの彫刻の貴重なコレクションが展示
→ アルテンプス宮の記事へ
👉 サンタ・アゴスティーノ教会 (Basilica di Sant’Agostino)
カラヴァッジョ の「ロレートの聖母」を所蔵
👉 サン・ルイージ・ディ・フランチェージ教会(Chiesa di San Luigi dei Francesi)
カラヴァッジョの3作の祭壇画を所蔵
→ カラヴァッジョの作品を無料で見学の記事へ
👉 Via del Governo Vecchio(ヴィア・デル・ゴヴェルノ・ヴェッキオ)
アンティークショップやヴィンテージ古着、お洒落なカフェが並ぶ、歩くだけで楽しい通りです。
👉 バンキのアーチ (Arco dei Banchi)
“星空の回廊”はローマで最もロマンチックな穴場スポット!
このエリアは見どころが密集している反面、効率よく回るのが意外と難しいエリアです。
せっかくなら、1つのエリアに集中せずに、効率よくローマ観光を楽しみたいですよね。
👉 初めての方は、乗り降り自由のオープンバス もおすすめです。
ナヴォーナ広場周辺で人気のあるホテル
ナヴォーナ広場周辺は、ローマ観光の拠点としてリピーターにも人気のあるエリアです。
徒歩で主要スポットを回れるため、立地の良いホテルから埋まります。
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4月下旬~6月、9月中旬~10月はハイシーズンになる為、この時期は最高に高く設定されていますが、
11月中旬~2月(年末年始を除く)は半額、または3分の1ほどの料金で泊まれることがあります。
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①Eitch Borromini Palazzo Pamphilj (エイチ ボロミーニ パラッツォ パンフィーリ)
👉ボロミーニ設計の広場に面した絶景ホテル
ナヴォーナ広場に面した17世紀の宮殿内に位置する贅沢なホテルです。
歴史的建造物から広場を見下ろす屋上のラウンジは、宿泊客以外も訪れる人気スポットです。
② Hotel Raphaël – Relais & Châteaux(ホテル ラファエル)
👉5つ星の隠れ家ホテル
屋上テラスからの360度のパノラマビューとベジタリアン料理にこだわったレストランが好評。
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③ Hotel Genio (ホテル ジェニオ)
👉広場に面した絶景ホテル
重厚感のある伝統的なイタリアンスタイルのホテル。ナヴォーナ広場のすぐ北側に位置し、
屋上のテラスからは、サン・ピエトロ大聖堂のドームなど絶景が楽しめます。
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④Hotel Smeraldo (ホテル スメラルド)
👉どこへ行くにも「ちょうどいい」距離
明るくモダンな内装で清潔感があり、屋上からはローマの街並みが楽しめます。
ナヴォーナ広場、パンテオン、カンポ・デ・フィオーリ広場のちょうど真ん中にある便利な立地。
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⑤Navona Theatre Hotel (ナヴォーナ シアター ホテル )
👉モダンでスタイリッシュな客室
ナヴォーナ広場のすぐ裏手に位置しながら、静かに過ごせるブティックホテルです。
劇場をテーマにした現代的なデザインの客室が特徴。
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まとめ
ナヴォーナ広場はローマでも特に魅力的なエリアのひとつです。
このページで紹介したスポットは、そのほんの一部です。
私も30年ローマに住んでいますが、ナヴォーナ広場付近を散策するたびに、
路地裏などにオシャレなアンティークのお店や珍しいスポットなど新しい発見をし続けています。
みなさんも広場の周辺をゆっくりと散策して、お気に入りのお店やレストラン、
バールなどを見つけてみてください。
効率よく観光したい方は、ツアーなどの事前予約も検討してみても良いかもしれませんね。









