ヴェネツィア観光で欠かせない交通手段が、水上バス「ヴァポレット(Vaporetto)」です。
車が走らないヴェネツィアでは、徒歩とヴァポレットが主な移動手段となります。
サン・マルコ広場やリアルト橋などの主要観光地は徒歩でも巡れますが、
離島観光や長距離移動にはヴァポレットでの移動が必要です。
初めて訪れると「どの路線に乗ればいいの?」「チケットはどこで買うの?」と心配ですが、
いちど乗ってしまえば、「ああこんなものなのか~」という感じで観光の一部として楽しめます。
この記事では、ヴェネツィアのヴァポレットの乗り方や料金、チケット購入方法をわかりやすく紹介します。
本島へ行く前に入島料を確認しましょう
ヴェネツィアでは、特定日に日帰りで歴史地区(本島)を訪れる観光客を対象に
「入島料(Access Fee)」が導入されています。
対象日に訪れる場合は、事前登録や料金の支払いが必要になることがあります。
サンタ・ルチア駅やローマ広場から本島へ入る際に確認が行われることもあるため、
旅行前にヴェネツィア市公式サイトで最新情報を確認しておきましょう。
詳しい制度については、ヴェネツィア観光ガイドでも紹介しています。
▶ ヴェネツィアを1日で巡るおすすめ散策コース を読む
ヴァポレットとは?
ヴァポレットは、ヴェネツィア市内や周辺の島々を結ぶ水上バスです。
運河を移動しながら街並みを眺められるため、
単なる交通手段ではなく観光の楽しみのひとつでもあります。
ヴェネツィア本島だけでなく、ムラーノ島やブラーノ島などの離島へも
同じACTVのヴァポレットでアクセスできます。
よく利用する路線は1番と2番
ヴェネツィア観光で利用する機会が多いのが、ヴァポレットの「1番」と「2番」です。
どちらも大運河(カナル・グランデ)を通る路線ですが、
停車する停留所の数や運行ルートに違いがあります。
1番線(各駅停車)
1番は大運河沿いのほぼすべての停留所に停車する路線です。
ローマ広場やサンタ・ルチア駅、リアルト橋、サン・マルコ広場など
主要スポットを経由しながら進むため、ヴェネツィアらしい景色をゆっくり楽しめます。
ローマ広場からサン・マルコ広場までは約45〜50分ほどかかりますが、
初めてヴェネツィアを訪れる人には特におすすめです。
また、1番線は年間を通して運行しており、ルートも比較的わかりやすいため利用しやすい路線です。
2番線(快速)
2番は主要な停留所のみ停車する快速タイプの路線です。
ローマ広場やサンタ・ルチア駅を出発すると、リアルト橋やサン・マルコ広場など
主要スポットを中心に停車するため、効率よく移動できます。
ローマ広場からサン・マルコ広場まで約25〜30分と、
1番線より短時間で移動できるのが魅力です。
ただし、2番線は時間帯や季節によって運行ルートが変わることがあるため、
乗船前に行き先表示を確認するようにしましょう。
2番線はルートが複数あるので注意
1番線は比較的シンプルなルートですが、2番線は時間帯や季節によって運行パターンが変わります。
主なルートには次のようなものがあります。
• サン・マルコ広場とローマ広場を結ぶ循環ルート
• 大運河のみを往復する区間運転ルート
• 夏季に運行されるリド島方面への延長ルート
同じ「2番」でも行き先が異なる場合があるため、
乗船前には必ず電光掲示板や船体の表示を確認してください。
どちらに乗ればよい?
景色を楽しみながらゆっくり移動したいなら「1番」、
できるだけ早く移動したいなら「2番」がおすすめです。
なお、ローマ広場・サンタ・ルチア駅・リアルト橋・サン・マルコ広場の間を移動するだけであれば、
どちらの路線でも目的地の近くまで行くことができます。
迷った場合は、先に来た方に乗ってしまっても問題ありません。
ヴァポレットのチケット料金
主なチケットの種類は以下の通りです。
有効時間は最初の利用からカウントされます。
• 75分券:€ 9,5
• 24時間券:€ 25
• 48時間券:€ 35
• 72時間券:€ 45
• 7日券:€ 65
*上記のチケット料金は、2026年6月のものです。
料金は変更される場合があるため、最新情報はACTV公式サイトで確認してください。
また、ムラーノ島やブラーノ島など離島観光も予定している場合は、
24時間券以上の利用がおすすめです。
チケットの購入方法
チケットは以下の場所で購入できます。
• サンタ・ルチア駅の窓口
• ヴァポレット乗り場周辺の券売機
• Venezia Unica公式サイト
混雑シーズンは窓口に長い列ができることもあるため、事前購入しておくとスムーズです。
公式サイトから購入後は「PNRコード」が発行され、現地のACTV券売機でチケットを受け取れます。
(PNRコードの有効期限は24ヶ月です)
ACTV券売機での受け取り方法
サンタ・ルチア駅を出ると、正面左手にACTVの券売機があります。
事前購入した場合は、PNRコードを入力することで簡単にチケットを発券できます。
また、ローマ広場(Piazzale Roma)にも同様の券売機があるので、そちらでの購入・発券も可能です。
ヴァポレットの乗り方
ヴァポレット乗り場には電光掲示板があり、
以下のように路線番号や乗り場、行き先、運行状況が表示されています。
2 P.LE ROMA 5 min (2番線、ローマ広場行き、5分で到着)
乗船前に、
• 路線番号
• 行き先
• 乗り場
をセットで確認しましょう。
行先を確認することで、「逆方向の船に乗って迷ってしまった」ということを防げます。
初めて見ると少し複雑に感じますが、慣れると難しくありません。
チケットの使い方
ACTVのチケットはICカード方式です。
乗船前に改札機へタッチすると有効時間が開始されます。
24時間券などの乗り放題チケットも、乗船するたびにタッチが必要です。
読み取り機にかざしてピッと音が鳴ればOKです。
離島観光にも利用できる
ヴァポレットは本島だけでなく、ムラーノ島やブラーノ島など、
人気の離島へも利用できます。
ムラーノ島
ヴェネツィアンガラスで有名なムラーノ島。
ヴェネツィアを囲む120島の1つムラーノ島は「ブラーノ島 (Brano)」や
「トルチェッロ島(Torcello)」と並び、ツーリストに人気のある島です。
7つの小島が橋で繋がりヴェネツィアを小さくしたような感じですが、
賑やかなヴェネツィア本島とは、趣の違う素朴な街の散策が楽しめます。
ブラーノ島
レース編み職人や漁師の村として栄えてきたブラーノ島は、
カラフルな家並みが美しい人気の観光スポットです。
どちらも数時間程度で観光できるため、ヴェネツィア本島とあわせて訪れるのがおすすめです。
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まとめ
ヴェネツィア観光では、徒歩だけでなくヴァポレットを活用することで効率よく移動できます。
特にムラーノ島やブラーノ島などの離島観光を予定している場合は、
24時間券以上の利用がおすすめです。
運河から眺めるヴェネツィアの街並みは格別なので、
ヴァポレットでの移動そのものも観光の一部として楽しんでみてくださいね。










