レトロな運河の街・小樽の半日散策スポット!

航路の要として栄えた港町小樽。

小樽には小樽運河や江戸時代からから昭和初期にかけて建てられた歴史的な建造物が美術館や観光案内所、
ショップやカフェなどで利用されていたり、北海道の開拓に重要な役割を果たした手宮線跡地を散策できる
ようになっていて、古き良き小樽の街を再確認できるように観光スポットとして公開されています。

そして、ヨーロッパの街並みを思わせるメルヘン交差点周辺では、小樽土産のガラス製品や可愛い
オルゴール店でのショッピングやスイーツを楽しむこともできます。

今回は、新千歳空港から小樽までのアクセスと、半日で廻ったレトロな運河の街「小樽」の散策スポット
を紹介します。

札幌新千歳空港から小樽へのアクセス

 

new chitose airport Hokkaido

新千歳空港から小樽へは、JRで札幌駅を経由していきます。

新千歳空港の地下1階にJR新千歳空港駅があり、到着ロビーからJR線の案内表示に従って、
エスカレーターで地下へ降り、道なりにまっすぐ進めば駅の改札に到着します。

空港の建物から出ずにロビーから直結しているので、天候の悪い日でも傘を広げる必要がないのが嬉しいです。

新千歳空港駅と札幌駅を結ぶJR快速エアポートは、約15分間隔で運行していて、
新千歳空港駅~札幌駅間は所要37分、1150円です。
Suica、PASMO、ICOCA、manaca等のICカードも利用可能です。
小樽へ行く場合も、このJR快速エアポートに乗っていれば、約1時間14分、2440円で
新千歳空港駅から乗り換えなしで小樽駅まで行く事ができます。

new chitose airport station Hokkaido

札幌に2泊ホテルを予約していたので、当初の予定ではJR快速エアポートで新千歳空港から直接小樽へ
行って、数時間小樽を観光してから札幌へ行くはずでしたが、小樽駅のコインロッカー事情を考慮して、
札幌で荷物をコインロッカーに預けてから小樽へ行くことにしたので、札幌駅で一度下車しました。

今回、神戸からスカイマークで新千歳空港まで来て、札幌に2泊した後、函館からJRを使って南下していく
スケジュールですが、北海道を周遊する予定であれば、北海道エンジョイパス という観光スポット10ヶ所の
入場券がセットになったお得なチケットがあります。

旅程に合わせて「道央、道南エリア」と「道北、道東エリア」が用意されていて、
「道央、道南エリア(札幌・洞爺湖・函館エリア)」のチケットは、さっぽろテレビ塔やJRタワー展望室タワー、札幌 もいわ山ロープウェイ(往復乗車)など現地でチケットを買うより割引価格で利用できるのが魅力です。

札幌駅のコインロッカー

札幌駅のコインロッカーは、改札を出てからの構内南連絡通路、北連絡通路、東改札口付近の3か所と、
少ないですが改札内にも北側と南側の2か所あります。

Sapporo station

ラッキーな場合は、改札を出ないで荷物をロッカーに入れることができます。

改札内:南側1.2番ホーム付近のロッカー
サイズは、特大(700円)、大(600円)、中(500円)で、100円硬貨とICカード対応です。

Sapporo station

構内のコインロッカーは、改札を出てすぐにある南連絡通路側(大通公園・すすきの方面)のロッカーが
便利です。観光スポットにも近いし南連絡通路の両脇にズラリを並んでいるので、
特別なイベントがない限り、コインロッカーがないという心配をしなくて大丈夫だと思います。

サイズは、特大(700円)、大(600円)、中(500円)、小(400円)で、100円硬貨と、ICカード対応です。

改札内のコインロッカーに空きがなく、一度改札を出て南連絡通路側のコインロッカーに
荷物を預けてから小樽へ出発しました。札幌駅からは普通で小樽へ向かいました。
普通列車は30分おきに出発していて、小樽までの所要時間は約47分、料金は750円です。
JR快速エアポートより12分長く乗りますが、540円程の差があります。

小樽の散策コース

小樽駅からスタートして南小樽駅へ着くように廻るか、その反対に南小樽駅からスタートして小樽駅に
着くようにして廻れば、スムーズに徒歩で日帰り観光ができると思います。

小樽駅

Otaru Station

札幌から約1時間、小樽駅に到着しました。
1934年(昭和9年)に建設された小樽駅は、道内最古で国の登録有形文化財となっています。

それほど大きな駅ではありませんが、改札口の上の窓やホームに美しいランプが飾れていて、
とても幻想的です。

Otaru Station

このランプによる構内の装飾は、1987年(昭和62年)当時の駅長が、小樽駅に特色を持たせたいと考え、
北一硝子に依頼し108のランプが駅へ寄贈されました。

その後、新たなランプが寄贈されたため、現在333個の北一硝子のランプが構内の窓を華やかに
飾っているのだそうです。

Otaru Station

小樽駅
住所:小樽市稲穂2丁目22-15

手宮線跡地

Former TEMIYA LINE Otaru

小樽駅から小樽運河へと向かう途中に出会うのが、「手宮線跡地」です。

手宮線とは、1880年に開通した手宮~札幌~幌内を結ぶ幌内鉄道の一部で、石炭や物資などが
運ばれていたこの路線は、小樽から三笠の幌内まで結ばれており、北海道で最初の鉄道開業区間の
一部だったそうです。輸送手段がより便利なトラックなどに変わり、1世紀あまり続いた鉄道の歴史に
幕が降り、手宮線は1985年に廃線になりました。

Former TEMIYA LINE Otaru Former TEMIYA LINE Otaru

レトロな手宮線跡地はフォトジェニックなスポット!

廃止となった旧手宮線のうち1.6 kmの線路が散策路となっていて、線路を辿って歩くことができます。
遮断機などの遺構が残され整備されたレトロな散策路は、フォトジェニックなスポットです。
手宮線跡にある遊歩道の終着点は、「寿司屋通り」です。

手宮線跡地
住所:小樽市色内2丁目1番地
アクセス:JR小樽駅より 徒歩7分

歴史的建造物

1983年(昭和58年)、小樽で景観地区保全条例が制定され、現在では75棟が「小樽市指定歴史的建造物」
に指定されているそうです。その中で偶然前を通りかかったのがこの2軒です。

田中酒造店

Otaru

昭和初期の雰囲気のまま営業を続けている「田中酒造店」。
1927年(昭和2年)に建てられたレトロな木造建築は、かつての小樽に多く存在した酒造店の店構えを
残した珍しいものだそうで、平成元年には小樽市都市景観賞を受賞しています。

場所:小樽市色内3丁目2番5号

小樽運河プラザ(旧小樽倉庫)

Otaru

石と煉瓦で組み上げられた建物は、1890〜1894年(明治23~27年)に倉庫として使用されていました。
倉庫というにはあまりにも重厚で豪華な造りで、三つの大きな石造りの倉庫が連なっています。

現在は、運河プラザ(小樽市観光物産プラザ)と小樽市総合博物館運河館として利用されており、
運河プラザでは、2012年(平成24年)4月から「国際インフォメーションセンター」が設置され、
車椅子の貸出しや、小樽・後志エリアのパンフレットやマップが用意されています。(外国語版あり)

一番庫と二番庫には古いマッチのコレクションや小樽とその近郊の特産品などの物産販売店、カフェ、
中庭があり小樽市総合博物館運河館へと続きます。三番庫はコンサート会場になっています。

運河プラザ
場所:北海道小樽市色内2丁目1-20
アクセス:JR:函館本線小樽駅から徒歩約10分
入場料:無料
営業時間:9時~18時(季節、イベントに応じ時間変更有)
定休日:元日

北運河

North canal Otaru

観光客で賑わう小樽運河に比べて、小樽の素顔が見られる落ち着いた場所です。

北運河は埋め立てられることなく本来の40mの幅を保っているので、現在でも多くの作業船や小型船が
係留されていています。周辺には、明治時代に建てられた旧右近倉庫や旧澁澤倉庫が残されており、
レトロな雰囲気が漂います。

北運河
アクセス:JR小樽駅より 徒歩15分

小樽芸術村

Otaru City General Museum Canal Museum

小樽芸術村は、明治後期から昭和初期にかけて「北のウォール街」と呼ばれ、北海道経済発展の基礎を
築いた「旧高橋倉庫」、「旧三井銀行小樽支店」、「旧北海道拓殖銀行小樽支店」の建物が、
2017年(平成29年)美術館になってオープンした場所です。

三館の入場共通券:一般2000円、学生1500円、高校生1000円

旧三井銀行小樽支店

Otaru City General Museum Canal Museum

旧三井銀行小樽支店は、1927年(昭和2年)に竣工し、小樽市最後の都市銀行として2002年(平成14年)まで
営業していました。「旧三井銀行小樽支店」の天井全面には、30分~1時間毎に(季節によって時間が異なる)
日本の四季を表現したプロジェクションマッピングが上映され、歴史的建造物と現代のアートの融合を
楽しむことができます。

場所:北海道小樽市色内1丁目3‐1
開館時間: (5~10月)9:30〜17:00、 (11~4月)10:00~16:00 *入場は閉館30分前まで
休館日: (5~10月)無休 、 (11~4月) 毎週水曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始
入場料:一般500円、学生300円、高校生200円
公式サイト

似鳥美術館

Nitori Museum Otaru

旧北海道拓殖銀行小樽支店は、建築家であり営繕官僚として国会議事堂の建設にも携わった矢橋賢吉を
中心とした大蔵省営繕管財局によって1923年(大正12年)に施工されました。
鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建ての建築であり、入り口正面の円柱は重厚感があります。

現在は、似鳥美術館として利用されており、2階には高村光雲とその弟子たちの木彫、
3階は岸田劉生をはじめとする日本・海外の洋画、4階は横山大観、川合玉堂などの日本画、
そして地下にはアールヌーヴォー、アールデコグラスギャラリーの4棟を、
それぞれの時代を華やかに彩ってきた日本や世界の美術品、工芸品が展示されています。

館内は写真撮影禁止です。
似鳥美術館(旧北海道拓殖銀行小樽支店)
場所:北海道小樽市色内1丁目3-1
開館時間: (5~10月)9:30〜17:00、 (11~4月)10:00~16:00  * 入場は閉館30分前まで
休館日: (5~10月)無休 、 (11~4月) 毎週水曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始
入場料:一般1500円、学生1000円、高校生700円
似鳥美術館・公式サイト

ステンドグラス美術館

Otarugeijutsumura Stained Glass Museum

「小樽ステンドグラス美術館」は旧高橋倉庫を利用しています。
19世紀後半から20世紀初頭のイギリスの教会に、実際に飾られていたステンドグラス70組、
140点が展示されています。

Otarugeijutsumura Stained Glass Museum

1階と2階の壁全面にサイズや形の異なった、華やかで繊細なステンドグラスが展示されていて、
まるで宝石箱の中にいるようです。

Otarugeijutsumura Stained Glass Museum

近年、イギリスで多くの教会が取り壊された中、これらの作品は破壊を免れ、小樽に辿り着き
ステンドグラス美術館に展示されました。

ステンドグラスに描かれた図像や文字には、ヴィクトリア女王の統治していた華やかな時代から
エドワード朝時代、そして第一次世界大戦へと進んでいくイギリスの歴史が凝縮されています。

Otarugeijutsumura Stained Glass Museum

ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫)
場所:北海道小樽市色内1丁目2‐16
開館時間: (5~10月)9:30〜17:00、 (11~4月)10:00~16:00  * 入場は閉館30分前まで
休館日: (5~10月)無休 、 (11~4月) 毎週水曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始
入場料:一般700円、学生500円、高校生400円
音声ガイダンスの無料貸し出し(日本語、英語、中国語、韓国語)
写真撮影OKです!
ステンドグラス美術館・公式サイト

小樽運河

Otaru Canal

重厚な倉庫とガス灯の立ち並ぶ小樽運河は、小樽のレトロな姿が見れる人気観光スポットです。

小樽運河は、荷揚げするための艀(はしけ)が、直接倉庫の近くまで入って行けるよう造った水路です。
運河沿いには重厚な倉庫が当時の姿のまま立ち並び、レストランなどに再利用されています。

運河沿いの遊歩道には63基のガス灯が立ち並び、北海道開拓の歴史を語るブロンズの記念碑が
並べられています。

Otaru

レトロな小樽の街並みを運河から見る小樽運河クルーズで、小樽の景色を楽しむのもいいと思います。
クルーズは40分ほどですが、船長さんによって小樽の歴史も説明してもらえるので、
ただ歩くだけでは気づかない小樽運河の魅力を知ることができます。

また、ライトアップする夕暮れ時の幻想的な運河の景色は、旅の最高の思い出になります。

小樽運河
住所:小樽市港町
アクセス:JR函館本線小樽駅より徒歩8分

小樽出抜小路

Otaru Denuki Koji Otaru Denuki Koji

この屋台村の名称は、色内大通りより一本運河側にある「出抜小路通り」にちなんでつけられています。
かつて小樽銀行協会の建物があった場所に明治・大正のレトロ調の建物などが建てられ、
小樽が繁栄していた古き良き時代が再現されています。

Otaru Denuki Koji

敷地内には明治時代に市内の入船町にあった望楼・火の見櫓をモデルに建てられた展望台があり、
無料で入ることができます。展望フロアからは、小樽運河を見渡せるようになっています。

Otaru Denuki Koji

小樽出抜小路
場所:北海道小樽市色内1丁目1番
展望台:11.00~17.00
小樽出抜小路公式ページ

小樽堺町通り

Otaru sakaimachi street

古い商店やガラス店、スイーツのお店や飲食店の並ぶ賑やかな通りで、レトロな看板や内装などが見ら
散策するのにぴったりの通りです。ガラス製品の老舗「北一硝子三号館」もこの通りにあります。

小樽駅方面からこの堺町本通りを小樽オルゴール堂へ向かって進むと、小樽駅を終点地にスムーズな
観光ができます。

Otaru sakaimachi street Otaru sakaimachi street

場所:北海道小樽市堺町6-11

北一硝子 「三号館」

Kitaichi glass three Bldg.

石油ランプの製造から始まった北一硝子は110年以上の歴史を持つ老舗で、アイテム数の豊富さと
上質さに定評があります。和風・洋風・カントリー調のガラス製品がずらりと並ぶ「三号館」は、
かつて漁業用倉庫だった明治期の石倉を改装した建物で、167個の石油ランプが灯る、
カフェも人気スポットの一つとなっています。

Kitaichi glass three Bldg.

北一硝子「三号館」
住所:小樽市境町7-26
営業時間8:45~18:00
アクセス:JR南小樽駅より 徒歩10分

メルヘン交差点

otaru

メルヘン交差点の正式名称は堺町交差点と言い、五叉路になっています。
石畳や石の建物が立ち並ぶ様子は、中世のドイツを思わせるメルヘンチックな街並みです。

ここからは、5分強で南小樽駅へアクセスできます。

メルヘン交差点
場所:北海道小樽市堺町6

小樽オルゴール堂

Otaru Music Box Museum

歴史的な建造物を利用して1989年にオープンしたのが「小樽オルゴール堂」。
入り口には珍しい「蒸気時計」が15分ごとに白煙を上げ汽笛を鳴らしています。
店内には約3400種類のかわいいオルゴールが並び、まるでメルヘンの世界に入ったようです。

オルゴールの歴史を紹介するジオラマや、アンティークなオルゴールも展示されています。

Otaru Music Box Museum

小樽オルゴール堂
住所:小樽市住吉町4番1号
営業時間9:00~18:00 (7月~9月の祝前日、金曜・土曜は19:00まで)
入場料:無料
アクセス:JR南小樽駅より 徒歩5分
数時間の小樽散策を終え、南小樽駅へ向かいます。
メルヘン交差点から南小樽駅へは、小樽市民の生活を垣間見ることのできる住宅街を通っていきます。
駅付近には「三本木急坂(さんぼんぎきゅうざか)」という名の通り、傾斜8度の長くて急なのぼり坂が続き、
終盤はヘトヘトになって駅に到着しました。南小樽から出発した方がよかったかな~と思ってます。

南小樽駅

minami otaru station

数時間の小樽散策が終わり、南小樽駅から札幌へ向かいます。
車窓から眺める海岸沿いの景色は、ノスタルジックな気分になります。

北海道・札幌の1日観光スポット!
1日で廻った札幌の観光スポットを紹介しています。

まとめ

小樽の街には、江戸時代から「北のウォール街」といわれた時期の歴史的建造物が多くみられ、
ノスタルジックな雰囲気を味わいながら、のんびりと散策するだけでも楽しい街です。
短時間で散策したレトロな街・小樽は魅力的な街でした。

次回、来る機会があればゆっくり1泊して、北海道三大夜景の一つ「天狗山からの夜景」も
眺めてみたいです。

Ready to Land
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