ルーヴル美術館北隣に位置するかつての王宮「パレ・ロワイヤル (Palais Royal)」。
現在、文化省や国務院、憲法評議会などが入る建物の中庭には白と黒のストライプの円柱が列を作り、
歴史的な建造物とモダンアートのコントラストに、誰もが一度は立ち止まる興味深い空間が設けられています。
中庭を埋め尽くすストライプの円柱
歴史的な建築物の中庭に設置された白と黒のストライプの円柱...
高さは違うものの、同じ幅のストライプの円柱が列を作って中庭を埋め尽くした様子はとても印象的で、
誰もが一度はここで立ち止まることでしょう。
こちらは、エルメスやルイヴィトン等ビッグメゾンとのコラボレーションで世界的にも有名な
フランスのコンセプトアーティスト・「ダニエル・ビュラン(Daniel Buren)」の
『ビュランの円柱』 ”Les Deux Plateaux”です。
260本の円柱のストライプの幅は8.7センチに常に統一され、列をなす光景はあまりにも印象的です。
1938年パリに生まれたダニエル・ビュラン氏は、1960年代後半から20年にわたり、
ひたすらストライプ作品を制作し続け、ストライプ作家とも呼ばれています。
インスタ映えスポットとしても有名で、円柱の上に登ったり、その上を飛び跳ねたり・・・と
多くの人たちがこちらで写真を撮っている様子も見られますが、完成当初は、「この場に合わない!」と
猛反発を受けた作品だったそうです。当時のパリっ子は、意地悪だったようですね!
シルバーの球体が組み合わさったオブジェ
パレ・ロワイヤルの敷地では、もう一つ興味深いオブジェがあります。
こちらは、ポール・ビュリイ作の不思議なシルバーの球体が組み合わさった噴水です。
大きさの異なった球体が不ぞろいに配置されており、そこに映った景色が微妙に違って見えるように
なっています。
隣接する緑のスペース
パレ・ロワイヤルに隣接する庭園では、静かでゆっくり時間が流れる空間を味わうことが出来ます。
緑に囲まれて、読書やスケッチをなどしてみたくなります!
ルーブル美術館の見学後のリフレッシュに最適な場所です!
基本情報とアクセス
所在地:8 Rue de Montpensier, 75001 Paris
入場時間:8:00~22:30
入場料:無料
アクセス:メトロ 1、7号線 “Palais-Royal-Musée du Louvre” (徒歩4分)
公式サイト