1日半で廻る芸術の都ウイーンの観光スポット!

Wien

ウイーンといえば、モーツアルト、ヨハン・シュトラウス2世、グスタフ・クリムトなど
偉大な音楽家や画家を生み出した街。

ウィーンの発展は、1278年スイスのハプスブルグ家がウィーンに本拠を移した事から始まります。
ウイーンの旧市街は、リングと呼ばれる環状の大通りに囲まれてできており、
かつてはこの大通りに城壁が建っていました。

今回は、ウイーンの魅力的な観光スポットを1日半という限られた時間で廻ってみました。

ウィーンの空港から市内へ

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ウイーン国際空港(Vienna-Schwechat)から市内までの距離は16Kmと近いので、
シティエアポートトレイン(CAT)や電車で市内まで簡単にアクセスできます。

ウィーン・ミッテ駅(Wien Mitte)へ行く場合

  • CAT(シティー・エアポート・トレイン)を利用する。
    CATは、空港とウィーン・ミッテ駅をノンストップで結ぶ特急列車です!

    空港と市内間の移動専用の列車なので、車内は荷物スペースや座席幅も広く、
    WI‐FIも無料で利用できるので快適です。

    所要時間は約16分で、料金はシングルチケットが €14,90、往復で €24,90です。
    チケットは、緑のCAT専用券売機で空港駅でも購入できますが、公式サイトから
    事前に購入してプリントアウトして持参することもできます。

 

  • 国鉄ÖBBのSバーン(都市近郊列車)のS7路線を利用します。
    空港駅(Flughafen Wien Bahnhof)~ウィーン・ミッテ駅(Wien Mitte)
    停車駅は8駅、所要時間は約25分です。料金は片道 €4.2です。
    ウィーン・ミッテ駅は終点駅ではないので、降車時に注意してください。

ウィーン中央駅(Wien Hbf)に行く場合

  • 国鉄ÖBBのRailjet (超特急列車)を利用します。

    空港駅(Flughafen Wien Bahnhof)~ ウィーン中央駅(Wien Hauptbahnhof)
    空港駅からノンストップで所要時間は15分です。料金は片道 €4,30です。
    座席は1等席と2等席があり、1等席は座席の指定ができるので、€10ほど高くなります。
    ウィーン中央駅は終点駅ではないので、降車時に注意してください。

ÖBB(オーストリア国鉄)は、空港と市内を結ぶオーストリアの国鉄で、Railjet (超特急列車)やSバーンは、
空港駅の同じホームから発車するので、行き先によって列車の種類を乗り分けることができます。

Vienna City Card (レッドカード)を持っている場合は、ウィーン空港からウィーンまでの
差額チケットを購入する必要があります。
チケットは国鉄ÖBBの赤い自動販売機がホームにあるので、そこで購入します。(英語表示・カード清算OK)
詳しい情報:ÖBBの公式サイト

駅には改札口がないので、そのまま乗車できますが車内で検札があるので、チケットは携帯しておきましょう。

私たちは、空港からウィーン・ミッテ(Mien Mitte)駅まで CATを利用しました。
料金は少し高めですが、空港からウィーン・ミッテ駅まで16分でアクセスでき、
車内は荷物スペースや座席幅も広くWI-FIも無料で使えるので快適でした。

トラムで旧市街へ

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夕方にホテルに到着し、早速トラムに乗って市内へアクセスしました。

ウィーン市内では、地下鉄・トラム・バスを1つのチケットで乗り継ぐことができます。
乗車運賃は全て一律なので、乗り継ぎ回数や区間ごとにチケットを買う必要がありません。

トラムの乗車券は、一回乗車券のみ車内に設置された自動券売機から購入できます。

通常の券売機で買うとシングルチケット(1回券)€2,40ですが、車内だと€2,60ユーロと
少し割高なので、券売機を見つけたところで購入しておくようにすればいいと思います。
チケットは車内の刻印機で有効にするので、前もって購入することができます。
チケットの料金や種類は、ウィーン観光サイト で確認できます!

アンカー時計

Ankeruhr wien

旧市街のホーアーマルクト広場の一角にある機械時計 アンカー時計(Ankeruhr)です。
この時計は、1914年に造られ、12人のウイーンで有名な人物が1時間ごとに交代で姿を現し、
時間を示すという仕掛け時計。正午には、音楽と共に12人すべてが姿を見せるといいます。

ブロンズに金の装飾がされていて街歩きをしていても目に留まる豪華さです。

アンカー時計 / Ankeruhr
場所:Hoher Markt 10-11, 1010 Wien

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ウイーンの街中にはたくさんの 馬車が行う通りをシュテファン大聖堂へと向かいます。
馬の蹄を聞きながらの街歩きは風情がありますね。

途中、ホットドッグスタンドを発見 !!
ウィーンの街中には、小さなホットドッグスタンドが所々にみられます。

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パリッと歯ごたえのあるソーセージとあつあつのチーズが入った「ケーゼクライナー 」は、おいしいです!
ウィーン観光のコースにも取り入れてみてください。

ケチャップやマスタードは、好みによって付け足してくれます。

シュテファン大聖堂

Domkirche St.Stephan Wien

ウイーンのシンボルシュテファン大聖堂は、ゴシック様式の教会です。
天高くそびえ立つ塔の高さは、107メートルとヨーロッパで3番目の高さを誇ります。

大聖堂内にはハプスブルグ家代々の霊廟があり、モーツアルトの結婚式や葬儀がおこなわれた
場所としても有名です。

Domkirche St.Stephan Wien

シュテファン大聖堂 / Domkirche St.Stephan
場所: 見学時間:(月~土曜) 6:00~22:00 (日曜・祝日) 7:00~22:00
アクセス:U1, U3 [Stephansplatz]下車
公式サイト

 

Domkirche St.Stephan

シュテファン広場を囲むようにお土産店やカフェ、ショップなどが軒を並べています。
また、広場に面して地下鉄の入り口もあり多くの人で賑わっています。

ここから南へケルントナー通りを通ると国立オペラ座へ10分ほどです。

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グラーベン通りは、シュテファン広場から西へと向かう通りでカフェ、レストラン、ショップ、
有名ブランド店などが立ち並び、脇道にはホットドッグスタンドなどの露店もあり活気があります。

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ペスト記念柱

Pestsaeule wien

グラーベン通りにあるペスト記念柱
14世紀ごろヨーロッパで流行ったペストの終息を願って1693年建てられたものです。

ペスト記念柱 / Pestsaeule
場所:Graben 28, 1010 Wien

旧市街の観光後は、地下鉄でプラーターへ

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地下鉄の駅は、明るくて広々としています。
改札機というものがないので、チケットはブルーの刻印機に通して刻印する必要があります。
wien u-bahn wien u-bahn
ウィーン市内では、地下鉄・トラム・バスを1つのチケットで乗り継ぐことができます。

地下鉄・トラム・バス共通チケット

Single Ticket (シングルチケット・1回券): € 2,40
24時間券: € 8
48時間券: € 14,10

地下鉄やトラムの駅に券売機(英語表示あり・クレジットカード機能付き)が設置されているので、
チケットの購入は簡単です。詳しくは、Wiener Linen の公式ページ で!

一回乗車券を購入する場合は、チケットの枚数を選択する際に「Validate now(いますぐ有効化する)」
と「Validate later(あとで有効化する)」の2つのボタンが出てきます。

今すぐに乗車券を使用するなら 「Validate now」 を選択すると日時が刻印されるので、
再度刻印機で刻印する必要はありません。Validate laterを選択すれば、翌日以降にでも使用できます。

プラーター/遊園地

Prater Wien

地下鉄 Pratersten の駅を出るとプラーターのシンボル大観覧車が見えています。

「プラーター」は、600万平方メートルの敷地を所有するプラーター公園の中にある遊園地で、
敷地内にはディスコやレストランもあり入園料は無料です。

アトラクションを利用する場合のみ有料なので敷地内を散策するだけでも楽しいです。

遊園地は、観光客よりも地元の人で賑わっているような感じでした。22時を過ぎると、
ミニスカートにハイヒールでディスコに向かう女の子のグループの姿が目立ってきました。

prater wien

ウイーンのシンボル大観覧車は入り口付近にあり、まだ現役です。
映画 「第三の男 (オーソン・ウェールズ) 」や「ジェームス・ボンド シリーズ」
の撮影でも重要な役目を果たしました。

2016年「ヨーロッパ映画文化の記念碑」にも選ばれています。

Prater Wien Prater Wien

遊園地の中には、レトロな乗り物から地上117メートルの空中で回転するブランコなど意外と勇気のいる
アトラクション、お化け屋敷や迷路、70体以上の蝋人形が展示されているマダム・タッソー館など、
その数は250以上にも余ります。

アトラクションはそれぞれの都市によって違うので、見てるだけでも面白いです。
乗り物を楽しみたい人は、アトラクションによって カードが使えない窓口があるので、
現金を用意しておきましょう!

Prater Wien

・・・あった!! 11年前当時10歳と6歳の子供と3人で乗ったタイヤの急流すべり発見です!

遊泳プールなどで、タイヤの上に乗って滑り台から滑ってくるのとよく似てるけど、
遊園地で乗るのはスリル満点!

「タイヤの形のボートに乗ってさあ出発!」と思っていたのが、いきなりエレベーターで頂上まで登り、
そこからかなりのスピードで下まで降りてくるというもの。

通常、急流すべりでも水路を流れながら頂点に行きつくのに、急にエレベーターで高いところへ移され、
そこからいきなりすごいスピードで急流を流れていくとは予想もしていなかったので、
3人で震えあがったのを覚えています。 懐かしいですね…

Prater Wien

あっという間に時間が過ぎて23時を過ぎてしまったので、ホテルへ向かいます。

この時間になると、日中目につかなかった酔っぱらいや怪しそうな人たちが目につきます。
地下鉄の駅もあまり安全ではないので注意です!

プラーター / Prater
場所:Prater
時間:季節によって違うので、公式サイトで確認しましょう。
入場料:無料
アクセス:地下鉄 U1, U2 Praterstern

ウイーンで宿泊したホテル

今回宿泊したホテルは、Hotel Nestroyで Expedia (エクスペディア)から予約しました。
エクスペディアは、無料会員登録することによって会員だけのお得な価格設定や割引があります。

ホテルは、地下鉄やトラムの駅に近くフィットネス施設もあり、部屋も大きくて清潔でした。
素泊まりプランで泊まったので、近くに大きなスーパーが2件もありとても便利でした。

ホテル選びのポイント

宿泊するホテルは市内中心地寄りで、地下鉄の駅とスーパーが近くにあれば便利です。

ホテルの星の数は多いに越したことはありませんが、清潔でリーズナブルであるほうがいいです。
そして、部屋に冷蔵庫・ケトル・WiFi・冷暖房完備されている事が条件です。

ウィーンは人気観光都市なので、ほぼ一年中観光客が途絶えることなく、ホテルの料金も高めに
設定されています。その中でもウイーンの王宮等のある歴史地区は、5つ星の並ぶ高級ホテル街なので、
観光スポットへは徒歩でアクセスできますが、お財布と相談する必要があります。

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歴史地区から地下鉄で2・3駅程離れると、4つ星でも適当な価格で泊まれる所があります。
ウィーンは、地下鉄やトラムなどの交通網も行き届いていて、平日は12時過ぎまで、
週末は24時間運行しており、ヨーロッパの中でもかなり治安のよい街だと思うので、
交通機関を使っての夜の外出も可能です。

 

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