須磨離宮公園は、神戸市須磨区の丘陵に広がる広大な都市公園で、
西洋式庭園を中心とする本園と植物園からなります。
大阪湾を一望できる地形を生かし、噴水と芝生、色鮮やかなバラが調和した欧風噴水庭園やボタン、
花しょうぶ、紅葉、梅と四季を通じて自然の美しさに触れることができます。
平安時代からの史跡やフィールドアスレチックなど遊具の設置された広場もあり、
大人から子供まで楽しむことができる須磨離宮公園の施設や見どころを紹介します。
須磨離宮公園とは?
須磨離宮公園の正式名は「神戸市立須磨離宮公園」といい、1967(昭和42)年に開園しました。
前身は皇室の別荘「武庫離宮」で、天皇陛下のご宿泊を主目的に1914(大正3)年に造営され、
1945(昭和20)年の神戸空襲で御殿などの主要建物が焼失するまでの約30年間、大正天皇や貞明皇后、
昭和天皇、そして「ラストエンペラー」として知られる溥儀皇帝(当時満州国皇帝)も利用されたそうです。
神戸市立須磨離宮公園公式サイト参照
須磨離宮公園のみどころ
王侯貴族のバラ園
皇室の別荘であったという歴史に由来し、日本の皇室をはじめ、海外の王室や芸術家などの
名前がつけられた品種のバラ園になっています。
春と秋には約180種、4,000株のバラが開花し、庭園内を色鮮やかに飾ります。
春:5月中旬〜6月下旬
秋:10月中旬〜11月下旬
豊かな水の溢れる欧風噴水庭園
メイン施設は、水をモチーフにした欧風噴水庭園で、高台にあるレストハウスから湧き出た水は、
メインフォール(瀑布)となってカスケード(段々滝)を下り、キャナル(水路)に流れ、
最後は大噴水となって勢いよく噴き出す様子は、とても迫力があります。
花々に囲まれた噴水のほとりの散策は、優雅でリラックスしたひとときが過ごせます。
馬蹄型の隧道
有事の際の避難路として造られたともいわれる馬蹄型の隧道(ずいどう=トンネル)。
子供のための施設
園内には、アスレチックやジャンボ滑り台、子供遊園地など広いスペースが何か所か設けられています。
風情のある和庭園
石組を流れる滝の清らかな音や所々にみられる石灯籠も風情があり、しだれ桜、紅葉、ぼたん園、
アジサイ園、梅園など1年を通して美しい自然の植物の鑑賞が楽しめます。
11月中旬からは紅葉シーズンを迎え、期間限定の夜間開園やライトアップなども行われいるので、
公式サイトから確認してみてください。
観賞温室
約500m2の展示室には、主に亜熱帯・熱帯の植物が美しく整備されています。
絶景スポット
階段を上りきると、そこからは美しい欧風噴水庭園の全景が見渡せるようになっています。
そして、そのはるか遠くには、須磨の海がひろがる絶景が待っています。
この小高い丘には、レストハウスなどの休憩場所も設けられているので、パノラマを楽しみながらの
ランチやティータイムを楽しむこともできます。
アクセス
施設名:須磨離宮公園 [ Suma Rikyu Park ]
所在地:神戸市須磨区東須磨1-1
開園時間:9:00 ~ 17:00
休園日:木(祝日の場合は翌日)・年末年始(12/29~1/3)
入園料:高校生以上400円 小・中学生200円
駐車料金:300台収容(乗用車500円・二輪車100円)
駐車場は、第1~3駐車場まであり、入り口で入場の際に入園料と一緒に支払います。
入園料の割引について
- 小中学生の場合は、のびのびパスポートを提示すると入園料が無料になります。
- 兵庫県内に在住で65歳以上の場合は、運転免許証や健康保険証などの証明書を提示すると、
入園料が無料になります。
- コープこうべの組合員証、JAF会員証、イオンカードを提示すると、入園料が1割引きになります。
まとめ
バラの開花時期は、5月と10月の中旬の1年に2回ですが、その他にもいろいろな植物が整備されているので、
1年中楽しむことができるのがいいですね。
敷地もかなり広く、入園料に対して見どころやアスレチックなど子供用の施設も充実しているので、
家族で一緒に休日を楽しめる場所として、おすすめのスポットです!
この近辺には、桜や紅葉の時期を楽しめて、子供用の遊具も整備されており、バーベキューもできるという
入園料のいらない 奥須磨公園 というかなり大きな都市公園や、身代わり「ひながた」で厄払いができる
多井畑厄除八幡宮 など、一の谷の合戦の際には源義経が、ここで戦勝祈願をしたといわれる
歴史的な場所もあるので、足を延ばしてみてはいかがでしょうか?
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ショッピングに使ったり、イオンシネマの割引など特典が多いですが、
須磨離宮公園の入園料が1割引きになるんですね。