ロンドンのサウスケンジントンに位置する「自然史博物館」は、恐竜や大型哺乳類、宝石と鉱物、
地球と人類の進化、火山と地震など、自然にまつわるありとあらゆる展示が見学できる
大人から子供まで楽しめる人気の博物館です！
大英博物館やナショナルギャラリーと並びイギリスの国立のミュージアムなので、
特別展を除いて無料で入館できるのも魅力的です！
ロンドンの自然史博物館とは？
ロンドンの自然史博物館(The Natural History Museum)は、大英博物館の分館として1881年に誕生した
イギリス最大の自然史系の博物館です。
世界中から集められた動植物の標本は約4億点を超える世界でもトップクラスのミュージアムです。
コレクションを所蔵する、19世紀のヴィクトリアン様式の建物も見どころの一つです！
正面入り口から入ってすぐの Hintze Hall では、大聖堂を思わせるような空間を泳ぐように
全長25メートルのシロナガスクジラの骨格標本が天井から吊り下げられています。
この巨大なクジラは、1891年にアイルランドの港で座礁したものです。
テーマごとに分けられた展示エリア
博物館の展示は、宇宙・地質学・環境学の「レッドゾーン」、樹木・鳥類・鉱物・化石の「グリーンゾーン」、恐竜や大型哺乳類の「ブルーゾーン」、イギリスの生物学者ダーウィンに関する展示がある研究センターの
「オレンジゾーン」の4つのテーマに分かれています。
中でもブルーゾーンの大型の骨格標本や化石が展示がされている「恐竜・クジラコーナー」は
見逃せない見学スポットです！
レッドゾーンの入り口、アースホール (Earth Hall) には、2003年にアメリカで発見された
本物のステゴサウルスの化石が展示されています。
骨を掘りおこすだけで1年半かかったそうです。
レッドゾーンは、アースホールからエスカレーターで3階へアクセスします。
燃えるような赤い火山の中へ突入していくようなトンネルのを通過していくので、ワクワクしました。
火山・地震コーナー（Volcanoes and Earthquakes）は、映像や模型を見ながら火山と地震の仕組みが
学べ、79年ベスビオス火山の噴火で埋もれたポンペイ遺跡の人や犬の石膏遺体なども展示されています。
地震コーナーでは、阪神淡路大震災時のスーパーマーケットの店内を再現した地震体験室があります。
年代にあっていない怪しげな店内の様子は、経験者からすればがっかりする展示でしたが、
地震を体験したことのない人たちにとっては、興味深かい展示らしく、
このセクションで一番の人だかりでした。
グリーンゾーンは、昆虫や鳥類・宝石と鉱物の展示です。
昆虫コーナー（Creepy Crawlies）は、カブトムシや蝶々など昆虫好きの方にお勧めのコーナーですが、
私は昆虫苦手なのでパスです。
鳥コーナー（Birds）では、鳥の剥製や巣の作りかたなど鳥の進化の歴史が展示されています。
館内は広く展示物も多いので、全てのコーナーをじっくり見るには1日では無理だとも言われていますが、
館内マップ で、あらかじめ興味のある展示をピックアップしておけば、2時間くらいで廻れると思います。
今回は時間がなく駆け足で見学したので、もう一度ゆっくりと訪れたい場所です。
基本情報とアクセス
施設名：ロンドン自然史博物館 (Natural History Museum)
所在地：Cromwell Rd, South Kensington, London SW7 5BD, UK
最寄りの駅：TUBE South Kensington (Circle line,District line,Piccadilly line)
地下鉄サウスケンジントン駅の改札を出ると地下道の「National History Museum(自然史博物館)」の
表示に従って5分ほど歩き、地上に出ると博物館に到着です。
開館時間：10:00-17:50 (最終入館 17:30)
休館日：12月24～26日
入場料：無料
公式サイト：https://www.nhm.ac.uk/
