中世の街並みが残るスロヴァキアの首都「ブラチスラヴァ」の1日散策スポット!

ブラチスラヴァ(Bratislava)って聞いたことありますか?

ブラチスラヴァはスロヴァキアの首都で、オーストリアとハンガリーの国境の近くに位置します。

人口約50万人のコンパクトな都市で、周囲には ブダペストウィーンプラハなどの人気観光都市が
集まっているので、これらの都市を合わせて観光するのにちょうどいいサイズです。

また、ウィーンからの交通の便もよく、日帰り観光にも最適です!

ブラチスラバの空港から市内へのアクセス方法と、ウィーンからブラチスラバ市内へのアクセス方法は、
別ページ で紹介しているので参考にしてみてください。


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ブラチスラヴァの観光に必要な日数

私たち親子は、ウィーンから1泊の予定で訪れましたが、ブラチスラバはコンパクトな街なので、
日帰りで訪れても十分に観光することができます。

博物館や美術館など特別な施設をじっくりと廻らない限り、旧市街の観光だけなら、
3時間程度あればいいと思うので、マップに観光スポットを記してみました。

旧市街は平坦で歩きやすいですが、丘の上のブラチスラヴァへ向かう坂は結構きついので、
歩くのが苦手な方は、オーディオガイド付の観光バス HOP-on-HOP-off を検討してもいいかと思います。

短時間で景観を楽しみながら、多くのモニュメントを楽に見学できるので、ある意味ではお勧めです。

ブラチスラヴァ城

ブラチスラヴァの市街を見渡すようにして9世紀に小高い丘の上に建てられた要塞は、
マリア・テレジアの居ともなった古城です。

城の四隅に建っている4つの塔は、四角いテーブルを逆さに置いたように見えるので、
「ひっくり返したテーブル」という愛称がついています。

現在のブラチスラヴァ城は、19世紀の大火で焼失した城を1968年に再建されたものです。

白い壁と金の装飾、赤いじゅうたんで内装されたお城は、現在歴史博物館として公開されています。

せっかく急な坂を登り続けてここまで来たのだからと思い館内を見学しましたが、
殆ど見るものが無いので、中を見学しなくてもいいかな~と思いました。

建物の中に入らなければ、城の庭園や敷地内は無料で散策できるので、それでも十分だと思います。

ブラチスラヴァ城  [Bratislavský hrad]
所在地:Hrad, 811 06 Bratislava

見学時間:火曜日~日曜日 10:00-18:00
料金:€ 7
公式サイト

UFOの塔

ブラチスラヴァ城のある小高い丘からは、旧市街とドナウ川の景色を楽しむことができます。

ドナウ川の上にかけられた橋の上には、ちょっと変わった円盤がみえます!

1972年に建てられ「UFOの塔」と名付けられています。

塔の高さは95メートルあり地上から85メートルの位置が、レストランやカフェの入った展望台になっていて、
エレベーターか430段の非常階段でアクセスできます😅

Bratislava Card を持っていると、市内の公共交通機関の乗り放題やUFOの塔の展望台やレストランの
割引など優待があります。チケット販売サイト Get Your Guide から購入可能です!

聖マルティン大聖堂

小さな旧市街の西端にある「聖マルティン大聖堂」は、ブラチスラヴァで最も大きく古い教会のひとつです。

天高くそびえる塔は、85メートルの高さを誇る壮大なゴシック建築です。

1830年までは、女王マリアテレジアを含む歴代のハンガリーの国王と8人の女王など19回にわたり、
戴冠式が行われた歴史上重要な教会として有名です。

 

教会見学でのマナー

入口に小さな注意書きがしてありますが、ノースリーブや極端に短い半ズボンなどは禁止されています。
シスターに追い出されていた人もいたので、マナーを守って見学しましょう。

聖マルティン大聖堂 [Katedrála svätého Martina]
所在地:Rudnayovo námestie 1, 811 01 Bratislava

見学時間: 月曜-金曜日 9:00-11:00、13:00-18:00 / 土曜日 9:00-11:30 /  日曜日13:45-16:30
公式サイト

旧市街地

ブラチスラヴァの旧市街 (Staré Mesto) は直径2kmの歩行者天国なので、ゆっくりと散策が楽しめます。

中世の街並みが残されているので、タイムスリップしたような気分になります。

右手の写真で見る白い塔が、「ミハエル門 (Michalská brána)」です。

ミハエル門は、街を囲む城壁の出入り口として14世紀に造られた4つの門の一つで、
18世紀に街の整備が行われたときに唯一残された門です。

現在は、中世の武器博物館となっています。

右側の写真にある時計台を持つ建物は旧市庁舎で、現在は歴史博物館になっています。

フラヴネー広場(中央広場)

フラヴネー広場(Hlavne Namestie)は、旧市庁舎や日本大使館、フランス大使館、ギリシャ大使館、
カフェやお土産店などが軒を並べる観光の中心地となる場所です。

フラヴネー広場の周辺のユニークな像

フラヴネー広場の周辺にはユニークな像がいくつかあります。

ベンチによりかかったナポレオンに似た像は、1805年と1809年にナポレオン軍による
攻撃を受けた歴史を踏まえて制作されたそうですが、戦争メモリアルといった意味ではなく、
ツーリストの喜ぶ撮影スポットとして造られたそうです。

カフェの角に立つシルクハットを手に持った像は、シェーネ・ナーチ (Schöner Náci)
として知られるブラチスラバの有名人の像です。

通りを進んでいくと、歩道に突然現れる「マンフォールから顔を出す男 ( Rubberneck ) 」がいます。

こちらもツーリストの目を引く写真スポットとして、市長の要望で造られたものだそうですが、
とってもリアルで驚きました。

スロヴァキア国立劇場

スロバキア国立劇場は、ウィーンの建築家 フェルナー (F. Fellner) と ヘルマー (H. Helmer) の設計により、1886年に市立劇場として開館した美しいネオルネサンス様式の建物です。

映画「のだめカンタービレ」のパリのブラン劇場という設定で、こちらのスロバキア国立劇場が
ロケ地として使用されました。

*現在建物は建て替え中で、公演はドナウ川沿いにある新館(Pribinova 17)で行われています。

スロヴァキア国立劇場   [Slovenské národné divadlo]
場所:Gorkého 2, 811 01 Bratislava
Web Site

ショッピングモール

Eurovea は 、旧市街から徒歩で約10分程でアクセスできるドナウ川のほとりに位置する、
新しくモダンなショッピング センターです。

181のショップや39の飲食店、映画館、スーパーなどがあり、コンサートやスポーツ観戦のイベント、
クリスマスマーケットなども開催され、ショッピングセンターや店舗が週末に閉まることの多い、
ウィーンからも多くのツーリストが訪れます。

ショッピングセンターの周辺には、緑の公園や高級ホテル、高層ビルが立ち並び、旧市街とはまた違った
近代的なブラチスラヴァがみれる地区なので、時間があれば足を運んでみるのもいいかと思います。

ショッピングセンター [ Eurovea ]
場所:Pribinova 8 
営業時間:10:00~21:00

ブラチスラヴァのホテル選び

ブラチスラヴァは、1日で観光スポットをざっと見れるコンパクトな都市なので、宿泊する場合は、

徒歩で観光スポットにアクセスしやすい旧市街が便利でしょう。

私たち親子は、Euroveaというショッピングセンターからそれほど離れていない近代的な地区の
アパートメントの25階に Booking.com で予約して宿泊しました。

窓から眺める街並みがとっても素敵でした。

随分前からですが...快適な旅ができるように、ホテル選びは トリップアドバイザー などの
口コミサイトや、ホテル予約サイトのレビューをしっかり読んでから予約するようにしています。

そうすることによって、自分の好みのホテルやアパートホテルなどが選びやすくなりました。

まとめ

1989年の共産主義体制の崩壊のあと、1993年チェコ共和国との平和的分離により誕生した
スロヴァキア共和国の首都ブラチスラヴァは、ハンガリーとオーストリアの国境に接した街です。

旧市街はコンパクトで、18世紀の歴史建造物が残された中世の美しい街並みの散策を楽しんだり、
ドナウ川に面した大きなショッピングモール付近には、ガラス張りの高層ビルは建ち並び、
数多くの高層ビルの建設工事が行われていることから、これからの発展都市であることがみられます。

ブラチスラヴァはあまりメジャーな都市ではありませんが、ブダペストウイーン からも短時間で
アクセスできるうえに治安もよく、1日で十分見学できるサイズなので、近郊の都市と組み合わせて
周遊ルートに入れてみるのも面白いと思います。