毎年、日本へ里帰りする際に ローマ~大阪便 で利用していたフィンエアー・・・
乗り継ぎ時間が短く、フライト時間も正確で他の航空会社に比べて短いのが魅力でした。
ロシアの上空を飛べなくなってから、ヘルシンキ~大阪間のフライトが9時間30分から13時間と長くなり、
一度は日本へのフライトがなくなったり...と航空会社もかなりの打撃を受けたようですが、
2024年度は、フライトも増便されるようです。
このページで紹介したいのは、フィンエアーが提供していいる「ストップオーバー」というサービスです。
私たち親子はこのサービスを2度程利用したのですが、単純なヨーロッパ往復旅行に
少額を追加するだけで、自分たちだけの冒険が味わえるオリジナルの旅程ができてしまうのが魅力です。
実際、5泊のストップオーバーを利用して、ヘルシンキだけではなく、スウェーデンのストックホルム、
ラトヴィアのリガ、エストニアのタリンも観光することができました。
ストップオーバーの旅程やヘルシンキの空港から市内へのアクセスなどを説明します。
ストップオーバーとは?
ストップオーバーとは、目的地に向かうまでの経由地で一旦降りて滞在することを言います。
フィンエアー (Finnair) は、ヘルシンキでのストップオーバーを推奨しており、
5時間から5日間までのストップオーバーが可能です。
ストップオーバーを利用すると、無料もしくは追加料金でヘルシンキに降りることができ、
5日間以内であれば近隣の都市まで足を運ぶことができます。
ストップオーバーでの注意
ストップオーバーは、いちど経由地で降りてしまうので、預けた荷物はすべて引き取る必要があります。
日数にもよりますが、私たちは必要のない大きな荷物を持って5日間の移動が不便なので、
必要のない荷物をロッカーに預けました。
到着してからロッカーを探すのも面倒なので、あらかじめ予約しておくことをお勧めします。
ヘルシンキの荷物預かり所は、 Radical Strage (ラディカル・ストレージ) というサイトで予約できます。
ラディカル・ストレージは、世界70ヶ国、350都市に3,500件にのぼる預け場所があるそうです。
東京にも17ヶ所ほどありますが、大小や重量に関係なく荷物1個につき1日5ユーロ(日本では600円)
というシンプルな料金体系で、オンラインでの事前予約が必要です!
確認することをお勧めします。 ロッカーの詳しい情報
北ヨーロッパ4都市周遊5泊6日旅の日程
1日目 10:45 大阪関西空港発~14:20 ヘルシンキ・ヴァンター空港着 (ヘルシンキ泊)
2日目 ヘルシンキ市内観光
17:00 ヘルシンキ発 – (船・シリヤラインで移動) – ストックホルムへ (船泊)
3日目 9:45 ストックホルム着 ストックホルム市内観光
17:00 ストックホルム発 – (船・シリヤラインで移動) – リガへ (船泊)
4日目 11:00 リガ着 リガ市内観光 (リガで宿泊)
5日目 8:00 リガ発 長距離バス (Lux Express)で移動 – 12:25 タリン着
タリン市内観光 (タリン泊)
6日目 7:30タリン発 – (船・シリヤラインで移動) – 9:30ヘルシンキ着
16:20 ヘルシンキ・ヴァンター空港発 ローマへ
StockholmーRiga間をフライトに変更するか、HelshinkiーStockholm、HelshinkiーTallinn を
フェリーで往復するなどに変更してみてもいいかもしれません。
ヴァンター空港からヘルシンキ市内へのアクセス
空港から市内へのアクセスはバスと鉄道の2通りですが、ヘルシンキの市内へ行くのであれば、
鉄道を利用するのが断然便利です。
リングレイルライン (鉄道)
リングレイルラインは、空港駅 Lentoasema と Helsinki 中央駅を結ぶ環状線です。
車内は広々としていて、荷物の心配をする必要なく快適です。
所要時間:27 ~ 32分 料金:€ 4.60
ターミナル2~1へ向う途中に表示が出てくるので、それに従ってエスカレーターを降ります。
改札がないのでそのまま列車に乗れますが、チケットを買うのを忘れずに!
帰りの列車で、係員がチケットの点検にやってきました。
空港駅や中央駅には、ブルーの券売機が ホーム に設置されています。
チケットは、シングルチケットの (ABC-ZONE 90分有効) € 4.60 を購入します。
ヴァンター空港:C Zone、ヘルシンキ:AB Zone
App からも購入できます:https://www.hsl.fi/sovellus
P線 (27分) と I線 (32分) があり、どちらに乗ったらいいのか迷いますが、環状線なので5分差で
どちら周りに乗っても中央駅に着くので、先に到着した列車に乗ればいいと思います。
車内は広々としていて、大きなスーツケースを持っていても心配することはありません。
ヘルシンキ中央駅から空港行きも、このブルーの券売機で各種のチケットを購入します。
[英語表示あり・クレジットカード対応]
ヘルシンキ中央駅からトラムやバスでホテルに向かうなら、空港駅で購入した A~C Zone チケット(90分有効)を利用すればいいので、リングレイルラインを利用するのが、低価格で快適な市内へのアクセス方法です。
ヘルシンキ市内だけの移動であれば、AB Zone のチケットを買えばOKです。
路線バス 615番
ヴァンター空港からKartanonkoski~Rautatientoriを繋ぐ路線バスです。
所要時間:40分 料金:€ 5
空港の両ターミナル1-2に停留所があります。
一度乗りましたが、混雑していて停留所が30もあり荷物の置き場もなく不便でした。
中央駅までの停留所で降りる必要がなければ、何もメリットがないと思います。
ヘルシンキ中央駅
ヘルシンキ中央駅 は、1919年に完成した個性的な建築です。
フィンランドの鉄道VRや地下鉄、トラムの駅、バスターミナルがあります。
空港駅から乗ったリングレイルラインは、このヘルシンキ中央駅に着きます。
ヘルシンキの観光スポットは、別ページ で紹介しています。
ヘルシンキのお勧めホテル
ヘルシンキのおすすめエリアは、中央駅からも遠くなくショッピングにも便利なカンッピ地区です。
今回宿泊したのは、 Radisson Blu Aleksanteri Hotel (ラディソン ブル アレクサンテリ)です。
中央駅からはトラムでアクセスしますが、ホテルの近くにトラムの駅があり、カンッピショッピングセンター
へも歩いていける距離で、ホテル周辺にはスーパーや飲食店もあり便利でした。
部屋は広く清潔で、アメニティやWiFi、ケトル、冷蔵庫などの設備が整っています。
北欧は全般に物価が高いのでコスパとは言えませんが、市内中心地でそこそこの設備を期待するなら、
1泊2万円程~は見ておいた方がいいと思います。
Hotels.comでポイントを貯めている方は、対象となる宿泊でリワードが獲得できます。
ホテルの予約も航空券と同じく、早期予約で安く泊まれる場合があります。
宿泊希望日の1か月前にあくせく探しても、市内中心地に思うようなホテルが見つからなかったり、
見つかっても設備のわりに高額を支払うということも珍しくありません。
口コミサイトで有名な TripAdvisor などで、ホテルの料金を比較することをお勧めします。
ホテルの予約サイトによってはホテル到着時に払えたり、1週間前まではキャンセル料のいらない
という条件で予約ができるので、確信のない場合は、この条件で早期予約するのをお勧めします。