ブダペスト「聖イシュトヴァーン大聖堂」初代国王の右手のミイラとクーポラからの絶景

ハンガリー

聖イシュトヴァーン大聖堂 (Szent István-bazilika) は、ブダペストの東側・ペスト地区の中心部に位置し、
周囲にはオシャレなカフェやショップ、ホテル などが並ぶ、ツーリストに人気のあるエリアです。

また、トムハンクス主演映画「インフェルノ」をはじめ、数多くの映画やドラマの撮影が行われた地区
としても有名で、「小さなパリ」という別名が付けられているエレガントな街並みがみられます。

ハンガリーで3番目に大きな「聖イシュトヴァーン大聖堂」の内部は、今まで寄付金という形で
無料で見学できましたが、2023年1月から入場料として2000 HUFを収めるようになりました。

教会の見学スポットは、聖遺物として安置されている初代国王の「右手のミイラ」とクーポラの
展望フロア(有料)から見渡せるブダペストの美しいパノラマです。

聖イシュトヴァーン大聖堂とは?

聖イシュトヴァーン大聖堂は、1905年に建てられたブダペストで最も大きなカトリック教会です。

国の発展のためにキリスト教をハンガリーに根付かせた、ハンガリーの初代国王イシュトヴァーン1世に
ちなんで名づけられました。

大聖堂は、ハンガリー人の祖先・マジャール人がこの地へたどり着いた西暦896年の1000年後に
建国を記念して建設が始まりましたが、嵐などの自然災害に見舞われた為、中断と再開を繰り返しながら、
建設開始から約50年後に完成しました。

国会議事堂と並んで最も高い建造物として知られ、その高さは96メートルです!

 

聖イシュトヴァーン大聖堂のみどころ

大聖堂の外観はシンプルな造りで、新古典主義の建築様式です。

内部の装飾には多くのハンガリー彫刻家が携わり、50種類以上の大理石が彫刻やモザイクに使われ、
金の豪華な装飾が施されています。

大聖堂の中央祭壇にはイシュトヴァーンが祀られており、彼の彫像があります。

そして、見学スポットの一つは「聖なる右手礼拝堂」には、聖イシュトバーンの右手のミイラが、
聖遺物として安置されています。

なぜ右手のミイラ...? と思われるでしょうが、この右手は遺体から失われていて、
ドラキュラ伯爵🧛‍の伝説で有名なトランシルヴァニアで1771年に発見された後、各地を転々として
マリア・テレジア (ハプスブルク帝国の君主) によってこの教会に安置さたということです。

クーポラから見る絶景

教会のもう一つの見学スポットは、展望スペースです!

展望スペースへは、364段の階段または、エレベーターで楽にアクセスすることができ、
丘の上のブダ側の絶景やペストのエレガントな街並みを360°楽しむことができます。

ブダペストは、街の中央をドナウ川が流れ「ドナウの真珠」とも呼ばれる美しい都市です。

交通面も発達し近隣の都市にもアクセスしやすいので、ブダペスト だけでなく、ウィーンプラハ
ブラチスラバ なども合わせて周遊されるのもいいかと思います。

個人で旅するのは苦手...という場合は、ヨーロッパ周遊ツアーなどを利用するのもいいと思います。

ブダペストと近隣国の周遊ツアーをみる

基本情報とアクセス

聖イシュトヴァーン大聖堂 [ Szent István-bazilika ]
所在地:Szent István tér 1
アクセス方法:地下鉄1号線(M1) Bajcsy-Zsilinszky 下車徒歩3分

教会見学時間:9:00~16:30 (月曜日)、 9:00~17:45 (火~土曜日)、 13:00~17:45(日曜日)
入場料:大人 2000 HUF

クポーラと宝物館入場時間:10:00~19:00
入場料:3200 HUF
共通券(教会・クポーラ・宝物館):4500 HUF
*チケットの窓口は閉館30分前まで購入できます。
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