ミラノ「ノヴェチェント美術館」ガラス越しにみるドゥオモはフォトジェニック!

イタリア

ミラノのドゥオモのすぐそばに位置するノヴェチェント美術館。

最上階から見えるドゥオモがフォトジェニックだという事で有名ですが、建物そのものもアートです。

ファシズム時代にムッソリーニがドゥオーモ広場に向かって演説ができるように建てられたという
歴史ある建物が改装されて、イタリアの1900年代に活躍したアーチストを中心に、ピカソなど
インターナショナル・アバンギャルドの展示もみられます。

ノヴェチェント美術館とは?

ノヴェチェントは、日本語で言うと20世紀美術館というところでしょうか。

イタリア語でノヴェチェントは、数字の900という意味です。
そして、このノヴェチェント美術館は名前の通り1900年代の未来派からアルテ ポーヴェラまでの作品が
中心に展示されています。

上階へはエレベーターでアクセスできますが、ドゥオモ広場など外の景色を見ながら螺旋スローブを
上っていくのがおすすめです。

館内は5階に分かれて展示されているので、さっと見ても1時間くらいはかかります。

ノヴェチェント美術館の展示

 

展示はイタリアのアーチストが多いですが、その中に海外アーチストの作品もあります。
ここでは、私の好みでノヴェチェント美術館の展示を紹介します。

最初の小部屋には、さっそくピカソ(Picasso) やモディリアーニ(Modigliani) の作品が展示されています。
ピカソがあると思っていなかったので、びっくりしました!

上階には、日本でも人気のあるイタリア人アーチスト・デ・キリコ(Giorgio de Chirico) や
カンディンスキー (Kandinsky) もあります!

未来派を代表するウンベルト・ボッチョーニ (Umberto Boccioni) の『空間における連続性の唯一の形態』

大きなブロンズ像ではありませんが、「歩く人」の機械的な美とスピード感をブロンズで表現した
ダイナミックな作品です!

ガラス越しにみるドゥオモはフォトジェニック

エスカレーターで5階まで登ると、ドーン!っとガラス越しにみえるのがドゥオモ!
高い場所からだとドゥオモがより近く美しく見えます。

そして、天井は ルーチョ・フォンターナ (Lucio Fontana) 作のネオンで装飾されていています。
写真を撮るために設計されたようなフォトジェニックなスポットです!

まとめ

ノヴェチェント美術館いかがでしたか?
教科書に出てくる有名な作品から、アートに詳しい方にしかわからないような作品も展示されていますが、
作品だけでなく建物の内装や通路もアートそのものです。

また、ドゥオモをバックにインスタ映えの自撮りのできる絶好の場所でもあるので、
ミラノの人気観光スポットの一つになっています!

第1、第3火曜日は 14:00 からだと € 5 で見学できるので、日程が合えば絶好のチャンスです!
ただし時間制の人数制限があるので、オンラインからチケットを購入することをお勧めします。

基本情報とアクセス

名称:Museo del Novecento
所在地:Piazza del Duomo, 8, 20123 Milano
Tel:+39.02.88444061
公式サイト
開館時間:10:00~19:30(火、水、金~日曜日)、10:00~22:30(木曜日)
休館日:月曜日
入館料:€ 10 *第1、第3火曜日は € 5 (14:00~)

交通アクセス:メトロ M3 ・ M1 (Duomo下車)