知っていると安心!ウィーンの地下鉄やトラム・バスの乗り方とチケットの購入方法

オーストリア

初めて訪れた都市では、言葉に不自由なだけでなく、地下鉄やバスの乗り場を探すのもひと苦労。

公共交通機関の利用方法やチケットの購入のしかた、標識のみかたや乗車方法など戸惑うことだらけです。

ウィーンはヨーロッパの中でも比較的安全な都市なので、インターネットに常に接続できる
グローバルWiFi や eSIM の Airalo をスマートフォンにインストールしておけば、グーグルマップで
検索しながら地下鉄やバス、トラムを利用して効率よく市内を観光することができます。

このページでは、ウィーンの地下鉄やバス・トラムのチケットの種類や購入方法、乗降車の仕方、
知っておくと安心な注意事項を紹介します。


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ウィーン交通機関について

ウィーン市内の交通機関は、地下鉄(U-Bahn)、バス、トラムの3種類があります。
このうち私たちツーリストが主に利用するのは「地下鉄」と「トラム」です。

ウィーンの全ての公共交通機関は、「Wiener linien GmbH & Co KG」によって運営されているので、
同じ1枚のチケットで地下鉄・トラム・バスに乗車できます。

また、有効期間内であれば、地下鉄やトラム、バスから地下鉄など、同じチケットで複数の交通機関を
乗り継ぐ事ができるので、旅行者にとっては比較的シンプルに公共交通機関を利用することができます。

チケットの種類と料金

チケットの種類は、1回乗車券や1日券、24~72時間券などがあるので、滞在日数や利用回数によって
チケットの選び方が変わってきます。

1回乗車券
(1 trip at the full price)
2時間以内・出発地から目的地までの一方向のみ有効€ 2,40 
24時間券
(24Hour Tickets Vienna)
刻印機でチケットを有効にしてから24時間
地下鉄・トラム・バスが乗り放題になります。
€ 8,00 
48時間券
(48Hour Tickets Vienna)
刻印機でチケットを有効にしてから48時間有効
地下鉄・トラム・バスが乗り放題になります。
€ 14,1 
72時間券
(72Hour Tickets Vienna)
刻印機でチケットを有効にしてから72時間有効
地下鉄・トラム・バスが乗り放題になります。
€ 17,1 
1日券
(Day Ticket Vienna)
何時に刻印しても翌日の午前1時までが有効ですが
24時間券より少し安くなります。
€ 5,80 
8日間回数券
(8-day Climate ticket)
1日券と同じ条件で連続して8日間で利用する必要がなく
同一人物が利用する必要もありません。
€40,80

利用回数にもよりますが、ウィーンに2~3日滞在する場合は、自由に何度でも乗り降りできる
24・48・72時間券の購入がお勧めです。

また、「ウィーンシティカード(Vienna City Card)」を持っていれば、交通機関も乗り放題になります。

ウィーンシティカードについて

ウィーンシティカード(Vienna City Card)は、ウィーン市内の美術館・博物館などの観光スポット
(シェーンブルン宮殿、ベルヴェデーレ宮殿、シシィミュージアムなど)やレストラン、ショッピングでの
割引特典のあるカードで、これを持っていると交通機関も乗り放題になります。

ウィーン・シティカード 24時間(Vienna City Card 24hours)€ 17,00
ウィーン・シティカード 48時間(Vienna City Card 48hours)€ 25,00 
ウィーン・シティカード 72時間(Vienna City Card 72hours)€ 29,00


ウィーン・
シティカードの種類は、24時間・48時間・72時間の3種類で、公共交通機関を利用する場合は、
Wiener linienのチケットと同じく、刻印機でチケットを有効にしてから、24・48・72時間、
例えば14時に刻印すれば、翌日の14時までは24時間で市内の交通機関が乗り放題になります。

ウィーン・シティカードには、通常の特典に加え、市内〜空港間の移動にも利用できる
「ウィーン・シティカード トランスファー」や、市内中心部を走る乗り降り自由の観光バス
Big Bus もしくは、Vienna Sightseeing Tours の特典が付いた「ウィーン・シティカード
ツアー」などもあります。

ウィーンシティカードの購入方法

ウィーン・シティカードは、ウィーン・シティカードの公式サイト や空港やウィーン中央駅にある
ツーリストインフォーメーション、ホテルなどで購入できます。


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また、公共交通機関を利用せずにウィーン市内の観光をしたい方は、市内の美術館・博物館などの
観光スポットやレストラン、ショッピングでの割引特典と乗り降り自由な観光バスがセットになった
ウィーンパス (Vienna Pass) もあるので、観光プランに合わせて検討してみるのもいいと思います。

地下鉄 (U-Bahn) の乗り方

ウィーンの地下鉄は「U-Bahn(ユーバーン)」と呼ばれ、全部でU1〜U4 と U6 の5路線が運行しています。
Wiener linien の路線図

行き先を確認する場合は、Uと数字で書かれた標識が目印です。

乗車チケットは、チケットオフィスやオンライン購入なども可能ですが、各駅に設置してある
自動券売機で購入します。英語表示やクレジットカード機能付きなので、チケットの購入は簡単です。

詳しくは、Wiener Linen の公式ページ で!

日本のように改札機はありませんが、ブルーの刻印機で必ずチケットを有効にしてからホームへ向かいます。

ウィーンの検札は厳しいので、うっかり刻印せずに乗車ホームに移動した時点で罰金
「105ユーロ」の対象となります。
地下鉄のドアはレバー式とボタン式がありますが、待っていても勝手に開かないので、
自分で開けて乗り降りします。
ウィーンは、自分の住んでいるローマより比較的安全だと思いましたが、混雑時にはスリがいるようなので、
身の回りに気を付けて乗車するようにしましょう。

トラム・バスの乗り方

トラムの乗り場は「STRASSENBAHN」、バスの乗り場は「AUTO BUS」と書かれた看板が目印です。

看板の下には、バスやトラムの番号が記されています。

乗り方は地下鉄と殆ど変わりませんが、トラム・バス停には通常チケットの券売機がありません。

一回乗車券のみ車内に設置された自動券売機から購入することが出来ますが、混雑時には購入が難しいので、
できれば地下鉄の券売機であらがじめ購入しておくことをお勧めします。

提供先:Vienna City Card

バスやトラムにも地下鉄と同じブルーの刻印機が車内に設置されているので、チケットを有効にすることを
忘れないようにしましょう。

また、1日券や24時間券などを所持していて、一度有効にしたものは再度刻印する必要はありません。

バスやトラムが到着したら、自分でドアの横についているボタンを押してドアを開けて乗車します。
乗車するドアは、前でも後ろでも大丈夫です。乗ったあとは、勝手にドアが閉まります。

停車駅は車内のモニターで確認できるので、次が自分の降車駅であれば車内のボタンを押して知らせ、
ドアのボタンを押して降車します。

一度にたくさんのものを見たい人にお勧め

ウィーンの公共交通機関の乗り方やチケットの種類などを説明しましたが、一般市民の利用する交通機関を
利用するのがちょっと不安...どこに行けばいいのか分からない...という方は、観光スポットで自由に
乗り降りできる BIG BUS または HOP-on-Hop-off という観光バスを使うという方法もあります。

これなら、ウィーンの観光スポットを巡回するので、どこに行けばいいのか分からない方や
時間がなくて沢山のものをゆっくり見れない方でも、面倒な下調べなしでバスの車内から
ウィーンの主要観光スポットを一通り見ることができます!
ウィーンは比較的安全な都市ですが、観光バスはツーリストしか乗っていないので、
一般の交通機関より安全度が高いのは事実です。
ウィーンの観光スポットは 別ページ で紹介しています!