有馬温泉は神戸市北部にある日本三古湯の1つで、毎年国内はもちろんのこと
海外からも多くの観光客を迎える温泉地です。
かつて、豊臣秀吉も愛したとされる有馬温泉は、金泉・銀泉と効能豊かな湯に恵まれ、
風情溢れる温泉街並みが広がります。
開湯から1400年あまりの歴史をもつ温泉街の散策スポットを紹介していますので
参考にしてみてください。
有馬のシンボル的スポット「ねね橋」
温泉街の中心を流れる有馬川に架かる美しい曲線の赤い橋のたもとに立つのは豊臣秀吉の正妻ねね。
有馬に別邸を建てたというねねは、秀吉とともに何度も有馬温泉を訪れたといわれています。
ねね橋と太閤橋の間にある有馬川親水公園は、川辺の散歩を楽しんだりちょっとした休憩場所にもなります。
有馬温泉の公共の外湯
有馬温泉の公共の外湯は「金の湯」と「銀の湯」です。
その他、日帰り入浴利用ができる旅館や、24種のお風呂が楽しめる温泉テーマパーク
有馬温泉「太閤の湯」などもあります。
金の湯
「金の湯」は有馬温泉の元湯で、濃い茶褐色の金泉(含鉄強塩泉)を楽しめる公共浴場です。
神経痛、筋肉痛などに効能があるといわれています。
金の湯
場所: 神戸市北区有馬町833
営業時間: 8:00~22:00(最終受付21:30)、第2・4火曜休(祝日の場合は翌日)・1/1休
料金: 大人(中学生以上)650円 小人(小学生)340円
※2館共通券(金の湯・銀の湯)850円
足の湯
建物の外には無料の足湯があります。
10分ほど浸かるだけで全身が温まり足取りも軽くなったような気がします。
ここで疲れた足を癒していけばいいですね!
銀の湯
「銀の湯」は女性人気の公共浴場で、スチーム式サウナやジャグジーなども完備 !
銀泉と呼ばれる炭酸泉、ラジウム泉を利用した無色透明な湯で、肌がつるつるになるといわれています。
銀の湯
場所: 神戸市北区有馬町1039-1
営業時間: 9:00~21:00(最終受付20:30)、第1・3火曜休(祝日の場合は翌日)・1/1休
料金: 大人(中学生以上)550円 小人(小学生)290円
※2館共通券(金の湯・銀の湯)850円
街中で見れる泉源
有馬温泉ではごぼごぼと音をたてながら中央の煙突から白い煙をはいている
7つの泉源を街中で見ることもできます。
古い歴史をもつ温泉街ならではのたたずまい
温泉寺
724年に有馬温泉の開祖・行基(ぎょうき)が建立した、薬師如来を祀る有馬最古の寺院です。
1576年に一度焼失しましたが、秀吉の正室ねねの力添えで再建され、その後再び火災に遭い、
1582年に現在の薬師堂が建てられました。
温泉寺(薬師堂)
場所:神戸市北区有馬町1643
参拝時間 9:00〜16:30
湯泉神社
温泉寺の右脇の階段を上っていくと有馬温泉の守護神「湯泉神社」につきます。
有馬温泉を最初に発見したといわれる大己貴命、少彦名命、熊野久須美命がお祀りされ、
有馬温泉の守護神として、子宝・子授けのご利益があるといわれています。
有馬温泉に入った後、こちらで祈願すれば子宝に恵まれると言われ多くの参拝者が訪れます。
温泉寺、湯泉神社の近くには、極楽寺や念仏寺なども。
有馬温泉の繁華街「有馬本街道」
有馬温泉でひと際賑わいを見せるのが、「有馬本街道」です。
通称「湯本坂」といわれ、300m程に及ぶ細い坂道沿いにはレトロな木造建築が立ち並び、
伝統工芸や名産品のお土産店などが軒を連ねています。
テイクアウトのスイーツやスナックのお店も結構あります。
竹中肉店のコロッケは食べ歩きの人気スナックです。
アツアツのサクサクしたコロッケはとてもおいしいくて、1個150円!
有馬温泉のおみやげ
年間を通して多くの温泉客が訪れる有馬温泉には、炭酸せんべいや松茸昆布、温泉饅頭、
入浴剤やスキンケア製品など伝統的なものから個性的なものまでが、お土産店にずらーっと並んでいます。
ここで注目したいのが太閤橋の近くにある「吉高屋」
カメ印の入浴剤やスキンケア製品をはじめ、あげて喜ばれそうな個性的なお土産が揃っています。
吉高屋
場所:兵庫県神戸市北区有馬町259
営業時間:9:00~20:00 水曜日定休
有馬温泉へのアクセスと散策マップ
公共交通機関を利用する場合
▶JR・阪急・阪神・地下鉄・神戸高速 「三宮駅」から電車利用(所要時間:約30分)
「三宮」駅→ 神戸市営地下鉄「谷上」駅 → 神戸電鉄「有馬口」駅 → 神戸電鉄有馬線「有馬温泉」駅▶JR・阪急・阪神・地下鉄・神戸高速 「三宮駅」からバス利用(所要時間:約45分)
阪急バス・神姫バス「三宮駅前」 → 「新神戸駅」 → 「有馬温泉」