江戸建築が残る「根津神社」は最強のパワースポット!

関東

東京十社の1つで、豊かな緑と鯉が優雅に泳ぐ池や整然と立ち並ぶ千本の美しい朱色の鳥居など
フォトジェニックなスポットが豊富な根津神社は、東京大空襲や震災を奇跡的にのがれ、
江戸時代の建造物がすべて残っていることから「強運の神社」と言われています。

江戸時代の歴史的建造物の宝庫であり、明治の文豪が憩いの場所とした根津神社の見学スポットを紹介します。

根津神社とは?

根津神社の歴史は古く、今から約1900年前に日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が千駄木に創祀した
と伝えられています。室町時代には武将・太田道灌(おおたどうかん)が社殿を奉納しました。

1705年、5代将軍・徳川綱吉が兄の綱重の長男である綱豊(後の6代将軍徳川家宣)を養子に定めた際、
屋敷を根津神社に奉納し神社の大造営を行いました。
現存している社殿や唐門などは、その時に建てられたものです。

およそ300年に渡って戦火や災害を逃れたこれらの建築物は、1931年に重要文化財に指定されました。

力強い御祭神

根津神社の主祭神は、須佐之男命(すさのおのみこと)、大山咋命(おおやまくいのみこと)、
誉田別命(ほんだわけのみこと)の三神です。

  • 須佐之男命:日本神話でヤマタノオロチを退治した活力・創造力の神様で、厄払いのご利益があります。
  • 大山咋命:山の神様で、地道な努力をする人にパワーを与える神様です。
  • 誉田別命:武家の神様で、勝負運・子孫繁栄のご利益があります。

相殿には、縁結びの神様・大国主命 (おおくにぬしのみこと)と学問の神様・菅原道真公(すがわらのみちざねこう)も祀られています。

境内の見どころ

境内の見どころは、1706年(宝永3年)に建てられ国の重要文化財に指定された本殿、幣殿、拝殿、唐門、
西門、透塀、楼門の7棟と人々の願いをかなえてくれるといわれる「願掛けカヤの木」や、邪気払いの
ご利益がある「千本鳥居」、穀物の女神である倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)が祀られている
「乙女稲荷」、「駒込稲荷」など恋愛のパワースポットです。

表参道入口

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根津神社の表参道へは東京メトロ千代田線の根津駅の1番出口を降りて、不忍通り側からアクセスします。
道路には所々に標識があるので、迷わずに表参道側に行くことができます。

表参道は江戸城の真北を護る結界で、神橋から楼門の間は強いご神気があるといわれているので、
必ずこちらから境内へ入りましょう。

楼門の手前にある神橋を渡って境内へ向かいます。
都内で新橋が見られるのは、この根津神社だけだと思います。

楼門

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楼門は江戸時代のもので、国の重要文化財に指定されており、楼門右側の随身は水戸黄門で有名な
水戸光圀公がモデルとされています。

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唐門と透塀

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長さ200mの「透塀(すきべい)」が拝殿を囲っており、これも国の重要文化財に指定されています。

拝殿・本殿

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拝殿も5代将軍 綱吉が神社の大造営を行った際に建てられた300年前の建築です。
本殿と拝殿が一体化された権現造建築で、総漆塗りの江戸の神社建築としては最大の規模だそうです。

根津神社の境内には、「駒込稲荷神社」と「乙女稲荷神社」の2つの神社が拝殿向かって左手にあります。
駒込稲荷神社は石造りの厳かな神社で、徳川綱重の邸内社だったそうです。
西出口の近くに鎮座しています。

「千本鳥居」は邪気祓いスポット!

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表参道左手に整然と立ち並ぶ美しい朱色の鳥居は、乙女稲荷神社へと続く「千本鳥居」です。

この北から南に通り抜けると邪気が払われるといわれています。

この鳥居は、願いが叶ったお礼に奉納されたのが千本鳥居の始まりなのだそうです。
鳥居の数が多いほど、ご利益の大きさが分かりますね。

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縁結びのスポット「乙女稲荷神社」

Nezushrine Tokyo

鳥居を抜けると拝殿があり、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)がお祀りされています。
女性を守ってくれる神様としてお祀りされているお稲荷様です。

かつて根津神社近くには根津遊郭があり、その遊女達もこのお稲荷様に参拝していたそうです。
お稲荷様がお祀りされている奥の風穴からは、とても強いパワーが流れてくるようです。

乙女稲荷神社は舞台づくりになっており、根津神社の中では小高い場所にあるので、
鯉の泳ぐ優雅な池や西門と透塀など美しい景色を見渡せるようになっています。

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胞衣塚(ほういづか)

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千本鳥居の途中にある胞衣塚には、江戸幕府6代将軍・徳川家宣公の胞衣(胎児を包んだ膜と胎盤)
が埋められています。

御朱印について

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根津神社でいただける御朱印は、根津神社、乙女稲荷神社、駒込稲荷神社の3つです。
すべて拝殿の右側にある社務所でいただけます。

初穂料は500円でした。
御朱印の受付時間は、午前9時~午後5時なので、時間に余裕を持っていきましょう。

根津・上野公園の史跡とパワースポット巡り!
根津神社から上野公園周辺の史跡や神社仏閣を廻るコースです。

つつじが咲き誇るフォトジェニックなスポット

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根津神社の境内の「つつじ苑」では、毎年4月初旬から5月初旬にかけて「文京つつじまつり」が
開催され、約2000坪の敷地に100種類、3,000株の色とりどりの鮮やかなつつじが咲き誇ります。

境内の各所でつつじを観賞することができ、「乙女稲荷神社」の赤い千本鳥居とのコントラストは、
フォトジェニックです!

つつじ苑について

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入苑期間:2023年4月1日(土)~4月30日(日)

開苑時間:9時30分~17時30分

入苑寄進料:300円 (現金のみ)

根津神社へのアクセス

根津神社 [ Nezu Shrine]
住所:東京都文京区根津1丁目28−9
開門時間:6:00~16:30
交通アクセス:東京メトロ千代田線「根津駅」「千駄木駅」南北線「東大前駅」から徒歩7分
根津神社公式サイト

まとめ

SNSなどで紹介されている「千本鳥居」をめがけて根津神社へお参りにきたのですが、
それだけでなく、300年以上の歴史的建造物や徳川家ゆかりの史跡、数々のパワースポットなど
フォトジェニックなスポットの宝庫でした。

そして、明治の文豪が憩いの場所にしたという同じ境内を歩いたんだと思うと感動します。
最強のパワーを発する根津神社にお参りができてよかったです。

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