パリ・オルセー美術館 | 鉄道駅の面影を残す印象派絵画の宝庫

Musée d'Orsay, Parisフランス

セーヌ川沿いに佇むオルセー美術館(Musée d’Orsay)は、ルーヴル美術館と並び、
パリを代表する美術館です。

かつての鉄道駅を改修してオープンしたオルセー美術館は、その面影がところどころに残されており、
作品の展示だけでなく、建物やその装飾も見どころの一つです。

また、コレクションの中には、教科書などで一度は見たことのあるゴッホ、モネ、ルノアールなど
有名な印象派の作品が中心に展示され、アートに詳しくなくても十分楽しめます。

パリを訪れたら、見逃せない美術館のひとつオルセー美術館を効率よく見学する方法などを紹介します。


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オルセー美術館とは

Musée d'Orsay, Paris

オルセー美術館に入館して、まずイメージするのがヨーロッパの鉄道の駅です。

もともとオルセー美術館は、1900年のパリ万博の際に建設されたオルレアン鉄道のホテル兼駅舎を
イタリアの女性建築家ガエ・アウレンティ(Gae Aulenti)の改修で、1986年に開館した美術館なのです。

美術館の中央ホールは、トレイン・シェッドと呼ばれる駅舎の吹き抜け構造をそのまま活用し、
建物内部には大時計や鉄道駅であった面影がところどころに見られます。

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オルセー美術館の特徴

Musée d'Orsay, Paris

オルセー美術館は、アートに詳しくなくても楽しめる美術館です。

コレクションの中には、教科書などで一度は見たことのあるモネ、マネ、ドガ、ルノアール、スーラなど
印象派画家の作品や、ゴッホ、セザンヌ、ゴーギャンなどのポスト印象派など、現代アートに大きな影響を
与えてきた作品が中心に展示されています。

また、絵画のみならず、建築、写真、デッサン、アールヌーボ様式の家具や陶器、工芸品など多岐に渡り
4000点の作品が常設展示されています。

世界三大美術館として知られるパリ・ルーヴル美術館と違うところは、コレクションの時代です。

ルーヴル美術館は、1848年までの宗教画や神話・王侯貴族の肖像画など古典絵画のコレクションが
中心となっている美術館ですが、オルセー美術館は、1848年以降から1914年までの自然や身の回りの
景色など、日常生活をテーマにした親しみやすい作品が展示されています。

ルーヴル美術館の紹介ページへ

オルセー美術館の廻り方

Musée d'Orsay, Paris Musée d'Orsay, Paris

オルセー美術館のメインフロアは、0階(地上階)、2階、5階で、年代順・テーマごとに区切られて
作品が展示されています。

美術館の建物自体は大きいですが、見どころが1つのフロアに凝縮されているので、
2~3時間あればゆっくりと見学を楽しむことができます。

地上階から年代順に上へあがっていくのもいいですが、時間がなくて有名な作品を中心に見たい場合は、
最上階の5階からの見学をおすすめします。

Musée d'Orsay, Paris Musée d'Orsay, Paris

5階には、セザンヌ、ドガ、マネ、モネ、ピサロ、ルノワール、シスレー、スーラ、シニャックなどの
印象派から新印象派、ゴッホ、ゴーギャンを中心としたポスト印象派の有名な作品が集中しているので、
上階を見学してから下へ降りていき、地上階 (0階)の ドラクロワ、落穂拾いのミレー、初期印象派の
マネなどの名作の展示を見れば、ひと通り見学したことになります。

5階には、撮影スポットの「大時計」とカラフルな「カフェ」があるので、一息つくのもいいですね。

オルセー美術館の入館について

入館の際、チケットを事前に購入している優先入場口、当日券を購入する入り口などに分かれていますが、
どちらの入口もセキュリティーチェックがあります。

チケットを持っていない人は、セキュリティーチェックを終えてから中の窓口でチケットを購入できます。

ただし、人気のある美術館なので、混雑時には溢れるほどの人が長蛇の列を作っていますので、
列に並ぶ時間のない方は、KLOOK などチケット販売サイトなどでの事前購入を勧めします。

美術館の公式ページからの購入も可能ですが、日程が近づくと希望の時間帯に予約することができない場合も
あるので、あらかじめ余裕をもって購入しましょう。

また、美術館や博物館を中心にパリ観光をする予定であれば、「パリミュージアムパス」の購入がお得です。

パリミュージアムパスを所持していれば、パリとその近郊にある50か所以上の美術館・博物館などの施設が
利用でき、長い列に並ばずに優先レーンからスイスイと入場できるので、限られた時間を利用して
より多くの施設の見学ができるので、考慮してみてもいいかもしれません。

美術館には個別ロッカーはありませんが、クロークでコートなどを預かってもらえます。
ただし、スーツケースや旅行カバン、大型のリュックはクロークでの預かりはNGです。

アクセスと基本情報

オルセー美術館  [ Musée d’Orsay ]
所在地:Esplanade Valéry Giscard d’Estaing 75007 Paris
見学時間:火・水・金・土・日 9:30~18:00 / 木 9:30~21:45  休館:月曜、5/1、12/25
料金:€ 16
最寄りの駅:地下鉄 12番 [Solférino 駅] 下車、徒歩3分
荷物預かり所:無料 /セキュリティーチェックあり
公式ページ

 

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