新旧の混ざり合った風情ある金沢の1日観光スポット!

金沢は金箔の伝統工芸、九谷焼、加賀友禅、加賀宝生・狂言といった伝統文化を守りながら、
新しいものをとりれていくといった新旧の混ざりあった魅力的な街です。

風情のある街の見どころは、コンパクトにまとまっていてバスや徒歩で簡単にアクセスできます。
今回は、1日で廻った金沢の観光スポットを紹介していきます。

 金沢駅

住所:石川県金沢市木ノ新保町1-1

北陸新幹線で東京から約2時間半、新大阪からサンダーバードで2時間40分、
金沢駅の兼六園口で、まず私たちを迎えてくれるのが、大きな傘をイメージした
近代的なガラス張りのおもてなしドームと螺旋状に組み上げられた高さ13.7mの
2本の頑丈な柱に支えられた鼓門(つづみもん)!

伝統芸能の加賀宝生の鼓をイメージした門と、近代アートのガラスのドームが組合わせられた
金沢駅は、世界で最も美しい駅14選の6位に選出されています。

雪や雨の多い金沢で、駅を降りてから傘をゆっくりと開くスペースをつくっているようです。

駅の構内には、グルメや買い物を楽しむショッピングモールも充実しています。

金沢市内の観光の仕方

金沢の観光スポットは、徒歩やバスを利用して簡単にアクセスできるので、
北鉄バス1日フリー乗車券がお勧めです。

大人¥600、小人¥300で、1日乗り放題!

北鉄バスの「城下まち金沢周遊バス(右回り・左回り)」と「兼六園シャトル」や、
金沢市内中心部の指定エリア内の路線バスも利用できるので便利です。


金沢市内1日フリー乗車券の公式サイト

駅のバスターミナルの窓口で購入できます。
バスの1回乗車券が200円なので、観光スポットを3~4か所廻るなら1日券がお得です。

尾山神社

尾山神社は、明治6年に創建された加賀百万石の藩祖・前田利家公と正室お松の方を祀る
神社です。 珍しい和漢洋の3つの建築様式の神門が見どころ。

鳥居がなければ、外見からは神社には見えない尾山神社。

国指定重要文化財である神門のてっぺんに見える避雷針は日本最古のもので、
三層目にはめ込まれたステンドグラスからは、異国情緒が漂います。

このステンドグラスは、ギヤマンと呼ばれ、江戸時代に美しいガラス製品のことを指して
呼ばれていたそうです。また、夜は22時までライトアップされていて、
このステンドグラスに照らされる光で美しさが増します。

尾山神社は、強運パワースポット!

夫婦円満、良縁祈願のご利益や「勝負運」のパワースポットとして有名です。
前田利家公の兜にあやかって、受験や資格試験、勝負事に勝つという強運を表していて、
勝兜やダルマの絵馬には、多くの祈願がかけられています。

おみくじもよく当たって、かわいいですよ!

住所:石川県金沢市尾山町11-1
入場料:無料

尾山神社の境内をぐるりと廻り、金沢城の鼠多門口から金城公園へ 

金沢城公園

加賀百万石前田家の居城であった金沢城

1602年の落雷により天守閣が焼失し、天守閣が再建されることはありませんでしたが、
2001年に菱櫓、五十間長屋、橋爪門続櫓などが復元され、現在それが見どころとなっています。

また、金沢城は火災で何度もの修築を繰り返したせいもあり、多種多様なデザインの石垣が
見られるので、公園の敷地を散策しながら当時の技術を見て歩くのも面白いと思います。

美しい玉泉院丸庭園は、一見の価値あり!

一般には石川門から金城公園に入るようですが、
金沢城公園内を廻った後、石川門を出て桂坂口から兼六園へ入りました。

住所:石川県金沢市丸の内1-1
見学時間:3月1日~10月15日 7:00~18:00 / 10月16日~2月末日 8:00~17:00
入場料:無料  (菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門の見学は、有料)
それぞれの入館料と見学時間が異なるので、公式サイトで確認してください。

兼六園

水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並ぶ日本三名園の一つとして知られる兼六園は、
江戸時代の代表的な大名庭園として、加賀歴代藩主により、
長い歳月をかけて形づくられてきた四季折々の美しさが楽しめる廻遊式庭園です。

広大な庭の中には、大きな池、築山、御亭や茶屋が点在し、それらに立ち寄りながら
全体の景観を楽しむことができます。

住所:石川県金沢市丸の内1-1
見学時間:3月1日~10月15日 7:00~18:00 / 10月16日~2月末日 8:00~17:00
入場料:大人320円(18歳以上) / 小人100円(6歳~18歳未満)
公式サイト

兼六園のそばに建つ金沢神社へ

金澤神社


金運・学業・災難除けなどあらゆる願いが叶うパワースポット「金澤神社」 の記事を読む

学問の神様・菅原道真公を主祭神とし、商売繁盛の神様である白阿紫稲荷大明神
(はくあしいなりみょうじん)、災難除けの神様である白蛇竜神が祀られている金澤神社。

金澤神社の境内には、該当の箇所を擦るとイボが無くなるという「いぼとり石」や、
金沢の地名の由来となった「金城霊澤」という泉があり、境内の手水舎より金城霊澤を
汲み取ることができます。手水舎横には、清め砂も用意されています。

住所:石川県金沢市兼六町1-3
授与所・ご祈祷時間:9:30 ~ 17:00
入場料:無料

石浦神社

古墳時代(547年)に草創された金沢最古の「石浦神社」

御祭神は、大国主大神(おおくにぬしのかみ)をはじめとして、菊理媛大神(くくりひめのかみ)
など7柱の神様がお祀りされています。縁結びや恋愛成就にご利益があり、
石浦神社にお参りすると「物事が丸く収まる」といわれています。

境内には、商売繁盛のご利益がある「広坂稲荷神社」、足を蹴り上げる明治時代に造られた
「逆さ狛犬」など見どころがいっぱいです。

「物事が良い方向に決まる」というマスコットの「きまちゃん」をデザインに取り入れた、
水玉のかわいいお守りやおみくじ、朱印帳もたくさん用意されています。

金沢最古の「石浦神社」は縁結びや恋愛成就のパワースポット!

住所:石川県金沢市本多町3-1-30
授与所・ご祈祷時間:9:00 ~ 16:00
入場料:無料

金沢21世紀美術館

2004年に開館した現代アートの美術館。

人気作品は、レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」!

上側と下側の両方から違った見方が楽しめます。
上から見るとプールの中に潜っているように見える・・・

地下にはプールの中側への入り口があり、水中から外を眺めているような気分になります。
外からの光は、まるで水中の中にいるようなシーンを演出します。

その他、館内には何室もの展示室と美術館の敷地には、現代アートを体験できる作品が
置かれているので、大人も子供に戻った気分でアートを楽しめます。

美術館の入り口周辺は、交流ゾーン(無料)になっています。

チケット購入時に説明を聞くのですが、展示会場の選択によって料金が異なり、
どのチケットを買っていいのかイマイチよくわからないので、スイミングプールが目的であれば、
その旨を伝えてチケットを購入したらいいと思います。

住所:石川県金沢市広坂1-2-1
開館時間:火~日曜日 10:00 ~ 18:00  (月曜休館・年末年始)
入場料:見学ゾーンによって料金が異なるので、公式サイトから確認してください。

主計町茶屋街


住所:石川県金沢市主計町

ひっそりと陰に隠れるような情緒あふれる「暗がり坂」

金沢三茶屋街とされる主計町茶屋街は、細い路地と千本格子が続き、
浅野川沿いの美しい街並みをみることができます。

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている主計町茶屋街には、
昔ながらの料亭や茶屋が建ち並び、昼間でもひっそりとして陰に隠れるような
「暗がり坂」と呼ばれる坂道のがある情緒溢れる茶屋街です。

 浅野川の向こう岸に位置するひがし茶屋街へとむかいます

 

ひがし茶屋街


住所:石川県金沢市東山

ひがし茶屋街は、重要伝統的建造物保存地区として、かつて茶屋街として賑わった街並みが
保存された地域です。 美しい出格子と石畳が続く古い街並みには、和菓子、伝統工芸品、
雑貨、着物のレンタルなどを扱うお店やカフェが充実しており、風情ある街並みを見ながら
ショッピングや食事を楽しむことができます。

「志摩」と「懐華樓」は、江戸時代に建てられたお茶屋の建物を有料で公開しているので、
金沢の茶屋文化について知ることができます。

お茶屋とは?

芸妓さんが踊りや三味線などの雅な芸で客をもてなす大人の社交場です。
ひがし茶屋街の中には数件のお茶屋が営業しているそうですが、特別な人の紹介がない限り、
お茶屋の中には入れないそうです。

宇多須神社


境内に忍者が潜む金沢のパワースポット 「宇多須神社」  

境内に忍者が・・・⁈

金沢城の鬼門の方角に位置する宇多須神社は、前田利家公の神霊を密かに祀り、
加賀藩の祈禱所となった神社です。

大黒様、毘沙門天様、弁財天様の3柱がお祀りされています。

見どころは、忍者と五代藩主綱紀の疱瘡を癒したという「酒湯(ささゆ)の井戸」、
そして「逆さ狛犬」です。

住所:石川県金沢市東山1丁目30-8
授与所時間:9:00 ~ 17:00
入場料:無料

 

金沢のお勧めホテル

ユニゾイン金沢百万石通り [UNIZO INN Kanazawa Hyakumangoku Dori]

金沢一の繁華街「香林坊」「片町」や兼六園など主要観光スポットも徒歩圏内!

部屋のサイズもちょうどよく、ケトルとティーバッグのセットやアメニティも揃っています。
清潔で清掃が行き届いたホテルは、スタッフもとても親切でした。

ユニゾイン金沢百万石通りの宿泊プランを見る

金沢のおみやげ

金沢では、お土産に困ることはないと思います。
パッケージがかわいくて、かわいい少額のお土産から数の揃ったおみやげまで、
沢山の種類が用意されているので、どれを買えばよいのか迷うほどです。

まとめ

幼少の頃に両親と訪れた金沢といえば、兼六園、金沢城くらいの記憶しかありませんでしたが、
去年と今年の2度にわたって娘と訪れた金沢は、新旧の混ざりあった魅力的な街でした。

お土産店で見るお菓子などは、すべて購入してしまいたいほど、かわいくて
工夫のされたものばかりです。

金粉を使用したスイーツや化粧品などは、とても興味を引くお土産の一つです。
伝統を守りながら、年々新しいものを取り入れていく金沢は、また訪れたい街の一つです。