すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、海外からのツーリストに人気の「ジャパン・レール・パス」が、2023 年10月から値上げされることがJR社より公表されました。
値上げ後の料金と値上げ後に何が変わるのかを見ていきましょう。
ジャパン・レール・パスと料金改定について
ジャパン・レール・パス(JRパス)はJRグループ6社が提供するサービスで、訪日外国人客や海外在住者が
一時帰国時に日本全国を一定金額で旅できる鉄道周遊パスです。
海外に住んでいる日本人が利用できるジャパン・レール・パスの利用条件や利用方法については、
別ページ で説明しています。
今回の改定により、人気の7日間JRパスが現在の29,650円から50,000円に変わるなど、
大幅に値上がりします。
種類 | 普通車 (大人) | グリーン車 (大人) | ||
区分 | 現在 | 価格改定後 | 現在 | 価格改定後 |
7日間 | ¥29,650 | ¥ 50,000 | ¥39,600 | ¥ 70,000 |
14日間 | ¥47,250 | ¥ 80,000 | ¥64,120 | ¥110,000 |
21日間 | ¥60,450 | ¥100,000 | ¥83,390 | ¥140,000 |
※購入国の為替レートにより、価格が若干変動する場合があります。
※「こども用」は上記価格の半額
子供料金:購入日において6歳以上12歳未満が対象となり、12歳は「大人」となります。
この15年の間、JRバスの料金の見直しは行われたものの値上げに踏み切ったのは今回初めてのことで、
円安や訪日外国人観光客の急増により、国内の主要空港やJR定期券引換所などの大混雑が発生していることに
関係しているのでは...といわれますが、海外在住者や海外からの観光客には大変ショックなニュースです。
ですが、今までの料金設定があまりにも安かったといっても言い過ぎではないと思います。
JRグループの新幹線(指定座席予約込)、JR在来線、バス、フェリーの乗り放題など、
あまりにも安すぎて、日本に住んでいる方には申し訳ないくらい素晴らしいチケットだからです。
値上げ後も、日本を正規料金移動することを考えれば、素晴らしいチケットに間違いないからです。
料金改定後に何が変わる?
のぞみ・みずほの利用可能化へ
価格改定に伴い、今まで乗車ができなかった東海道・山陽新幹線の「のぞみ」号および山陽・九州新幹線の
「みずほ」号に対応し、別途きっぷを購入することで乗車が可能になります。
ただし、「のぞみ」号と「みずほ」号に乗車するための専用切符の追加料金価格は、まだ公開されていません。
「ジャパン・レール・パス」でご利用いただけませんが、「ジャパン・レール・パス」をお持ちの
お客様が、ご乗車前に専用のきっぷを追加でご購入いただくことで、「のぞみ」号・「みずほ」号を
ご利用いただけるようになります。
引用:JR東日本
専用サイトでの発売に統合
これまで「ジャパン・レール・パス」は訪日外国人客には日本国内窓口で試験発売していましたが、
専用サイト での発売に統合されます。
海外在住の日本人は日本国内では購入できないので、今までと同じく JRパスの公式サイト 、
もしくは 旅行代理店 などでJRパス引換証を購入する必要があります。
ただし、価格が改訂されるのは10月なので、それ以前に購入していればJRパス引換証は3ヶ月有効なので、
10月以降も改定前の料金と条件で利用できるというわけです!
まだ、JRパスを利用したことがない方や、もう一度利用したいと考えている方は、今がチャンスです。
JRパスを使ってどんな旅ができるかを 別ページ で紹介しています。
気になる方は、そちらもチェックしてみてくださいね!