東京・丸の内のKITTEにある「インターメディアテク」は無料で楽しめるミュージアム!

関東

せっかく東京へいったのに悪天候...雨の日の過ごし方を探していると、KITTE 2・3階に
「インターメディアテク」という無料の博物館があるのを見つけ、何の知識もなく訪れてみてびっくり!

東京大学の130年を超える歴史の中で収集された学術標本や研究資料などが、まるでアート作品のように
レイアウトされていて「これ無料でいいの?」というぐらい期待以上の博物館でした。

しかも予約なしで入れるので、限られた時間しかなくても、ふらりと気軽に立ち寄ることが出来ます。

インターメディアテクとは?

「インターメディアテク(Intermediatheque)」は、東京駅丸の内南口の目の前にあるJPタワーの
KITTE 2・3階にあるアートサイエンスミュージアムです。

正式名称を「JPタワー学術文化総合ミュージアム・インターメディアテク」といい、
日本郵便と東京大学総合研究博物館が共同運営しています。

インターメディアテクの常設展

骨格標本や剥製、鉱物標本、実験器具、古典書籍、楽器など東京大学が 1877(明治10)年 の開学以来
収集してきた様々な分野の学術標本・研究資料が展示してあります。

東京中央郵便局のレトロモダンの雰囲気を基調とした展示室に、東大で使用されていた本棚・備品などが
配置され、まるでハリーポッターの世界に入り込んだようでした。

動物の骨格標本がいっぱい!

クジラやキリン、馬などの大型動物から幻の絶滅巨鳥「エピオルニス」の骨格標本や剥製など、
どこからこれだけ集めたのだろう...と思うほどの数が並んでいてワクワクします!

展示にはテーマ別・年代別などの順路がなく、最小限の説明書きをみながら室内を自由に廻れるので、
目で楽しんで考えるという通常の博物館とは違った面白さがあります。

その中でも、ミンククジラの骨格標本は極めて大型の展示で迫力がありました。

半年ほど前に ロンドン自然史博物館 へ行ってから、大型動物の骨格標本や鉱物標本に関する
博物館に興味を持ち始めたのですが、東京のど真ん中のKITTEで行われている無料の博物館なので、
もっと小規模なものを想像していました。

ところが、見れば見るほど面白さが増してきて、時間を忘れて展示物に見入っていました。

エミール・ギメと東大のコラボルーム「 驚異の小部屋」

フランスのリヨン市からアジア美術の蒐集家として知られるエミール・ギメ(1836-1918)ゆかりの
古展示ケース6台が寄贈され『驚異の小部屋』と名付けられました。

寄贈された大型ガラス・ケースは、100年以上前にリヨンのギメ博物館のために特注されたものです。
そこに、東大の自然史から文化史まで選りすぐりの学術標本コレクションが収められています。

かつての講堂を再現

古い映写機や蓄音機、赤い絨毯や椅子など...かつての講堂を再現したセッティングは、
映画のロケ現場に入ったような感覚になります。

定期的に開催される特別展示も無料

インターメディアテクでは常設展だけでもかなりの満足感がありますが、期間限定の特別展示が
定期的に開催されており、なんとこちらも無料です!

訪れた時は「極楽鳥」の展示で、とても珍しく高価なアートジュエリーが見学できました。

ミュージアムショップでオリジナルグッズも販売

併設のミュージアムショップ「IMTブティック」では、東京大学の研究成果からうまれた商品など、
ここでしか購入出来ないオリジナルグッズも販売されています。

KITTEガーデンへも行ってみよう!

待ち合わせや電車の時間に余裕があれば、「KITTEガーデン」へも行ってみてください!

KITTE6階の屋上庭園からは、東京駅丸の内駅舎が一望できます。
新幹線や電車が出入りする様子は、子供から大人までワクワクする場所になるはず...。

東京駅「丸の内駅舎」を一望できる無料展望テラスを紹介した記事へは こちら から

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基本情報とアクセス

所在地: 東京都千代田区丸の内2丁目7−2  (KITTE内 2・3階)  Google map で確認する
開館時間:11:00~18:00(金・土は20時まで開館)
*上記時間は変更する場合があります。詳しい情報は、公式ページ から
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)、年末年始、その他館が定める日
入館料:無料