季節の変わり目は抜け毛が多いといいますが、ドライヤーで髪を乾かしているときや家のあちこちに
落ちている自分の髪を見て、「ハゲになるのでは...?」と心配になる事ってありませんか?
加齢による抜け毛や薄毛は自然な現象であるとしても、20歳を迎える娘の身に起こった抜け毛は、
髪の生え変わりの量とは思えず、考えられる原因と実際に行った抜け毛対策を記事にしました。
考えられる抜け毛の原因
それでは、抜け毛の原因を見ていましょう。
自分の生活環境の中で、心当たりのある項目があるかもしれません。
頭皮の日焼け
紫外線によってダメージを受けるのは、肌だけではありません。
むしろ髪には肌の2~5倍の紫外線が降り注ぎ、強い紫外線を浴びると頭皮が炎症起こし、
頭皮の乾燥、フケなどの頭皮トラブルの原因になります。
また、毛根が紫外線のダメージを受けると、メラニン色素が破壊され、抜け毛が激しくなるため、
夏の紫外線のダメージを受けて、秋にたくさんの髪が抜けるそうです。
加齢による女性ホルモンの減少
抜け毛や薄毛は、加齢とともに発生する自然な現象だといいます。
加齢の影響により女性ホルモンのバランスが乱れ、更年期に入り閉経を迎える頃、
女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に減少し、男性ホルモンの濃度が高くなるため、
ヘアサイクルが乱れ始め、抜け毛や薄毛が起こると考えられています。
急激なダイエット
急激なダイエットによって食べないものが多くなると、栄養のバランスが偏ってしまいます。
食べないダイエットは、摂取カロリーが少なくなるため短期間で痩せますが、リバウンドしやすいうえ
体のバランスを崩してしまい、頭皮に栄養が行き渡りにくくなり栄養失調の状態になるなど、
細くて不健康な毛髪しか生えてこなくなるようです。
精神的ストレス
仕事と家庭の両立、進学や引っ越しなど、生活環境が変わることによって、目に見えないストレスが
たまってしまうことによって、体調を崩したり深刻な病気になることもあります。
ホルモンのバランスが乱れることが、抜け毛の原因にもつながります。
生活環境の変化
引っ越してから抜け毛が増えた、髪のパサつきが気になる・・・など水道水も原因の一つと考えられます。
水道水の消毒には塩素が使われており、使用している水道水の中にも、わずかに残留塩素が含まれています。
そのまま飲んでも人体に影響はない濃度とされていますが、プールで泳いだあと、肌がカサカサしたり、
髪の毛がパサついたりといった症状にも塩素の影響がみられるように、
塩素にはたんぱく質を分解する働きがあり、髪の毛や肌にダメージを与える危険性もあるそうです。
それを考えると、人体に影響はない濃度といっても、ちょっと怖い感じがします。
抜け毛対策
抜け毛の原因が分かったところで、今度は解決策を見ていきましょう。
紫外線対策
紫外線ダメージを受けると、頭皮が老化して硬くなり、髪の生まれ変わりのサイクルが乱れて
健康な髪が生えにくくなってしまいます。
外出時には帽子やサングラス、髪用のUVスプレーなど髪を紫外線から守るアイテムを使用しましょう。
髪用のUVスプレーは、肌の日焼け止めとおなじく、2~3時間ごとにスプレーをする必要があるので、
外出先では少し面倒で忘れがちなことがデメリットですが、飲む日焼け止めで頭皮のUVケアを
することもできます。
バランスのとれた食事
毛髪の95%は「ケラチン」というタンパク質でできているので、タンパク質の摂取は欠かせません。
肉や魚などを食べる際は、パパイヤ、パイナップル、イチジク、キウイフルーツ、メロン、ショウガなど
タンパク質の吸収を良くしてくれる食材と一緒にとるのがおすすめです。
また、タンパク質のほかにビタミン、ミネラル、炭水化物などもバランスよく摂取することが大切です。
食べ物だけで必要な栄養分を取る自信がなければ、ジュースやスムージ、サプリを組み合わせてみましょう。
睡眠
しっかりと良い睡眠をとることで、抜け毛の原因の1つとなる「ストレス」の緩和にもつながります。
毎日最低7時間、睡眠をとることが推奨されています。
また、ストレスをため過ぎず、好きなことをする時間を作ってストレスを発散させることも大切です。
毎日のシャンプー習慣を見直す
汚れを落とし、頭皮を清潔に保つシャンプーは、頭皮環境を整える大切なステップですが、
洗いすぎはかえって頭皮を刺激し、抜け毛の原因にもなりかねません。
1日複数回のシャンプーは避けましょう。
そして、抜け毛が気になる時は、アミノ酸系の低刺激のシャンプーに切り替えるのも良いと思います。
シャンプーのポイント
◆ シャンプー前には、ブラッシングを!
シャンプー前のブラッシングは、毛穴の汚れが落ちやすく頭皮がやわらかくなるので、
抜け毛対策にも効果的だといいます。
◆ 予洗いで汚れを落とす
お湯でしっかり髪と頭皮を濡らし、軽いホコリや汚れを洗い流してからシャンプーをすることが
良いといわれています。
また、熱湯ではなく、38度くらいの温度のお湯で洗うのが理想だといわれています。
◆ 自然乾燥をしない
ドライヤーの熱で髪を傷めない為に、自然に乾燥させている人もいるかもしれませんが、
自然乾燥させている間の髪は摩擦の刺激にとても敏感な状態なので、傷みやすいそうです。
シャンプー後は、ドライヤーを使ってしっかりと乾燥させることが大事です。
シャワーヘッドに洗浄ヘッドを付けてみる
キッチンに浄水器が取り付けてある家庭は多いと思いますが、シャワーヘッドも浄水機能のあるものに
取り換えることも考えてみましょう。水を変えたから髪が抜けなくなったというわけではありませんが、
それも一つの原因だと考えられるので、試してみる価値はあります。
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●見えるカートリッジ。
●浄水、原水ワンタッチ切り替え。
●ほとんどのシャワーに取付可能。
シャワーヘッドにもいろいろな種類がありますが、シャワーヘッドの中にフィルターが入っていて、
自分で簡単に取り付けや交換ができます。浄水と原水をボタン一つで切り替えられるものも多く、
髪の毛を洗う時だけ浄水にすればフィルターの交換頻度を少なくすることもできるので、
それほど高価なものではありません。
まとめ
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
私と娘がローマから日本に移住した、最初の3カ月に起こった抜け毛をテーマにしています。
50代の私はともかく、20歳になる前の娘の髪の抜け毛は、「ハゲになるのでは?」と心配したのですが、
生活環境が全く違う日本に来たストレスや急激なダイエット、水の変化も原因だったように思います。
ちょっとした生活環境や習慣の改善で、最悪の状態を未然に防ぐこともあるので、
心当たりのある項目があれば、試してみてください。
それでも解決しない場合は、ためらわずに医師に相談しましょう。