清々しい空気に包まれた「神戸・生田神社」はあらゆる縁を結ぶパワースポット!

近畿

縁結びのパワースポットと知られている生田神社は、神戸・三ノ宮の繁華街にある
とても古い歴史のある神社です。

境内には、源平ゆかりの史跡や源平合戦の戦場となった神聖な森、
フォトジェニックな撮影スポットなど、お参りを兼ねて歴史を辿ってみましょう。

生田神社とは?

生田神社の歴史は、1800年程前のある出来事がきっかけとなります。

神功皇后(じんぐうこうごう)が乗った船が神戸の沖合で動かなくなり神占を行ったところ、
稚日女尊(わかひるめのみこと)が現れ、「私は活田長峡国に居りたい」と申されたため、
稚日女尊を砂山(現在の布引山)に祀り、799年に生田の社に移されたと言われています。

「神戸」という地名は、生田神社に由来しています。

806年に朝廷から生田神社の神様に仕える44戸の家「神戸(かんべ)」が設けられ、
「かんべ」が後に「こうべ」になったと伝えられています。

御祭神について

生田神社のご祭神は、あらゆる縁を結ぶ稚日女尊(わかひるめのみこと)です。

天照大神(あまてらすおおかみ)に仕える機織りの神として伝えられており、
糸と糸を織り成すように良きご縁を結ぶと言われております。
男女の良縁だけでなく友人、仕事場など様々な人とのご縁を結ぶご利益があります。

境内の見どころ

源平ゆかりの史跡「生田の森」

生田神社の境内にある源平ゆかりの史跡

平安時代の枕草子や平家物語、源平合戦などと歴史の舞台になりました。
特に源平合戦の戦場になったことは有名で、1184年(寿永三年)2月には平知盛を大将とする
平家軍が生田の森に陣を構え、一の谷から生田の森へかけて一帯が戦場となった歴史的な
場所です。

神秘的な空気の漂う「生田の森」は、ついつい街中にいることを忘れてしまいそうです。

大切な人との運勢や未来を占う「水みくじ」

生田の森にある池に浸すと、文字が浮かびあがってくる水みくじがあります。
水みくじは楼門の手前の授与所にあるので、事前に用意することをお忘れなく!

神秘な空気の漂う生田の森で、大切な人との運勢や未来を占ってみてはいかがですか?
おみくじは、近くの結び所に結んでご利益をお願いしましょう。

生田神社は、神戸大水害や神戸大空襲、1995年の阪神・淡路大震災と
何度も大きな厄災に見舞われてきましたが、倒壊しても復興してきた神社なので、
「蘇る神」として信仰されています。

楠の御神木

1945年(昭和20年)6月5日の神戸大空襲で焼けただれたとても大きな楠は、
力強く蘇り 再生、復活、復興の象徴として信仰されています。

生田稲荷大明神

鮮やかな朱色の鳥居が立ち並ぶ「生田稲荷大明神」。
伊勢神宮(外宮)でも御倉神としてお祀りされている生活守護、食物、稲、商売繁盛の
倉稲魂命(うがのみたまのみこと)が祀られています。

朱色の鳥居が立ち並ぶようすは、まさにフォトジェニックなスポットです!

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生田神社へのアクセス

場所:兵庫県神戸市中央区下山手通1丁目2−1
開門時間:7:00〜17:00
入場料:無料
生田神社公式ページ

まとめ

生田神社は三ノ宮の繁華街にあるのですが、いったん境内に入ると、とても神聖な空気が
漂っています。なかでも源平合戦の戦場となった「生田の森」は、小川のせせらぎを聞きながら
散策していると、都会の喧騒を忘れて清らかな気分になります。

阪急・阪神・JR三ノ宮からも徒歩でアクセスでき、周辺にはショッピング街や北野異人館、
南京町、メリケンパークなど観光スポットが集中している場所にあるので、
神戸散策コースに組み込んでお参りしてみてはどうでしょう。