ひとごみに紛れずに静かに桜が見れると聞き、京都大学の近くにある吉田神社、竹中稲荷神社、
宗忠神社で綺麗に咲いている桜を見た後、正面に「真如堂」という石標のある赤い門に辿り着きました。
アレ?「真如堂」ってお寺よね?と娘に問いかけられて・・・
・・・と思うけど、お寺の敷地に鳥居がある...
そして、「咤枳尼天」の石標...なんて読むんだろう。
ちょっと不思議な感じですが、キレイに咲いているサクラに惹かれて境内へ入ると、
外から見るより結構広い!
ここは神社?
法伝寺・咤枳尼天とは?
法伝寺は真如堂の塔頭寺院です。
順徳天皇によって開基され、真如堂の鎮守社「稲荷堂」として信仰されていたそうです。
鳥居があるのは、明治期の神仏分離を免れたひとつだからです。
そして、「咤枳尼天(だきにてん)」を祀る寺院としては日本最古とのことです。
桜が満開の法伝寺の境内
境内には枝垂れ桜や染井吉野が、とてもきれいに咲いています。
狛犬、そして休憩所...休憩所の内側を見上げると「三十六歌仙」が飾られています。
その先には、「咤枳尼天」としるされた第二の鳥居...
咤枳尼天の鳥居
難しい漢字で最初は読めなかったのですが、「だきにてん」と読み「咤枳尼天・荼枳尼天」とも書かれます。
白狐にまたがる女神様として描かれることが多く、「稲荷神」と同一視されています。
神様といっても、想像するだけでゾ~っとします。
咤枳尼天像を祀る本堂
本堂には、弘法大師空海が刻んだという白狐に天女が乗った「咤枳尼天像」が安置されているそうですが、
秘仏となっているため拝観することはできません。
御神馬もお祀りされています。
基本情報とアクセス
所在地:京都府京都市左京区浄土寺真如町10 Google マップ でみる
アクセス:市バス17、203「浄土寺」下車 徒歩10分
まとめ
大きなお寺や神社と違い、小さな宝石を見つけたような気分でした。
桜の写真を撮りに行って見つけた場所ですが、訪問前に「法伝寺・咤枳尼天」の歴史を勉強していれば、
もっと違った目線で見学できたかもしれません。近くに行った方は、ぜひ寄ってみてください!
京都でひそかに桜が楽しめるフォトジェニックな散策スポット! で、混雑を避けて
比較的静かに桜の鑑賞を楽しめる場所をまとめています。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。