神戸「相楽園」春はツツジ・秋は紅葉が楽しめる静かな日本庭園の散策!

Sorakuen,Kobe近畿

神戸・三ノ宮、元町というと、北野異人館や布引ノ滝、中華街などが有名な観光スポットですが、
賑やかな繁華街からほど遠くないところに、静かな日本庭園の散策を楽しめるスポットがあります。

神戸の都市公園で唯一の日本庭園であり、敷地内には日本建築と欧風建築が調和よく建ち、
春にはツツジ、秋には紅葉を観賞しながら穏やかな時間を過ごせる「相楽園」を紹介します。

相楽園はどこにある?

Sorakuen,Kobe

相楽園は、神戸県庁の山手側の静かな住宅地に立地します。

突然あらわれる立派な正門をみれば、この先に何があるのか覗いてみたくなるはず・・・

賑やかな三ノ宮や元町の繁華街からほど遠くない場所で、こんな静かな日本庭園の散策が楽しめるとは
思いませんでした。

相楽園について

Sorakuen,Kobe

相楽園は元神戸市長小寺謙吉氏の先代小寺泰次郎氏の本邸に営まれた庭園で、1885(明治18)年頃から
築造に着手し、明治末期に完成したものです。

1941(昭和16)年以降神戸市の所有となり、一般公開されるようになりました。

神戸の都市公園で唯一の日本庭園であり、2006(平成18)年国の登録記念物(名勝地)に登録されました。

日本庭園の散策

Sorakuen,Kobe

東京ドームの5分の2ほどの敷地にある庭園は、池泉回遊式日本庭園で、飛石や石橋を渡ったり、
川や滝の流れなど深山幽谷(しんざんゆうこく)の風景を見ることができます。

Sorakuen,Kobe Sorakuen,Kobe

Sorakuen,Kobe

入り口付近では、蘇鉄園(そてつえん)や樹齢500年と伝えられる大クスノキが見られます。

Sorakuen,Kobe

春にはツツジ、秋にはモミジの紅葉など四季折々の花の景観を楽しむことが出来ます。

相楽園のみどころ

日本庭園の鑑賞のみでなく、相楽園には数多くの重要文化財があります。

日本建築である重厚な正門をはいると、日本庭園の中には船屋形や茶室、旧小寺家厩舎や旧ハッサム住宅など
欧風建築など調和のとれた庭園が造られています。

通常、重要文化財とお茶室は公開されていませんが、期間限定で公開されるようです。

船屋形(重要文化財)

Sorakuen,Kobe

江戸時代、姫路藩主が河川での遊覧に使っていた『川御座船(かわござぶね)』の屋形部分だけが
陸上げされ、1980(昭和55)年に保存のため移築されました。

建造年代は、1682~1704年と推定されます。
現存する川御座船としては、国内で唯一のものだそうです!

旧小寺家厩舎(重要文化財)

Sorakuen,Kobe

河合浩蔵氏によって設計され、1910(明治43)年頃に建築された厩舎(きゅうしゃ)です。

円型の塔屋・急勾配の屋根や屋根窓・豊富な切妻飾り(きりつまかざり)など、
変化に富んだ欧風的デザインで設計されています。

旧ハッサム住宅(重要文化財)

Sorakuen,Kobe

英国人貿易商のハッサム氏が、明治35年北野・頃異人館街に建てて住んだもので、1961(昭和36)年に
神戸市に寄贈され移築されました。木造2階建、寄棟造棧瓦葺(よせむねづくり さんかわらぶき)の
和洋折衷建築物で英国人による設計です。

前庭のガス灯2本は、1874(明治7)年頃に、外国人居留地に街灯用として建てられていたものです。

Sorakuen,Kobe Sorakuen,Kobe

阪神・淡路大震災時に屋根から落下した煙突が前庭に保存されています。

Sorakuen,Kobe Sorakuen,Kobe

通常は公開されていませんが、ちょうど公開されているときに訪問し、別途料金を支払うこともなく
邸宅の中を見学することが出来ました!

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北野異人館からハーバーランドまで、神戸の観光スポットは 別ページ で紹介しています。

基本情報とアクセス

所在地:神戸市中央区中山手通5-3-1
開園時間:9:00~17:00(入園は16:30まで)
休園日:毎週木曜日(祝日の場合は開園、翌日休園)、12月29日~1月3日
入園料:大人(15歳以上) 300円 / 小人(小・中学生) 150円
駐車場:なし
相楽園の詳しい情報

交通アクセス Google マップでみる

  • 神戸市営地下鉄西神・山手線「 県庁前」駅から徒歩5分
  • JR神戸線 「元町」駅から徒歩10分
  • 神戸高速鉄道東西線 「花隈」駅から徒歩10分

 

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