江ノ島神社の参拝ルートと見落とせない絶景スポット!

関東

江島神社は、江ノ電沿線にある人気観光スポットの一つです。
日本三大弁財天のひとつで、三つの社殿からなり、江ノ島全体が神社の敷地といってもいいほど、
数々の見学スポットとパワースポットがあります!

また、神社には龍にまつわる多くの興味深い伝説が残されており、縁結び・縁切りのパワースポット
としても有名です。

ここでは、行くまでに知っておきたい江ノ島の散策ルートやパワースポットなどを紹介します。

江ノ島神社とは?

江島神社は、安芸の宮島、近江の竹生島と並ぶ日本三大弁財天のひとつで、創建は西暦552年と
伝えられています。

神社は、「辺津宮(へつみや)」、 「中津宮(なかつみや)」、「奥津宮(おくつみや)」の三社からなり、
天照大神(アマテラスオオミカミ)と須佐之男命(スサノオノミコト)の誓約で生まれた三姉妹の女神が
祀られています。

ご利益は金運アップ、縁結び・縁切り、人気アップ、商売繁盛など多岐にわたります。

最寄りの駅から江ノ島へ

江ノ島へ電車で訪れる場合は、小田急線「片瀬江ノ島駅」、江ノ島電鉄「江ノ島駅」、湘南モノレール
「湘南江の島駅」が最寄駅です。

最寄りの駅から「江の島弁天橋」を渡ると、「青銅の鳥居」が見えてきます。

こちらの鳥居は市指定文化財で、「江島大明神」と記されています。

こちらの鳥居をくぐると、「江ノ島弁天仲見世通り」が江ノ島神社へとまっすぐ伸びています。

弁天仲見世通りには、沢山の食べ歩きスポットやお土産店、雑貨屋さんなどが軒を並べており、
多くの人で賑わう通りです。

瑞心門

朱色の鳥居をくぐると、龍宮城を思わせる瑞心門(ずいしんもん)が見えてきます。

江ノ島神社は、「カップルで行くと、三姉妹の女神様が嫉妬して別れるらしいよ!」
という話を聞きました。単なるジンクスに過ぎないと思えばいいのですが・・・
鳥居を別々にくぐるようにした方がよいとか、龍口明神社にお参りしてから行くのが良いとか、
色々な説があります。

一番低地にある「辺津宮(へつみや)」までは、かなりの石段が続きますが、
各石段の切れ目で後ろを振り返ると、素晴らしい景色が見渡せます。

体力に自信のない方のために「エスカー」というエスカレーター(有料)が、三か所に設置されているので、
これを利用すれば、江ノ島神社の3社を楽にお参りできます。

最初の乗り場は朱色の鳥居の手前左手にあります。

エスカーは上りのみで下りは石段で降りるので、上るときに見れなかった景色を下りで見れますが、
この一区間めは、石段がおススメです。

江ノ島神社と一言で言っても、辺津宮、中津宮、奥津宮の3宮と岩屋をまわるとなれば、
島を一周するわけですから、急な石段を含めて、かなりの距離を歩きます。
岩屋付近の石段を考慮に入れると、2、3区間目はエスカーの利用が得策でしょう。

辺津宮

まず、最初の社殿が「辺津宮(へつみや)」です。

辺津宮は、一番低地にあることから「下之宮(しものみや)」とも呼ばれるそうで、
三姉妹の三女、田寸津比売命(たぎつひめのみこと)がお祀りされています。

鎌倉時代の前期、鎌倉幕府の将軍・源実朝により創建され、1976(昭和51)年に再建されました。
通常、ご祈祷などの行事は、こちらで行われるそうです。

銭洗白龍王の白龍池

こちらでお金を洗うと、金運がUPすると言われているので、ぜひ試してみてください。
私は小銭を洗い、お賽銭箱へ投げてみましたが、リバウンドして池に落ちてしまいました。
金運アップは、ちょっと厳しそうです。

白龍池の向かいの「奉安殿(ほうあんでん)」と言う八角のお堂には、源頼朝が奉納した勝運守護の神様・
八臂弁財天(はっぴべんざいてん)と音楽芸能の神様・妙音弁財天(みょうおんべんざいてん)が
お祀りされています。

こちらは、2区間目の「中津宮」へむかうエスカーです。
エスカーを利用しない場合は、こちら右手の写真の石段を上ります。
ヨットハーバーの景色が、とってもキレイです!

私は、「中津宮」へむかう2区間目と山頂付近へ行く3区目のエスカーを利用しました。

 

中津宮

朱塗りが鮮やかな 「中津宮」は、恋愛のパワースポット!

江ノ島の中腹にあり、創建当時より「上之宮」と呼ばれていました。
ご祭神は、市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)です。

853(仁寿3)年、慈覚大師(円仁)により創建されたと伝えられています。
現在の社殿は、1996(平成8)年、元禄改修時の社殿を再現して建てられました。

エスカーの3区目で、山頂付近まで上ります。

江ノ島サムエルコッキング苑の前の広場に到着します。

江ノ島サムエルコッキング苑内の江ノ島シーキャンドルに登れば、江ノ島の絶景が楽しめますが、
人気カフェレストラン『イルキャンティカフェ江ノ島』の上にある展望スペース(無料)からも
富士山と江ノ島の海を眺められます。

また、江ノ島では例年11月下旬~2月下旬まで3ヶ月にかけて長期のイルミネーションが開催されるので、
その時期に合わせて訪問すると、また違った江ノ島を散策できます!

江ノ島を訪れる人の多くは、江ノ島サムエルコッキング苑を目指してくるでしょうが、ここでUターンして
帰路につかないでください! ここからは、もっと楽しい江ノ島散策ルートになります!

まず、御岩屋道通りを「奥津宮」に向かって進みます。

御岩屋道通りは、オシャレなカフェやレトロな雑貨屋さんが点在していて、仲見世通りより人が少なく
ゆったりしているので、とても楽しい散策ができます。

奥津宮

江ノ島神社の中でも1番奥地にある「奥津宮(おくつみや)」には、海を守る神・多紀理比賣命
(たぎりひめのみこと)が祀られています。社殿は1841年に焼失し、翌年1842年に再建されました。

これで、「宗像三女神」全てにお参りしたので、江ノ島神社にお参りしたことになります。

拝殿天井に描かれている「八方睨みの亀」は、どこから見てもこちらを睨んでいるように見えることから
「八方睨みの亀」と呼ばれるようになりました。

龍宮

龍神を祀った「龍宮(わだつのみや)」は、三女神様が奉納された江ノ島神社発祥の地である「岩屋洞窟」
の真上に位置しているので、神社の中でも最強のパワースポットだそうです。
ご祭神は、龍王大神様。ご利益は子宝・安産です。

「太平記」や「足利治乱記」などで、江ノ島神社の龍にまつわる多くの伝説が記されています。

さて、龍宮に参拝したあとは、御岩屋道を「岩屋洞窟」へと向かいます。

急な石段を下りながら、ふと帰り道の心配をしてしまいました。
帰り道は、これを上って帰るんだな~って・・・

天気の良い日には、稚児ヶ淵と江ノ島弁天橋をつなぐ「べんてん丸」という船が出ているので、
急な石段を上らずに帰ることも出来ますが、強風などで波が高いと運休することがあるので、
もしもの場合は、石段を上って帰る覚悟で前に進みましょう!
べんてん丸の運行状況を見る

稚児ヶ淵(ちごがふち)までくると、富士山の見える絶景が広がっています。
夕暮れは、特に美しい景色が期待できるので、是非その時間帯を狙ってきてみてください!

引き続き岩屋洞窟へと進みます。

岩屋

江島神社発祥の地「岩屋(いわや)」。
この岩屋洞窟は、江ノ島の最奥部に位置しており、弘法大師や日蓮が修行をしたり、源頼朝が戦勝祈願や
北条時政が子孫繁栄を祈って参籠した場所です。また、縁切りのパワースポットでもあります!

岩屋については、別のページで紹介しています。
龍神伝説の残る江ノ島神社発祥の地「岩屋」の見学スポット!

基本情報とアクセス

江ノ島神社

所在地:藤沢市江の島2丁目3番8号
受付時間:8:30~17:00
アクセス:小田急線「片瀬江ノ島」駅、江ノ島電鉄「江ノ島」駅、湘南モノレール「湘南江の島」駅
から徒歩約15~23分
江ノ島神社公式ページ

まとめ

江ノ島は以前夏に訪れたことがありますが、今回年明けに訪れて、夏より冬の方が良いと思いました。
冬は強風と寒さは避けられませんが、夏であれば雲隠れしてしまう富士山が今回きれいに見えたことと、
イルミネーションが開催されていたことでした。

江ノ島には、沢山の神社の社殿や洞窟、庭園や展望台など見学スポットがたくさんあり、
すべてを見るのに半日はかかるので、ゆっくり時間をもって訪れてくださいね!
とても楽しいミニ冒険が楽しめます!