世界遺産「トリノ王宮博物館」サヴォイア王家の暮らした華やかな宮殿

Musei Reali,Torinoイタリア

トリノ観光で エジプト博物館国立映画博物館 と並び、見逃せないスポットの一つが王宮博物館です。

サヴォイア王家の王宮群として世界遺産に登録されている「トリノ王宮 (Palazzo Reale di Torino)」は、
16世紀~17世紀にカステッロ広場に面して建設され、サヴォイア家代々の当主が暮らしていたところです。

現在「トリノ王宮博物館(Musei Reali Torino)」として、王宮、王立武器庫、王立図書館、美術館、
古代美術博物館、王立庭園など複数の施設から構成されています。

このページでは、豪華絢爛な王宮博物館のみどころや見学前に知っておくと便利な情報を紹介します。


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王宮の歴史

Musei Reali,Torino

トリノ王立美術館は、最も多様な美術館の複合施設の 1 つで、そのコレクションの価値は、
ヨーロッパの主要な王家の邸宅に劣らない規模です。

王宮の建設は、1584年から1596年にトリノ都市計画を行ったアスカニオ・ヴィトッツィ(Ascanio Vitozzi)によって開始され、その後1658年にカルロ・モレッロ(Caro Morello)により完成しました。

その起源は、サヴォイア公エマヌエーレ・フィリベルトが公国の首都をシャンベリからトリノに移し、
都市の大変革と王朝のコレクションの充実を始めた1563年に遡ります。

その後、何度も改装や改築が行われ、18世紀にほぼ現在の姿になりました。

王宮の裏手には7 ヘクタール(東京ドームの約1.5倍)の庭園が広がり、無料で散策を楽しめます。

この庭園は、1697年アンドレ・ル・ノートル(André Le Notre)によって、パリ郊外にある
ベルサイユ宮殿をイメージして造られたそうです。

シャンデリアで飾られた王宮内は豪華絢爛

Musei Reali,Torino

チャールズ皇太子とダイアナ妃がダンスを踊ったことでも知られるダンスホール。
豪華なシャンデリアがいくつも吊り下がり、眩しいほどの輝きです!

壁にはダンスを楽しむ人々のフレスコ画や、コリント様式の白い柱が何本も建てられ、
その間にはライトが無数に埋め込まれています。

Musei Reali,Torino Musei Reali,Torino

金がふんだんに使われた装飾に眩しいほどのシャンデリア、天井から室内の壁を飾るフレスコ画、
絵画・タペストリー、美術品や調度品などで飾られ、サヴォイア家の芸術への関心の高さがみられます。

Musei Reali,Torino
Musei Reali,Torino Musei Reali,Torino

中世の騎士が並ぶ武器博物館

Musei Reali,Torino

フレスコ画と金で装飾された豪華な武器博物館(Armeria Reale)は、12世紀から18世紀にかけての
サヴォイア王家のコレクションが限りなく展示されています。

通路の両側には鎧兜を被った騎士を乗せた馬がズラリと並び、その間には刀剣・盾など、
中世のヨーロッパで使われていた武器や鎧、馬の剥製などが展示されていて興味深いです。

展示の中には、明治天皇から贈られた甲冑や日本刀も展示されています。

Musei Reali,Torino Musei Reali,Torino

王宮博物館の見学に備えて

Musei Reali,Torino

王宮博物館は、30,000 平方メートル (東京ドームの約0.6個分) の展示スペースがあり、
庭園をあわせて巡ると、約3km の見学コースになります。

所要時間は、最低2時間はみておいた方がいいと思います。
歩くだけでも結構つかれるので、歩きやすい靴で訪問することをお勧めします!

チケットは、王宮博物館の窓口、またはオンラインで購入可能です。

王宮博物館は、Torino+Piemonte City Card  の対象施設なので、シティカードを持っていると
無料で入場することができます。

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基本情報とアクセス

王宮博物館  [Musei Reali Torino]
所在地:Piazza Castello
博物館見学時間:火~日曜日 9:00~19:00 (チケット窓口 9:00~18:00) 休館:月曜
見学料:一般 €15、18~25歳 € 2、18歳以下無料

王宮庭園:8:30~19:00
見学料:無料

王宮博物館公式サイト

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