「伊勢神宮・内宮」知っておきたいお参りの仕方

伊勢神宮・内宮近畿

伊勢神宮と一言で言っても内宮と外宮があり、お伊勢参りの古くからの習わしに従うと、
外宮へお参りしてから内宮をお参りするという参拝にも順序があったんです。

そして、内宮と外宮の両方にお参りしなければ片参りというそうです。

それでは、伊勢神宮に参拝する前に知っておきたいもっと知っておきたいお参りの仕方や順序、
境内の見どころなどを見ていきましょう。

伊勢神宮とは

伊勢神宮には、内宮と外宮があります。
そのほか14の別宮、43の摂社、24の末社、42の所管社があり、それを合わせた125社の総称が伊勢神宮です。

その正式名を「神宮」といい、8万社を超す日本の神社の中心的存在として日本で最も格式の高い神社に
位置付けられています。

内宮について

内宮は皇室の御祖先であり、太陽の神・八百万の神の総氏神でもある天照大御神(あまてらすおおみかみ)を
御祭神として、紀元前4年(垂仁天皇26年)に創建された2000年の歴史を持つ全国の神社の本宗として
崇められている最高の聖地です。

江戸時代までは天皇家の祖先が祀られているということから一般参拝が禁止されていました。

参拝の順序

外宮を参拝してから内宮を参拝する方がよいといわれています。
そして、内宮と外宮の両方にお参りしなければ片参りといって縁起が悪いとも言われています。

なぜ外宮から参拝するのか?

内宮は外宮より500年も歴史が古く、神の頂点に立つ天照大御神(あまてらすおおみかみ)を
お祀りしているので、通常は内宮からと思いますが、 神宮の祭典が外宮から行われる為、
外宮から内宮への順にお参りするのが習わしになっているそうです。

つまり豊受大御神(とようけのおおかみ)は、天照大御神の御饌都神なので、
内宮の祭儀に先だって御饌都神にお食事を奉るというこの祭典の順序にならい、
参拝も外宮から内宮の順にお参りする習わしとなったようです。

宇治橋を渡り神域へ

伊勢神宮・内宮

内宮は外宮と反対の右側通行です

20年ごとに架け替えられる宇治橋は、俗界と聖界の境にある橋とされ、この橋を渡ると神宮の神苑に
入ります。

どの神社にも共通しますが、参道の真ん中は歩いてはいけないことになっています。
なぜかというと真ん中は、神様が通る場所だからです。

というわけで、橋の上や境内でも参道の右側を歩くようにしましょう。

五十鈴川で清める

伊勢神宮・内宮

「宇治橋」を渡ると、右手に五十鈴川の御手洗場があります。
川や海の中に入って禊ぎをして心身を清めた行事を簡略させたものです。

透き通っていてひんやりとした清流で身心を清めたあとは正宮の皇大神宮へお参りです。

伊勢神宮・内宮

秋は紅葉がとてもきれいに色づいています。
緑の御神域に華やかさが加わり、うっとりと見とれてしまいます。

正宮・皇大神宮へお参りする

伊勢神宮・内宮

神宮でのお参りの作法はスタンダードな二拝二拍手一拝

正宮には日本の神様で最も尊い天照大御神が鎮座しています。

三種の神器のひとつ「八咫鏡(やたのかがみ)」を御神体とし、
御幌(みとばり)の奥先の正殿にお祀りされています。

注意‼ 伊勢神宮の正宮で個人的なお願いをしてはいけないといいます。

正宮は神様に感謝し国家安寧や世界平和(公の願い事)といったことを願う場所なのだそうです。

それでは、いったいどこで自分のお願いをすればよいのでしょうか?
内宮では「荒祭宮( あらまつりのみや )」が個人的な願い事を聞き入れてくれる宮となっています。

玉砂利の参道神苑を荒祭宮へと向かいます 

伊勢神宮・内宮

正宮から荒祭宮(あらまつりのみや)へ行く途中には、御稲御倉(みしねのみくら)、
外幣殿(げへいでん)が並びます。

御稲御倉

伊勢神宮・内宮

御稲御倉は、神宮神田で収穫した神様にお供えするお米が入っている貯蔵庫で、倉の守護神・御稲御倉神が
お祀りされています。

外幣殿

伊勢神宮・内宮

外幣殿は奉納された御神宝類を納める場所です。

両方とも正宮と同じ「唯一神明造」という建築様式で、日本建築のうち最も古い様式です。
神明造は弥生時代の高床式穀倉から発展した様式で、大切な穀物を納める倉庫に、
ご神宝を納めるようになり現在のかたちになったといいます。

荒祭宮でお願いをする

伊勢神宮・内宮

荒祭宮( あらまつりのみや )は正宮に次ぐ大きさで、別宮の中では第一別宮として最も重要とされており、
天照大御神の荒御魂を祀りしています。

こちらで、正宮で出来なかった個人的なお願いをしましょう。

伊勢神宮・内宮

このあと参道を横切ると、島路川の向こうには鎌倉時代の元寇(げんこう)時に神風を吹かせて日本を守った
という、風の神様を祀る「風日祈宮」があります。

内宮の御朱印

伊勢神宮・内宮

神楽殿で御朱印をいただきます。
公式ページには書置きが用意されていると拝見しましたが、御朱印長に書いていただきました。

とてもシンプルな御朱印です。

内宮へのアクセス

場所:伊勢市宇治館町1
参拝時間:5時~17時(1月~4月)、~18時(9月)、~19時(5月~8月)

[電車] JR・近鉄伊勢市駅より外宮内宮循環バスで内宮前降車、所要時間20分
[車] 伊勢道伊勢西ICより7分
伊勢神宮に駐車場はありますが、すぐに満車になります。
詳しい情報は:伊勢神宮公式サイト

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まとめ

11時前後という時間帯もあるのでしょうが、外宮よりかなり混んでいました。
内宮はもちろんのこと周辺のおはらい町やおかげ横丁も人があふれていましたし、駐車場も内宮周辺の
4つの駐車場は満車で入れなかったので、おかげ横丁に近い神宮会館の横の駐車場に入れました。

境内では、樹齢300年以上を過ぎる立派な御神木からのパワーを受け取り、正宮、別宮、摂社など
日本最古の建築様式である「神明造」をまじかで見れるということも見学ポイントになります。

 

 

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